「ガッカリした」劇場版モノノ怪 唐傘 はるさんの映画レビュー(感想・評価)
ガッカリした
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TVアニメ版のモノノ怪はまさに和ホラーといった感じで間の使い方、動と静のメリハリで魅せる作品でしたが、これは別物です。ひたすらうるさいだけの画面、音響、過剰演出で途中で飽きてしまいました。
ストーリーも薄っぺらいです。人の情念がモノノ怪と化していたTVアニメ版に対して、これは職場で鬱病になって自殺した人間が八つ当たりで無関係な人間を虐殺するだけ。唐傘の理に一切共感できる部分がありません。
最悪なのはカメという不快なクズキャラがメインを張っている点です。終始嫌な気分になります。アサが出会って3日のカメに唐傘に取り憑かれるほどの執着を持っていたという展開も無理がありすぎて白けます。本筋と関係ない余計なキャラのシーンもかなり入っていたりして尺を持て余している感じだったのだから、もっと時間の経過を描いて2人の関係性を深める描写が出来たのでは?と思います。
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