劇場公開日 2022年10月8日

「不運ではあるが不幸ではない」オレの記念日 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5不運ではあるが不幸ではない

2022年10月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

1967年8月に茨城県利根町布川で発生した強盗殺人事件(布川事件)の冤罪で無期懲役判決を受け、20歳から29年間、獄中生活をした桜井昌春さんは、その後、2011年に無罪判決、21年に国家賠償裁判で完全勝利を収めた。19年、ガンのステージ4で余命1年の宣告を受けたが、2年以上経つ現在も精力的に全国を周り冤罪支援と講演を続けている。桜井さんは獄中時代から両親や自分へ向けて多くの詩を書いていて、逮捕された日も「記念日」と呼ぶなど、困難を明るく乗り越えてきた。そんな彼のドキュメンタリー作品

12年間にわたって桜井さんを取材し、不運を強さと優しさで前向きに生きる姿に凄い人だなぁ、と思った。
警察と検察が間違っていたのなら、謝罪をすべきで、国家賠償裁判で国が負けても全く謝罪しないというのはどういう事なんだろう?
この世の中、隣の赤い国ほどじゃ無いかもしれないが、理不尽なことが多いので、彼の言っていた、不運ではあるが不幸ではない、という前向きな考え方は見習いたいと思った。

りあの