劇場公開日 2022年9月3日

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「罪を犯した人は希望を持ってはいけないのか」消えない虹 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0罪を犯した人は希望を持ってはいけないのか

2023年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

新聞記者の月野木薫は13歳の時に友人に妹を殺されてしまった。今は結婚式を間近に控え幸せな日々に期待を抱いているが、そんなある日、中学校の屋上から女子生徒が転落死する事件が発生した。女子生徒を転落させた加害者の少女は、月野木が日頃から面倒を見ている友人・岡田の娘だった。そして、被害者の少女の両親の会社で働き、家族同様の付き合いをしてた香川晃は、別の名前があり、月野木の妹を殺した元加害少年だった。この事件をきっかけに、月野木と香川は26年ぶりに再会することになり・・・という2つの事件が絡み合った話。

もちろん、被害を受けた方は加害者を一生許さないだろうし、いくら謝罪されても、死んだ子は生き返らない。それはわかった上で、加害者は将来への希望を持ってはいけないのか、という点がポイントなんだろうと思う。
本当に被害者を憎んで殺してしまったのか、どうもそうじゃなさそうな突発的な殺人?っぽいところがポイントなんだとも思う。
なかなか考えさせられた作品だった。
茜役の矢崎希菜は可愛くて聡明な感じの女優だった。20歳くらいで13歳のの中学生役が出来るのも凄かった。今後に期待したい。

りあの