ザ・メニューのレビュー・感想・評価
全98件中、1~20件目を表示
意識高いシェフが意識高い「系」クソ客の意識を他界へ送る
お料理美味しそう、からのギャアア!を行ったり来たりするのが忙しい(褒め言葉)映画。最初から悪いことが起こる予感しかしないのに、章立て代わりのメニュー紹介が進むと、次の趣向を見たくなってしまう。
不穏なレイフ•ファインズがとてもいい。因縁の客たちと母親の計12人を招いた破滅的な最後の晩餐に部下たちが付き従う、信仰に近い彼のカリスマ性に説得力をもたらしていた。
スローヴィクは、招いた客それぞれに恨み(料理の真価が分からないのに不遜な態度を取られたり貶めるような記事を書かれたりしたのかも知れない)があって凝った復讐をしたのは分かるが、何故自らもスタッフまで巻き込んで死を選んだのだろう。
あれだけの人数のセレブリティを殺せば隠しおおせるはずがなく、逮捕されることでシェフを続けられなくなるという現実的な事情は当然ある。
ただ、彼から溢れるシェフとしての矜持を見ていると、完璧な芸術と自負する自らの料理を理解出来る、腕を振るう甲斐のある顧客がこの世に存在しないという絶望が大きかったのではないかと思えてくる。
予約の取れない高級店で食べたというステータス目的の成金セレブ、シェフの出世もレビュー次第と考える不遜な評論家、食べたものを分かってない覚えてない客……あー実際いそう、こういう人たち。とか言ってる私も多分あの場で指ツメられそうな味覚レベルですが(汗)。
タイラーは口先だけの美食家だが、スローヴィクに盲目的に心酔していて、自分を含め全員が死ぬディナーと分かってもそれもまた芸術と理解を示した(私は全く理解出来ないが)から呼ばれた、ということだろうか。
だが結局は、自分では何も作り出せないことがバレて(というより最初から見透かされていた?)、他の客と同じ侮蔑の対象として死ぬことになった。
スタッフが死んでも他の客の指が飛んでも意に介さずモグモグしている彼を見て、不気味な反面ちょっと笑ってしまった。
最後の人間焼きマシュマロも、恐ろしいのにどこか隠し味のようなコミカルさがあった。
マーゴはシェフの部屋で気づいた彼の経歴を踏まえたオーダーをした。その態度は、あの場の他の客と違いあくまでフェアだった。だから助かったのだろう。
金さえ払えばお客様は神様だ、どう食べようが客の勝手だ、ではなく、芸術家や職人が技を尽くすことに対して客側も真摯であれ、対等であれということか。
ネットお勧めのお店に行って、評判通り美味しいねと、食事が情報確認の作業に陥ること。素人評論家がネットに跋扈し、言いがかりすれすれの辛口批評が時にバズってしまうこと。本作は現実のそんな風潮に対しても、創造する苦しみと厳しさを負う視点から辛辣なカウンターパンチを浴びせているように見えた。
私は、食べるのではなく味わうということをしているだろうか?とりあえず、本格ハンバーガーを味わってみたくなった。
説得力はさておき、ギミックと勢いだけでもかなり面白い。
劇中のレストランの客たちと同様に、とにかく何が起きてるのかが把握できないまま事態がどんどん進んでいく。意外性で興味や集中力を繋いでいくやり方は過去にもたくさん試みられてきたと思うが、有無を言わさず珍事に巻き込んでいくやり口に頭が下がる。
しかし真意が途中で明かされてしまうと、あまりにも込み入った計画に値するほどのターゲットたちだろうか?という疑問は湧いてくる。ギミックだけで十分に面白いが、作品としてもうちょっとやれるだろうと思ってしまうのは、説得力よりもオモシロが勝ってしまっているせいかも知れない。
