「まだ帰らないで」エゴイスト りかさんの映画レビュー(感想・評価)
まだ帰らないで
同性愛者が暮らしにくい田舎を出て東京に。
自分と同じ仲間といきいき過ごす浩輔。
若くて美しい龍太と知り合いお互いに
好きになりつきあっていくが、
龍太の家庭事情や私生活を慮ると共に
自身の気持ちを優先したいが為に、
ある提案をする。
二人でやれるところまでやってみよう、
お母さんの為に。
車を龍太名義で買って言う。
休みに二人で海に行く約束をしたが。
龍太一人働いている時の映像から予感できた。
けして本来の意味のエゴイストではない。
相手やその事情も鑑みてその上で自分の思いを
のせている。
相手も喜んでいたのだから。
この世界地獄だけじゃなかったんだ、と言う
龍太の言葉。
一人残された龍太の母に自分の母を重ねて
龍太の分も親孝行しようとするが、
辛い運命が。
だけどものともせずに前向きに進む浩輔。
母を愛する人を想い今日も明るく生きる浩輔。
苦しみをも乗り越えながら日々真面目に生きる
人間の姿を描いた作品で、
いなくなった龍太の分も母も浩輔もひたすら
生きていこうとする姿に共感。
龍太にあげたブルゾンを窮屈そうに着ている
浩輔、龍太の温もりを常に纏っている。
本当に、ラストはお母さんと息子になっていましたね・・
セリフがなくても素晴らしい役者さんたちの表情や体の動きで、こちらに伝わるものがたくさんあった映画でした。邦画の良さです。
まだ胸がいっぱいの きりんです。
コメントありがとうございました😊
そうですよね。
同性婚を認めれば龍太も安心して扶養家族として健康保険も
使えて、遠慮なく生活を支えてもらうことが出来ましたよね。
G7の国で日本だけらしいですよ。
政治家たちに頑張ってほしいですね。
「母のない子」
その通りですね。すごく短い原作を読みましたが、
後半は殆ど阿川佐和子演じる母親との物語りでしたね。
優しすぎるほど優しい浩輔。
龍太との日々の後悔が自分を責めてエゴイスト、そう言ってるのかも知れませんね。
レビュー書かれたんですね。
素敵な愛のこもったレビュー‼️
前に「今、観てます」とお聞きしてから、
だいぶん時間が・・・。
塾考されてるんですね。
鈴木亮平さんの手の動きや頬への添え方・・・
女性的でゲイの仕草がうまいですね。