「魔王と胡蝶」レジェンド&バタフライ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
魔王と胡蝶
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話題の歴史大作が早くもアマゾン・サブスクに登場、これはもう観るしかないでしょう。
信長は映画やテレビでも数多く描かれているが正室の濃姫については余り知られていないので興味深い、史実は闇の中だが、蝮の道三の娘なら、さもあらんかという着想は面白い。
何を演じてもキムタクと言われるアイドルイメージが勝る木村拓哉さんだが流石に大人になりました、綾瀬はるかさんはアクション女優としても名を馳せているし、相変わらず才色兼備、キムタクを助けて大熱演でした。
信長は確かに戦国の雄、レジェンドです、他にも幼名の吉法師、うつけ、第六天魔王、赤鬼などの異名を持っています。バタフライの濃姫は江戸時代の歴史書では本名、胡蝶と書かれていたことからでしょう。
まるでタイタニックの名シーンの再現のようなワンシーンが終盤にありましたね、なんでタイトルが横文字なのかといぶかったが映画を観て納得できました。所詮、映画なんだから、あのままThe Endでも良かったと思いますが流石に史実を曲げるのは製作陣にもためらいがあったのでしょう。
何と言っても時代劇を創らせたら東映は本家本元、70周年ということもあり20億円の巨費を投じての大作だから大河ドラマで手抜きになりがちな合戦シーンも十二分、時代考証も、時代考証学会々長の大石学氏だから信憑性は高いと思われるが歴史ロマンというか架空のラブ・ファンタジーに思い切り寄せているところが映画の醍醐味でもあるでしょう。
2時間半越えの長丁場でしたが、壮大な歴史絵巻ならではでしょう、面白かった・・。
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