ザ・メニューのレビュー・感想・評価
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グルメ界隈の気持ち悪さ
シェフしかり食通しかり、あるラインを超えるとキショいと思っていて(あまりにも独創的な創作料理とか、食べログに長文書くおじさんとか)それを皮肉った映画なのかなと。
いや本当はもっといろんなテーマがあるのかもしれないけど。
マシュマロ服とチョコ帽子は着てみたい!
さぁ調理の時間だ!
・めちゃくちゃ高い料金を支払い、孤島に連れられ、有名シェフのフルコースをいただくという作品。
・島に入る前に出席を取った際、彼氏?(タイラー)が別の女を連れてくるつもりだったことが発覚。しかし気にしないと言う主人公(マーゴ)
・「料理を撮影するな」と言われても撮影して、それがバレて「嫌われたかな…」ってタイラーさぁ…。
・副料理長が死んだ後も、客の一人の指が切られても一切動じず食事するタイラーのメンタル凄すぎないか?
・股間を刺されても動揺しないシェフ(ジュリアン)強いなw副料理長に数度迫って断られても副料理長を解雇せず、最後に股間を刺されて「すまなかった」はなんというか…。
・女性陣だけレストランに戻ることになった際の、アシスタントが俳優の上着を放り捨てるの良いねぇ。俳優がアシスタントを見捨てる際にかけた上着なんていらないよね。
・タイラーが強制的に参加させられた逃走後(そもそもタイラーは逃げる気がなかった)、レストランに帰ってきて開口一番「(料理は)何が出た?僕が貰う」って食べるのもうやばすぎで…。
・「壮大なメニューが食べられます。最後には死にます」って言われてて、本命の子に断られて、「一人じゃ参加できない」って言われたからマーゴ誘うタイラー凄いわ色んな意味で。ジュリアンが「八か月やり取りしてこの世界を見せた」って言ってたけど、そのやりとりで洗脳というか、ジュリアン側に立っちゃったのかなぁ。
・タイラーがはやし立てられて料理するシーン、共感性羞恥を煽られますね…。
・タイラーが「できた」って言った後見せられた肉が生焼けで、おいおいってなっていたけど、名付けられた料理名が『タイラーの駄作』。生焼けの羊肉ってなっていて、やっぱりな!とちょっと笑う。
・ジュリアンに囁かれて涙目、呆然、頷き、「はいシェフ」と一言言い、シャツを緩めてどこかへ行くタイラー。自殺していました…やっぱりな。何を言われたんだろうね、タイラーは。
・タイラーが立ち去りジュリアンに「これで君も自由だ」と言われ、涙を一筋流すマーゴ(まだ自殺していることは知らない)。
・ジュリアンさん、大学を学費ローンで通わなかった女優に対して「死んでもらう」は何で!?苦労していない、ってこと?
・縺れた後給仕が死んで「きゃー!」となるもすぐに鍵を奪ってシェフの家に入るマーゴ強くない?
・助けに来てくれた人が実はレストラン側で、「助かった…!」と歓喜からの落差がいいですね。
・フルコースで出てきたどの料理よりも美味しそうなチーズバーガー。を、嬉しそうに作るジュリアン、いいね。自分で給仕するし。ちゃんと味わって食べきれなくて、「お持ち帰りしていい?」というマーゴ。無事に脱出成功でやったね。ジュリアン的には、そもそもマーゴは計画にいない・ジュリアンの美学に反していない・フルコースで満足できなかったマーゴがチーズバーガーで満足してくれた、っていう辺りで退店させたのかな。
・マーゴが退店する際にレストランを見渡したとき、売春相手の妻が手で「行きなさい」ってするのいいね。
・お土産にヴェリクの指はいらんわwwww
・残りの客たちはスモアになるときに逃げられず…というか逃げる気も見せず。まぁあの雰囲気はもう「はいシェフ」と言うしかないよなぁ。
・何とか逃げたマーゴが、チーズバーガーを食べつつ孤島が燃えるのを発見。その後現れる『スモア』の文字と、食材名。客スタッフシェフって言うな!
いやーヒリヒリして楽しめた映画だった!
結局招かれた客がしたこと、ってこういう感じなのかな。
・レストランのオーナー一味:会計的な部分で悪いことをしていた
・俳優:ジュリアンが休日に観た映画で、希望も何もない演技をしていた
・アシスタント:学費ローンを使わずに大学を出た
・マーゴの売春相手と妻:11回レストランに来たのにメニューを覚えていない
・タイラー:ジュリアンの期待に応えられなかった?
