「アルデンテ」野獣死すべし(1980/ルチオ・フルチ監督) Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
アルデンテ
「真面目」なナポリのギャングに悪徳ギャングが覇権争いを仕掛けてくる話。
タバコの密輸を主とするギャング達の取引きが財務警察にバレていて、裏切り者を探しているうちに主人公の兄貴が襲われて巻き起こるストーリー。
馬に呼び出して車停めての乱射にお薬絡みの勢力に、と何だか凄いところ意識して作ってますか?
内通者が誰かなんて登場した時に読めちゃうし、チョロチョロ出て来た良くわからない御人がそりゃあネェというコテコテなつくり。
そんな感じで内容的には所謂オーソドックスなギャング映画だけど次々に人が死んでいく展開で、つくり自体は結構粗いのに、血肉の飛び散り方とか焼け方とかだけ妙に生々しくて、そういうのが苦手な人は観られなそうというw
警察が買収されている感じがあったのにそこについて触れられていなかったのがちょっと物足りなかったし、自らですか?というおかしさもあったけれど、「〇〇」と呼ばれる人達の格の違いと存在意義は痺れた。
ホラー秘宝を冠しての上映で、確かに映像にゴア味はあるけれど全然ホラーじゃないっていう…今年は新作もないし、大丈夫かホラー秘宝!?
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aki007さんのコメント
2022年8月16日
Bacchus師匠殿、コメントありがとうございます。今年の【ホラー秘宝】は、キネカ大森で鑑賞出来るので期待していたのですが、2本目に『ビヨンド 《4Kレストア版上映》』を鑑賞して、意気消沈しております。