とはいえこの映画のオモシロさは否定のしようがなく、クライマックスでアニャ・テイラー・ジョイが繰り出す渾身のトンチや、すっかりカルトに取り込まれてしまったみなさんがチョコレートの帽子を被ってるビジュアルの強烈な可愛らしさなどなど、「よくぞ思いついてくれた!」と拍手したいアイデアの宝庫でした。
アート色濃厚なお料理映画
今夜(2025/02/15)観ました。
アニャ・テイラー=ジョイ主演の作品は『ラストナイトインソーホー』以来の視聴だと思いますが、本作は不思議な世界観ではありますが、展開が気になって気づいたらかなりのめり込んで観てしまいました。
ボートでしか行かれない離れ小島にある、客を選ぶ高級レストランに招かれた面々は、店側から最上級のもてなしを受ける筈だったのに、とても酷い目に遭うというお約束の展開です(笑)『グラスオニオン』とか『レディオアノット』とか『』みたいなにおいのする残酷だけどどこか安心して笑って観られる“怖い映画”です。
料理の紹介などの演出は、斬新でかなりお気に入りです🤩
何とも気持ち悪い雰囲気で物騒な、レストランですが、あまりにも不可思議でリアリティが乏しく、ファンタジーとしてしか見られません。
ユニークで変な作品です。一度ご覧になってはいかがでしょう🖐️
行き過ぎたグルメブームへの…
グロくて強烈なアンチテーゼ。いるいる、こういう成金主義、グルメ批評家と腰巾着の出版社、一昔前の俳優、写真パシャ男。客の逃げられ無いという諦めが早く、中盤、ちょっと間延びし、恐怖感が薄れた。
自分の味覚
面白かったです。ホラーというよりブラックコメディ。
この映画を観てて、ひろゆき氏の言葉を思い出しました。
「世界で一番美味しい食べ物は、◯クド△ルドのハンバーガー、という話」
(世界中の人が一番多く買ってる食べ物)
(如何に人は、他人の評価やCMに味覚をコントロールされちゃうか)
なんて事を思ってたら、終盤に出てくる、この映画で唯一美味しそうなビジュアルの、チーズバーガー!!
…今からチーズバーガー買いに行ってきます。
◯クド△ルドに!(笑)
自戒する美食家
作りはしっかりしてるけど意図がわからん。
何だこれは?
富裕層への当てつけなのか?
贅の限りを尽くし「食」を貪る傲慢な人々への中傷なのだろうか?食糧難に苦しむ国は多いが、その一方では食事を芸術と宣う人々もいる。
その彼らが満足する1食を提供する為には、莫大なコストと無駄が発生する。利己的な行為の最たるものでもあるというのだろうか?よく分からない。
どうやら招待客は事前に死を通達されてはいるみたいで、それを承知の上で参加もしているみたいだ。なのだが男性は逃げ出して女性は食卓を囲む。最後の晩餐に疑問はないようにも思う。
男性達は結局は捕まるのだけれど。
コレを企てた料理長も最後には自殺する。客達はそれに巻き込まれて死ぬ。なぜ抵抗しないのか?同調圧力でも洗脳でもないように思う。客達が何故にシェフと共に死を選択したのかが良く分からない。
逃げ出す事も闘う事もしない。
諦めているわけでもない。
抵抗感を隠そうともせず泣き喚いて死んでいく。
無力だ。ただただ無力だから死ぬ。
…この描写が語るものが核心なのだろうか?
それとも、その芸術を作り上げる為に殺され、搾取される命への懺悔なのか。
地球上に君臨し、限りある資源を無尽蔵に食らい尽くす人類への戒めなのだろうか?
チーズバーガーを食べたヒロインは助かる。
ああだこうだとウンチクを語りながら、食事本来の目的である栄養摂取以外を求める輩は、軒並み死ぬ。美食家達に天才と持て囃され、積極的に他の命を殺害していたシェフの自殺に巻き込まれる。
やっぱこっちが主題なんだろうか?
