ザ・メニューのレビュー・感想・評価
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ブダペストホテル+セッション÷3
うーん悪趣味。
グロさよりショッキングさ、不気味さ。流血シーンは予期できるので耳と目を塞げば十分対応可能。
彼氏最高やな笑
あのラストが好きすぎて今後何度も観るんだろうな。
リアリティ求めず、その世界観楽しみたい人はたまらない最後だと思う。
なによりあのシェフの眼が忘れられない。最後の、無機質な瞳が次第に熱を帯びてゆくさま。助演男優賞とってほしい。緻密ではないけど、あの状況でちゃんと根拠も心もセンスもある『解答』が出たのはすごい。なんと完璧で美しい解答か。まるで謎解きのように、ルールを破ることなく正面突破。最悪にいい後味をお持ち帰りできる映画でした。
※レビュー見ると「ヒント」が一瞬すぎたのか観客に伝わらず低評価な場合もあるようです。
映画館出たとこにアレのコラボメニューポスターあって笑った😇
ずっるッッ!!!!!
くっそー腹ペコだ〜!!!!!
料理が旨そうに観えない=不幸な話
映画のあらすじを読んで興味深々で観に行きました。
一種のダークファンタジーですね。
孤島に向かう船に乗り込むところからもう不穏な空気がバリバリ。
あの東洋人のポッチャリおばさんが怖い怖い(笑)
レストランのコースメニューに擬(なぞら)えて
次々と起こる惨劇の数々。
なんのためにシェフやスタッフはこんなことをしてるのか?
大きな疑問のまま、惨劇が続いてゆく。
騒然とする客達を尻目に主人公アニヤ・テイラー=ジョイの彼氏?
らしき若い男は次に出される料理にしか興味の無いクズ野郎の
本性を曝け出す始末。
どうなって行くのかハラハラが止まらないです。
示唆に富んだダークファンタジーとして楽しめます。
で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
このレストランの料理がね〜〜
私はそもそも外食をほとんどしない非グルメなので
この映画の様な、大きな大きな皿の真ん中に
子供のこぶし程の食材がちょこっと盛られて
周りにソースとスパイスが絵のように飾られた
凝ったフレンチなんかはちっとも旨そうに観えません。
それと対になるように映画の終盤、
主人公のアニヤ・テイラー=ジョイがオーダーした
ある料理の方が、もう、別次元で旨そうに表現されています。
この感じ「マダム・マロリーと魔法のスパイス」の中で
インド出身のシャフがどんどん出世して
厨房と言うより化学実験室の様な「分子ガストロノミー」料理を
出すような店のシェフになるのだけど
若い頃にインドで出していた料理を思い出すシーンで
大きな炎の上で豪快に火に炙って作られるスパイスたっぷりの
インドの地方料理の方が、数十倍旨そうに観えました。
炎の上で何かが焼き上がって行く様子の多幸感は
これ、遺伝子レベルで刷り込まれたものなのでしょうね。
そんな根源的な料理を味わう喜びを
金に変えようとする評論家や、レストラン経営者や
金を出して食べること自体がステータスで
何を食べたかすら覚えて居ない富豪、
不正な儲けで食べようとする資本家。
料理そのものしか興味を持たず、その周辺の努力を
全く意に解さない歪んだグルメ思考男など
格差社会への皮肉たっぷりに終わってゆく本作。
なかなかに痛い映画だと思いました。
アニャ様すごいな
いい役者さんを使ってるよね。
話は、そこまでスゴイかと言われると、冷静にツッコミ始めたら色々とツッコめそう。
そこを演技でもってっちゃうね。
その中でも主演のアニャ・テイラー=ジョイはすごい。
この人、出てるだけで映画が成立しそうだもんね。
謎の見せ方もうまかった。
