ディープ・インパクト2022のレビュー・感想・評価
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詐欺もどき
名作に勝手便乗した邦題は配給会社の詐欺もどき、原題はMeteor(隕石)、冒頭に隕石落下の様はでてくるが映画はその危機から10年後のお話。かろうじて全滅は免れたようだが残った人類は略奪や殺し合い、挙句に人肉まで食料とは徹底したディストピア、そんな中、老牧場主のもとに悪党どもから逃げてきた少女が迷い込む、難色を示す老人だが仕方なく少女を逃がそうとして戦うが・・・。要は悪党どもから逃げることができるかのホラー映画でした。
核戦争後のディストピアを描いたマッドマックス、文明が衰退すれば暴力支配の昔に逆戻りという世界観は似たようなティストだが本作は低予算なのでスケールも小さくプロットも安手の西部劇のようなチープさなので映画として比べるべくもありません。
胡散臭さ
隕石の衝突によって再現されたノアの方舟物語の大洪水から10年。人里離れ独り静かに暮らすとある老父は、毎日悪夢で目を覚ましては、墓参りに始まる家の周囲のパトロールに終始する日々を送っていた。
訳アリの妻の死と大災害とのダブルのショックから人生に無気力になっているが、パトロールでは銃をがっつり携帯しており何とか生にしがみついてる様が伺える。
しかしある日、緊張の糸が切れてしまった彼は自殺を決意。一発の銃弾をオートマチック拳銃に込め引き金を引くのだが、銃弾が彼の脳天を目掛け発射されることはなかった。
彼は天に向け祈りを捧げ自らの使命を模索し始めようとした矢先、何かから逃げている少女ハンナと出会うのだった...
人生に絶望していたが神から赦しと使命を与えられたことで再起しようとする孤独な老父と、甘い言葉に惑わされ騙されたことでいや人間を信じたことでその人間に絶望してしまい心を閉ざしてしまった少女とのドラマを見つめる。
人間を信じ絶望し、また人間を信じ希望を見出した少女は、ラストにひょっこりと現れた彼女が危険な時に何もせずただ見ていたという約束の地から派遣されて来たという男の如何にも胡散臭い勧誘を、救いを自称し差し伸べられた手をどのように受け止めることができるのだろうか。
世界に人間に分断が生じている今こそ信じましょう! 信じるべきなのです!!
信仰こそが人を救うのです・・・(ニヤリ)
「ザ・リディーマー」(2014)...「ネイバーズ」(2016)...「エンディング・ワールド」(2017)...「ブロークン・ダークネス」(2017)...「サバイバー2024」(2021)...
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