コースの途中で評論家ではないにしろ、やたら料理に詳しい素人が料理を作らされる。衆人環視の元で料理するんだけれど、アレは料理人達が置かれている状況の比喩にもみえる。
勿論、美味いわけがない。口は立つけど腕は立たないから当たり前だ。で、彼は自殺する。
シェフから何を耳打ちされたかはわからないけれど、たかだか料理の出来で命を断つ。
…等価交換だとでもいいたいのかしら?それとも本来の目的を逸脱してるものにも関わらず死に追い込まれる事の愚かさなのだろうか?
食事は美味いに越した事はないが、美味すぎるものは要らないと思ってる。
なぜなら、どんな高価なものを食べてもまた腹が減るからだ。1000円の定食を食べようが、5万円のコースを食べようが6時間も経てば腹が減る。
空腹を満たして命を維持する。その為のコストは大枚をはたかなくても可能ではある。
そんな事を考えてるから、この作品の意図を理解出来ずにいるのだろうか?
まぁ、そんな事言ったら映画なぞ無くても生きてはいけるだろうって話にもなるんだけどさ。
冒頭から流れる不穏な空気感は良かったなぁ。
ミステリー?
早くもレストランに到着し、すぐさま料理が始まる
展開が早く、頭の中では予想がはじまる
予想していたものより少し膨らまず残念な部分はあるが
最後まで続きがきになる
主人公?の女性が勘が鋭く目線がいつも伏線を呼ぶ
最後の目はなんだったんだろう
もしかしたらこうなること、わかってたのかな?
メニュー表で口を拭く
メニュー一品一品に意味があるはずだが全部は深く明かされずもっと深く欲しかった気もした
しかしこれくらいが
気になって気になって印象に残る映画かもしれない
料理長の演技が良かった
ツッコミ所は無数にある映画で、主人公がテイクアウトで事なきを得たんだから、皆それに倣えよって思った。
主人公の言い分を聞くのかよって感じだし。
結局あの店の人間は皆狂ってたんだろうか。
ありそうで今までに無かった映画。
最後のチーズバーガーがめちゃくちゃ美味そうだった。
食事と芸術
高級レストランで食事をして芸術になる話
付き添いで雇われたマーゴはチーズバーガーを頼みシェフから持ち帰りを許され脱出できるが他のスタッフや来客者達は作品となり炎で清められるEND
富豪層と表示させられる側をテーマとした作品。本来の食に対する純粋さは喪われ芸術作品となり満足できないものであると風刺している。
パンは庶民の食べ物なのでチーズバーガーを食べたマーゴは生き残れた。タイラーの存在は謎だが裏切り者のユダがモチーフかもしれない。シェフが子どもの頃、父親を止められず母親はすでに死んだ存在で実は全員が死んでるとも考えたが多分違う。母親、盲目的なスタッフ達、死に抗わない客達が謎だが作中の情報では判断できない。
笑ってはいけない孤島レストラン24時
★ 長文レビュー失礼 ★
ツッコミ所が多すぎて、シュール系コメディみたい。ただコメディとするにはシリアスに寄り過ぎているし、かと言って真面目な?ホラーやミステリーと言うには、演出、伏線、人物描写などなど、色々と足りないものが多く、どっちつかずで中途半端。
気難しそうなシェフやスタッフの様子が段々とおかしくなって行くシチュエーションは今後の不穏な展開を期待させるが、様子がおかしくなるのが早過ぎて、起こっている事の虚実を疑う暇が無い。もっと料理に各人の罪を思い出させるような意匠が込められていて、それに気づくのは罪を知る本人だけ、と言ったじわじわとした恐怖演出とかを期待していたのに残念。
