劇場公開日 2023年1月27日

「アマプラで視聴しました。めちゃくちゃ宣伝しているので、信長メインの...」レジェンド&バタフライ toさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5アマプラで視聴しました。めちゃくちゃ宣伝しているので、信長メインの...

2023年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アマプラで視聴しました。めちゃくちゃ宣伝しているので、信長メインの映画とか久々だからすごい楽しみにしていました。

残念ながら自分好みの作品ではなかったです。あくまで個人の感想にすぎませんが・・・

<信長と濃姫の恋愛>
この二人の恋愛を軸にした漫画も小説もラノベは結構読んでいます。
今回楽しみにしていましたが、今作の描き方があまりにも・・・信長と濃姫でやる意味がない。

<信長と濃姫の関係を描くのにその道三の存在が空気すぎ>
①斎藤道三の信長が噂通りのうつけなら殺せと小刀を持たせて嫁がせる→信長に嫁いだ濃姫は道三に小刀を返すという話も取り入れながらの道三と信長の会談も取り入れればよかったのに。
②道三が討ち死にした戦で、他国で傍観して義龍が勝ったら義龍と交流を持ち始める元道三の同盟者もいる中の信長があえて援軍を出して義龍と対立したというエピソードもスルー。義龍と対立する結果になった為家内で信長の当主としての在り方に不安視する声があがる。

それなのに終盤の濃姫が病で弱ってしまったオリジナル展開にはしっかりと力を入れる。
最低でも②はもう少し重点入れなよ。

<信長の小物感、濃姫の才色兼備さの強調具合>
信長は残念な田舎高校でおらついているヤンキーみたいな描き方はうけている人もいるので別のいいのかなと思います。濃姫の方が優れているというのもまだありかなと思います。
ただ、桶狭間は濃姫のおかげでしたという展開はうんざりしました。
信長の史実上の良い面は濃姫のプロデュース、それなのに信長の残虐な面は信長のせい、濃姫は辛くなって離れていきました。というのも残念です。

<タイトルの意味>
私が気づかなかっただけでしょうか。タイトル回収はありましたか。
レジェンド→英雄織田信長、バタフライ→濃姫(帰蝶説あり)が元だろうと思います。
ただ濃姫の帰蝶と呼ばれる場面、そんなにない。
蝶々が戦場跡を馬で移動する信長の肩にかかったくらいしかなかったと思います。
私が気づかなかっただけで、序盤に輿から降りた濃姫の元に蝶々がひらひら飛んでいた場面でもあったのでしょうか。
終盤のキーアイテムになるものも蛙の置物ですし。
バタフライをタイトルにいれながらも肝心のバタフライが目立たない。
タイトルがダサいという意見もあるでしょう。別に私はそのタイトルでもいいと思っています。
でも、そのタイトルにしたならそれだけの印象つけをしてほしかった。
バタフライ感の空気っぷり。「信長と濃姫」で十分でしょう。

to