「ん?」っとなってるところがだんだんと明らかになってく。
最後は、ほぼみんな死んじゃって、まあ理由があるからいいけど、あの役者さんは殺される理由があんまりだった。「月に一度の休みに観た映画が詰まらなかった」って。でも、気持ちは分かる。
気持ちは分かるけど、月に一度しか休みがないなら、映画はアタリ・ハズレの幅が大きいから、違うことをする方がいいね。
とても手間のかかった高級料理の禍々しさを描いたら比類のない一作
高級レストランを舞台としたサスペンスフルな作品、となると、最近公開された『ボイリング・ポイント 沸騰』をどうしても連想してしまうものの、『ボイリング・ポイント』のアンディ(スティーブ・グレアム)がどうしようもないシェフだった一方で、こっちは麗しきレイフ・ファインズなんで、もうちょっとちゃんとしてそう…、と思ってたらむしろこっちの方が極悪でした。
予告編からも明らかなんだけど、序盤から映像全体がものすごく不穏。なのに舞台となるレストランがある小島は風光明媚だし、レストランのデザインも食事も煌びやかで高級感が溢れています。この陽光降り注ぐ中での美的感覚と不穏な空気の奇妙な同居は、『ミッドサマー』(2019)をどことなく思わせます。しかしまるで客を閉じ込めるかのような重々しい扉が閉まったところから本格的な饗宴(惨劇)が幕を開けます。客一人ひとりをじわじわと締め上げていく手際も鮮やかなんだけど、かといって導入部に妙なまだるっこしさがないという締まった語りも良いです。
物語は幾つかの章に分かれていて、それぞれがコース料理と符合しています。そのメニュー紹介に奇妙なユーモアが混ざっているのでちょっと笑わせてくれるし、丹念に撮影された料理はどれも美術品のように美しいんだけど、やっぱり作品全体を覆う禍々しいトーンにより、食欲を刺激するどころかむしろげんなりすらします。この、食べるという原初的な行為にグルメ的な虚構をまとわりつかせることの醜悪さを見せる仕掛けが実に巧みです。そんな「食欲を失わせるレストラン映画」なんだけど、一品だけかぶりつきたくなるような食事が出てきて、鑑賞後に食べたくなること請け合いです。
レイフ・ファインズの気高いけど恐ろしい演技は見事だけど、やっぱりアニャ・テイラー=ジョイの立ち振る舞い、存在感は際立っています。すごく演技がいいのに、『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)など、役柄上あるいは展開上、男性に道具化されてしまうような役が多いのは少し残念。ここは『マッドマックス』の新作でフィリオサを務める彼女の活躍に期待したいところです。
みんなメニューを受け入れすぎ
気にしない怒らない
面白いです。
先が読めない展開にグイグイ引っ張られて退屈しません。
長い間、映画ファンをやっておりますと、ミステリー系の映画で冒頭から中盤あたりまでワクワクさせられても、その後の展開で犯人やら仕掛ける側やらの意図・理由・動機・真相等が明るみになるにつれて高揚感が失速し、終盤では脱力、甚だしい場合は煙に巻かれて「???」で終了、
という経験を何度も繰り返してきてますので、いつしか「ワクワクドキドキ楽しい時間が過ごせるのなら終盤のチョンボには目を瞑る」の精神で、このテの映画に臨むことが身について参りました。
ですから
レストランのスタッフ達は何故あれほどまでに従順なのか?
命を投げ捨てるほどにまで彼らを洗脳させている背景は何なのか?
これが分からないままなのですが、気にならないです。
本当は気になるけど気にしない怒らない。
あ、それから
これほどまでの事をしでかすシェフの動機が、え?そんなことでここまで?と思ってしまうレベルなのですが
これは狙い?それとも失敗?作り手側のスベリ?