また、何であのシェフに他の従業員が狂信者のように従っているのかとか、招待客たちの選別基準は何か等、招待客とシェフたちの関係性や背景事情がほとんど語られないので、こんな事をする動機がはっきりしない。グルメ気取りの評論家とか不正会計?してる出資者を恨むのは百歩譲って分かるとしても殺すほどの事か?映画の俳優に至っては完全にいちゃもんレベルで、監督を恨まずに俳優を恨むのも「顔がムカツクから」くらいの理由(笑)。シェフの母親も意味ありげな割りには何のためにいるのか不明。
しかしそんな客の中でも最も存在理由が分からなかったのが、主人公的な立ち位置だったはずのタイラー。このシェフに心酔している事が窺えるが、客の指が切り落とされたり、人が拳銃自殺するような異常事態なのに、とにかく料理を食う事が最優先になっている様は狂気的でなかなか良いキャラだったのに、シェフに何か囁かれて素直に自殺して退場(笑)。何だったんだ。
そもそもあんな理不尽な目に遭わなければならないような客は一人もいないはずなのに、客たちがほとんど何の抵抗もせずに言いなりになってるのも意味不明(笑)。人数的にはやや不利でも、包丁など武器になるモノがたくさんあるのに、最後の最後まで無抵抗なのは何なの?人質を取られているから逆らえない、みたいな状況でもないし。最終的に全員を巻き込んで集団自殺するような理由が何も分からないので料理がテーマなのに消化不良感が凄い。
主人公の女も最後は「食べきれないからチーズバーガーを持ち帰らせろ」と言う、一休さん並みのトンチで脱出成功(笑)。いや、そんな事で逃がして良いのかよ。まさかと思ったけど、本当にそのまま無事逃げおおせて終了。ラストの爆発オチまで「笑ってはいけない」感があって最後に笑ってしまった。タイキック~。
さぁ調理の時間だ!
・めちゃくちゃ高い料金を支払い、孤島に連れられ、有名シェフのフルコースをいただくという作品。
・島に入る前に出席を取った際、彼氏?(タイラー)が別の女を連れてくるつもりだったことが発覚。しかし気にしないと言う主人公(マーゴ)
・「料理を撮影するな」と言われても撮影して、それがバレて「嫌われたかな…」ってタイラーさぁ…。
・副料理長が死んだ後も、客の一人の指が切られても一切動じず食事するタイラーのメンタル凄すぎないか?
・股間を刺されても動揺しないシェフ(ジュリアン)強いなw副料理長に数度迫って断られても副料理長を解雇せず、最後に股間を刺されて「すまなかった」はなんというか…。
・女性陣だけレストランに戻ることになった際の、アシスタントが俳優の上着を放り捨てるの良いねぇ。俳優がアシスタントを見捨てる際にかけた上着なんていらないよね。
・タイラーが強制的に参加させられた逃走後(そもそもタイラーは逃げる気がなかった)、レストランに帰ってきて開口一番「(料理は)何が出た?僕が貰う」って食べるのもうやばすぎで…。
・「壮大なメニューが食べられます。最後には死にます」って言われてて、本命の子に断られて、「一人じゃ参加できない」って言われたからマーゴ誘うタイラー凄いわ色んな意味で。ジュリアンが「八か月やり取りしてこの世界を見せた」って言ってたけど、そのやりとりで洗脳というか、ジュリアン側に立っちゃったのかなぁ。
・タイラーがはやし立てられて料理するシーン、共感性羞恥を煽られますね…。
・タイラーが「できた」って言った後見せられた肉が生焼けで、おいおいってなっていたけど、名付けられた料理名が『タイラーの駄作』。生焼けの羊肉ってなっていて、やっぱりな!とちょっと笑う。
・ジュリアンに囁かれて涙目、呆然、頷き、「はいシェフ」と一言言い、シャツを緩めてどこかへ行くタイラー。自殺していました…やっぱりな。何を言われたんだろうね、タイラーは。
・タイラーが立ち去りジュリアンに「これで君も自由だ」と言われ、涙を一筋流すマーゴ(まだ自殺していることは知らない)。
・ジュリアンさん、大学を学費ローンで通わなかった女優に対して「死んでもらう」は何で!?苦労していない、ってこと?
