「とりあえずビラ配り」消せない記憶 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
とりあえずビラ配り
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路上パフォーマンスで知り合ったミュージシャン志望の女性と記憶が低下していく舞台俳優の恋愛物語。
花屋でバイトし毎週水曜公園で弾き語る優衣と、通行人相手に演技パフォーマンスをしていた潤一がバッティングし一悶着、そして後日路上で倒れている潤一に優衣が遭遇し…というストーリーだけど、仲裁のシーンは無しという潔さなのに仲が深まっていく様子は結構丁寧にみせていて、恋愛映画が苦手な自分には少々冗長気味。そもそもその関係性で毎日お花お届けは明らかにロックオンしかあり得ないしね…。
記憶の低下が始まってみたら、あらすじ紹介にはなんだかミステリアスに書かれているけれど、若年性認知症ですか。そう謳えば良いのに。
そして記憶代理人が仰々しく登場したと思ったら、まさかのファンタジー?
まあありがちな話しだしそれでも構わないけれど、手紙とかメッセージとか映像とかを届けるだけじゃダメだったのか?ファンタジーにする意義が感じられず。
ラストもかなり中途半端だったし。
そんな感じで構成の部分では雑というか荒いというか、そういうところも多々みられたけど、悲しく温かい物語でお話し自体はとても良かった。
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