まあいいや。
とりあえず面白かったです。
アニャ・テイラー=ジョイも◎
シェフも製作陣も性格歪んじゃってもう
キューバサンド旨旨な超絶ハッピー映画『シェフ』の闇堕ちダークサイド版。
あっちはあんなに楽しそうなのに、こっちはもうストレス限界突破しちゃって大爆発。腰フリフリで肉を焼いてたジョン・レグイザモも、八つ当たりの巻き添えに。
サスペンスと見せかけておいて、『ミッドサマー』のカルト感、『パラサイト』のコメディホラー感の複合技で、さらに『ドント・ルック・アップ』みたいな人間への皮肉もたっぷり。そこにクリエイティブを取り巻く環境への製作者の憤りも添えて。とても複雑な味わい。
色んなものをバカにしているのだけど、斜に見るだけでなく、製作側の自分達もその中に置いているのが、真摯で偉い。
編集とか撮影とかの出来の良さに対して、一休さんみたいなとんち脱出とか、突然の「逃走中」とか、ストーリーはなかなかにカオス。一筋縄ではいかないっす。
物語性とか演出とか、装飾過多で料理自体が訳わかんなくなってる「前衛的な高級料理店あるある」もよく出来ていて、そこがわかるとより味わいが増す。
パンがないパン皿とか、もう全然ありそう。ザコシショウの誇張モノマネを彷彿とさせる、ディフォルメの効いた皮肉といじり。
全編を通して、製作者の性格の悪さが溢れ出ている映画です。バーホーベンを思い出す。大好物です。
●超高級レストランの雰囲気と、そこに集うセレブたちと、それを司るシ...
●超高級レストランの雰囲気と、そこに集うセレブたちと、それを司るシェフのこだわりが実にリアルに表現される。それだけでもう面白い。その美食の世界を少し揶揄するようなユーモアのセンスも。
●サスペンス、スリラーの両面からも秀逸。伏線も十分あるし、シェフの意図がわかり始めると、いよいよのめり込める。ゲストたちが徐々に緊迫感を高める様相に比例して、こちら側もハラハラ感が高まる。
●役者全員の、狂気と恐怖の演技が素晴らしい。その中でも、正気を保って凛とするヒロイン役のアニヤ・テイラー=ジョイのファンになる。さすがのレイフ・ファインズも凄みが凄い。
●バラエティに富んだ登場人物たち一人ひとりの設定が練り込まれていて、全員がそれぞれ持つの負の側面も含めて魅力的に描かれている。終始飽きなかった。いつか配信でリピート予定。
▲終始欠点はあまりない。多少のグロさは覚悟していたが、思っていたほどではない。指切断で泣きわめくのがピーク。107分と短めだが、もう少し長く観ていたかった。
※制作費…3000万ドル
理解できなかった
有名シェフの高級メニュー➕閉鎖空間サスペンス➕アニヤ・テイラー=ジョイ、レイフ・ファインズ が、より楽しめた
有名シェフ、ジュリアンと高級料理を食事に来た一般に上流階級ともいえる人達(落ち目の映画スター、犯罪者、料理評論家・・、そこにまぎれこんだ場違いのアニヤ・テイラー=ジョイ)の織りなす、狂気のシェフとサバイバルな死闘がはじまる。
映画は、人里離れた孤島に向かう小型船に乗り込むところから始まる。乗り込む上級客はジュリアンの食事メニューの始まりとともに一転、驚愕の恐怖に落とし込まれる。陸の孤島ともいえる逃げ場のない閉鎖空間➕レストラン。セレブ達の成り立ちや、助かるがための有様や行動が言語に現れてくる面白さ。何故、このような行動をジュリアンはとるのか?その目的と思考は?ジュリアンと食事に来た上流客の奇想天外な行動とジュリアンとの脱出対決。アガサ・クリスティのドラマや刑事、その他の探偵ものでは一同を前に解決役やヒーローなる者がいるものの、この作品は命あって脱出できるのか、はたまたジュリアンの計画通りの末路になるのかを見守る作品。
レイフ・ファインズとアニヤ・テイラー=ジョイの駆け引きの演技に魅了しました。
★Digital5.1CH鑑賞
★重低音 ─
★音圧 ─
★移動音 △
★分離度 ○
★サイド(左右、後、活躍度) △
★サラウンド △
グルメ映画とは思えないほど最高に不味そうで最高に旨い、人間という名のフルコース