・縺れた後給仕が死んで「きゃー!」となるもすぐに鍵を奪ってシェフの家に入るマーゴ強くない?
・助けに来てくれた人が実はレストラン側で、「助かった…!」と歓喜からの落差がいいですね。
・フルコースで出てきたどの料理よりも美味しそうなチーズバーガー。を、嬉しそうに作るジュリアン、いいね。自分で給仕するし。ちゃんと味わって食べきれなくて、「お持ち帰りしていい?」というマーゴ。無事に脱出成功でやったね。ジュリアン的には、そもそもマーゴは計画にいない・ジュリアンの美学に反していない・フルコースで満足できなかったマーゴがチーズバーガーで満足してくれた、っていう辺りで退店させたのかな。
・マーゴが退店する際にレストランを見渡したとき、売春相手の妻が手で「行きなさい」ってするのいいね。
・お土産にヴェリクの指はいらんわwwww
・残りの客たちはスモアになるときに逃げられず…というか逃げる気も見せず。まぁあの雰囲気はもう「はいシェフ」と言うしかないよなぁ。
・何とか逃げたマーゴが、チーズバーガーを食べつつ孤島が燃えるのを発見。その後現れる『スモア』の文字と、食材名。客スタッフシェフって言うな!
いやーヒリヒリして楽しめた映画だった!
結局招かれた客がしたこと、ってこういう感じなのかな。
・レストランのオーナー一味:会計的な部分で悪いことをしていた
・俳優:ジュリアンが休日に観た映画で、希望も何もない演技をしていた
・アシスタント:学費ローンを使わずに大学を出た
・マーゴの売春相手と妻:11回レストランに来たのにメニューを覚えていない
・タイラー:ジュリアンの期待に応えられなかった?
・料理評論家:ジュリアン以外のキャリアを潰した
・雑誌編集者:同上
最後、マーゴが退店できたのって、ジュリアンに料理をする楽しさを思い出させることに成功したからかな?
招かれた客たちの最期は想像するとキツイものがあるけど、俯瞰で見る料理皿(というかレストランフロア)は綺麗だった。客にチョコ帽子を被せるシーンで「おー」ってなった。
個人的には割と良い映画だった。
最初のホタテ料理で「えこれどこ食べるの?」ってなったのと、女性陣だけ食べた料理に「これ男のアレか?」ってなったので私には高級フルコースは無理そう。
しかしマーゴ役の人、どこかで見た顔だと思ったけど出演作に私が観た映画ないんだよなぁ…似た顔の人がいるのかな?
全員…さいごの晩餐?
…怖~い話だとは知らず驚いた
有名レストランで有名シェフ
イコール美味しい料理がたべられる
と思ってきたものの…
…たべたら終わりの世界
離島なので逃げることもできない
夢であって欲しい…思うけど
現実にあったらテロに合う
くらいの怖さ!
シェフには
…理不尽で腹立つけど
シェフに逆らったアニヤが
一抹の救いがあった
だけど
セッションと同じように
胸○○悪いから★は少なめです
何だかんだ
・・引き込まれた感
チーズハンバーガーがよかった。
いかれた、いけてるメニュー
自分や仲間の人生を、大なり小なり、駄目にした人達を
おもてなしして、殺してしまうのは、かなりイかれてる。
ちゃんと、お会計までするあたりも、ちゃんとしてる。
みんな、財布ごと、投げてたけど、そりゃそうだよね。
そして、チーズバーガーが食べたくなる映画。
登場人物が多い割に客とシェフのバックボーンの描写が少なく感情移入できない
設定とか雰囲気は良いんだけど、いまいち何が言いたいか分からない作品だった。ホラーにしても客を惨殺するわけでもなく中途半端な印象。庶民と富裕層の食がテーマ?
登場人物が多い割に、客とシェフのバックボーンの描写が少なく誰にも感情移入できない。シェフはただのサイコ野郎にしか見えなかった。
テーブルとテーブルで別の組に会話がスムーズに切り替わるのはテンポ良かった。
オシャレな料理とか、高級料理の訳わからんちびちびした料理好きじゃないから、どれも美味そうに見えなかった。
パンの無いパン料理が予想外で笑った。ソースの方を食うとか発想が斬新すぎる。私だったら嫌だなー、さすがにパン屋ではパンを食べたい笑
テイクアウトで決着つける良かった。結局私の舌も庶民なんで、最後のチーズバーガーみたいな分かりやすいガッつける食い物の方が好き。久々にマックで食うかな。
殺人レストラン
美食家とその彼女が孤島の高級レストランに食事に行く物語、なんでも一人1,250ドル(18万5千円)というからどんな料理が出てくるかお楽しみ、ところが途中から話が怪しくなってくる、スタッフが突然自殺、やくざじゃあるまいに客が料理人に指を切られたり、訳が分からない展開、そうか、これはグルメを狙った殺人レストランのホラー映画でしたか・・。
荒唐無稽過ぎて何が何やら、こんなホラーをまさかディズニーが創るなんて唖然茫然、恐れ入りました。
アイデアが生煮えで美味しくない
B級シチュエーション・スリラー。ミッドサマーのレストラン版みたいなストーリーだが、あちらと違ってこっちは全然怖くない。演出が下手すぎるので…
面白そうな設定なのに全然活かしきれておらず、残念。とにかく、アニャテイラージョイの無駄遣い。なんでこんな企画受けたんだろう。
命をかけたコースメニュー
なかなか、変わった映画だった。ホラーというよりカルト的な映画かな。
お客様は神様を逆手に取り、レストラン側が常に主導していく。最高だが最悪のコースメニューを完成させるために。一つ一つの料理毎に、何かがあるのかも面白い。料理紹介もいちいち面白い!
完璧だったはずなのに、そこに混じってしまった予定外の1人の女性。唯一まともで、結局1番食を分かっていたんだなぁ。
ただ、シェフはなぜ彼女を1人で向かわせたのが少し分からなかった。そこだけは疑問。彼女だけが生き残る結末を作るため無理やりこぎつけた感あり。そこが残念かなぁ。
そして、やはりアニヤが美しい。あの客の中では1番上品だし、そんな職業と思えないオーラが。まさにスターのような美しさなので、この映画の配役とあってたかなとは思う。ま、でもアニヤに見惚れるのも含めて、面白い作品でした。
おしゃれホラー
かなり好き。何かおかしい不穏な空気、わくわくする。
ホラー好きならわかる、スーシェフ、ここで死ぬなとか。この馬鹿っぽい男早めに死ぬなとか、ここはもみ合って殺しちゃうなとか・・・もうちょいびっくりする裏切りがあってもよかったかな。
なんか急にめっちゃ美味しそうなチーズバーガー作って帰しちゃうとこはかわいかったけど。
アニャすばらしい。ぴったりの雰囲気。よかった。ナルコスのバカ息子もいたね。金持ちのバカが本当に似合って良かった。
マクドナルドしか勝たん
アニャテイラージョイ、どの角度から見ても可愛いの何なんだろうか。
赤髪と革ジャンが似合いすぎてて、ずっとハワワワ…ってなってた。
タイラーは狂信者のクソ野郎だけど、ずっとアホっぽくて可愛い。
それも洗脳の結果だったわけだけど。
ドキッ!男だらけの追いかけっこの間に提供された、女性陣の食べ物の残りを落ち目の俳優の背景でモッチャモチャしてるのクソワロタ。
パンッて手叩いて注目集める主人公、カッコ良いが滲み出過ぎてだな…。
ラストのチーズバーガー作ってる時の表情が、口角だけがたまに薄ら上がって、でも、それを誤魔化すようにまたへの字に戻すってのが最高に良かった。
あとは物語上の重要なキーアイテムである、トルティーヤを包んでたのが日本のすずがみって曲げられる皿でテンション上がった。
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