太平洋の孤島になかなか予約の取れない一軒のレストランがある。
そのレストランの名前はホーソン。
有名シェフのジュリアン・スローヴィクが指揮を取っている幻の名店だ。
スローヴィクを崇拝する恋人のタイラーに連れられてこのレストランにやってきたマーゴ。
次々と運ばれる奇想天外な料理にご満悦のタイラーだったが、マーゴはいまいち気分が乗らなかった。
そして、メニューの内容はさらに過激さを増していき…
Yes Chef‼︎
耳を切り裂く柏手と異様な団結力の掛け声に圧倒される。
結論から言えばメインディッシュからお皿の端まで堪能できる非常に密度の濃い秀作なのだが、あまりに容赦ない皮肉のフルコース料理にどんな気持ちで観れば良いのか多少困惑してしまう。
「与える者」と「奪う者」がメインテーマの本作。
始めは得体が知れず気味の悪い「与える者」のホーソン側に嫌悪感を抱く。
「生態系をいただきましょう」と言って岩を出してきたり、「これは料理です」とパンのないパン皿を出してきたり。
食に対する美的感覚を押し付けてくるのが気持ち悪かったし、そういう映画だと思った。
もう、卵かけご飯とかが食べたいよ。
しかし、次第に皮肉の対象はここを訪れる客、つまり「奪う者」へと変わっていく。
美食家気取りのクズ男、レストラン常連の金持ち熟年夫婦、辛口料理評論家、落ち目の映画スター、成り金のIT長者。
こんな高級レストランに来れるのは、金が有り余っているような成功者ばかり。
そんな庶民の敵、食の敵ともいうべき者たちを名指しで断罪していくのは、成功者や金持ちに不満がある人ほど爽快だったかも知れない。
ただ、それだけで終わらないのがこの映画の素晴らしいところ。
あの場でどちら側にも含まれ、どちらにもつかなかったのはマーゴただ1人。
彼女はチーズバーガーを頼み、阿鼻叫喚のスモアが出来上がったホーソンを後ろに島を去る。
正しさを求める訳ではなく「ただ、食べた」彼女はあの悍ましい生態系から抜け出した1人の人間。
特に後半、マーゴを演じたアニャ・テイラー=ジョイがただただ無双していた。
彼女が出演していると観たくなるし、面白い。
今後も期待。
製作にアダム・マッケイの名前があって納得した。
対立するどちらにも非を持たせ、嫌と言うほど皮肉を込めながら、最高の大団円へと持っていく。
やっぱり私は自宅で下着姿のままかき込む卵かけご飯が1番好きです。
全然腑に落ちない
あるシェフの願望
有名シェフの開催するお店に集められた人々。
コースメニューの様に徐々に明かされるシェフの願望と客の絶望。そこに完璧を求めるシェフの料理にそぐわない人物が。
偶然にも連れて来られた女性を通して、一般とかけ離れた異様な空間と料理を前に起こる殺人の記録だが、観てるものにも異様な感覚を与えるのだが、行為(殺人)に向かうまでの具体的な理由がどこか他人的でスッキリしない。
またハラハラドキドキ感を感じられなかった。
こういうのを面白がるのはムリ
主人公が完全に巻き込まれ事故
これはホラー映画なのかな?
予告はなんだか不思議な感じだったのでミステリーかと思って鑑賞しました。
主人公マーゴの服装がなんとなくこの場に不釣り合いで安っぽいぺらぺらのドレスに見えて、タイラーともどことなく恋人同士とは思えませんでした。
けど、話が進むにつれその違和感の正体もわかりすっきりです。
人間の狂気って触れるのは嫌ですけど見てる分には立派な娯楽になるんだと再確認できる作品でした。
それにその狂気に至るまでの過程を映像として見たいとも思いました。
R15だったのでグロテスクなシーンが沢山出てくるのかと身構えていましたが、残虐なものでは無かったので最初から最後までしっかりと映像を見ることができて満足です。
個人的に一番好きなシーンは、女4人でご飯を「おいしい、おいしい」と言いながら食べてワインをたらふく飲むシーンです。
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