・料理評論家:ジュリアン以外のキャリアを潰した
・雑誌編集者:同上
最後、マーゴが退店できたのって、ジュリアンに料理をする楽しさを思い出させることに成功したからかな?
招かれた客たちの最期は想像するとキツイものがあるけど、俯瞰で見る料理皿(というかレストランフロア)は綺麗だった。客にチョコ帽子を被せるシーンで「おー」ってなった。
個人的には割と良い映画だった。
最初のホタテ料理で「えこれどこ食べるの?」ってなったのと、女性陣だけ食べた料理に「これ男のアレか?」ってなったので私には高級フルコースは無理そう。
しかしマーゴ役の人、どこかで見た顔だと思ったけど出演作に私が観た映画ないんだよなぁ…似た顔の人がいるのかな?
あえて書かないマジックと分子ガストロノミーのフュージョン
料理・特別な料理を出すレストランとサイコ・サスペンスの「融合」
レストランのある場所がボートでなければ行けないという設定は、最初から何かあることを窺わせている。
本日のお客様がどのような人物なのかを隅々まで調べてある。
その証拠写真のように焼き上げられたトルティーヤ
逃げても無駄だということまで丁寧に教えられる。
さて、
副料理長がメニューの題目になってしまったのは何故だろう?
単なるサイコとしての演出か?
「混乱」
このネーミングは料理人から見たもので、そのサイコ集団に違和感を持った副料理長が混乱したことで彼がメニューに加えられたのだろう。
しかし料理人たちを操る手法は最後まで明かされることはなかった。
集団催眠のような手法
携帯の電波が届かない場所
支配者であるシェフ
タクシー運転手が言う「ハンドルを持ったら私が社長」と同じことなのか?
彼の思想
与える側と奪う側
今宵集められた客人はすべて奪う側
しかもシェフから何かを奪った者たち
招待状と秘密厳守
島に行くまで決して行くと言ってはならない
そして全員が「死ぬ」ことになっていることも。
それが本気ではないことなどは社会的な常識のはず、だった。
でも実際その通りだった。
必ず起きてしまうイレギュラー
マーゴという招かれざる客人
さて、
マーゴを誘ったタイラー
彼は何故首を吊って死んだのだろう?
あまりに突拍子もないプロットだが、彼はサラリーマンの代表だろうか?
取れない責任と自殺という逃避
仲間として温かく迎え入れられたのに、最低の評価
そしてその責任
タイラーもまた狂っていたのだろうか?
また、
マーゴというイレギュラーは、サイコシェフでさえも料理できなかったということだろうか?
彼女は「経験」という名の「春」を男に与えながら、同時に搾取される側でもあった。
そこにシェフのこだわりがあったのだろうが、サイコ故理解不能なところだ。
無線で呼ばれた湾岸警備隊までシェフに取り込まれている世界。
知られざる世界
そこに見え隠れするエプスタイン島
この作品の発想着眼点かもしれない。
さて、
この作品には完全さが見られない。
完全さがない点をシェフもつぶやいていた。
完全なものなどないことを、あえて物語として出すところにこの作品のエンターテインメント性を表現したのかもしれない。
そう考えると、基本部分だけが明確であって、細部には粗が目立つ。そこもまた表現としたのかもしれない。
チーズバーガー
シェフの原点
彼のシェフとしての始まりだった味
彼の作っている姿を見学する料理人たち
料理に愛をこめていると言ったシェフに「愛ではなく執着」だと切って捨てたマーゴ。
しかしそのチーズバーガーの味は本物だった。
「食べきれないから持って帰りたいんだけど?」
マーゴはいつそれを思いついたのだろう?
シェフの真似をして手を叩く合図は、集団催眠を掛ける合図だったのか?
シェフはマーゴに催眠術を掛けられたのだろうか?
物語の構成に必要な部分が明かされることなく終了する物語。
声を上げない客たちの不思議
湾岸警備隊が来ても助けを叫べない客たち
彼らも全くよくわからない人々だった。
しかし全体的には面白さがあった。
深くえぐる必要がない深さがあるように感じた。
見せないことで考えさせる手法。
そんな単純なマジックと化学的料理のフュージョン
この辺がウィットが効いていた部分だろう。
非日常体験
全員…さいごの晩餐?
…怖~い話だとは知らず驚いた
有名レストランで有名シェフ
イコール美味しい料理がたべられる
と思ってきたものの…
…たべたら終わりの世界
離島なので逃げることもできない
夢であって欲しい…思うけど
現実にあったらテロに合う
くらいの怖さ!
シェフには
…理不尽で腹立つけど
シェフに逆らったアニヤが
一抹の救いがあった
だけど
セッションと同じように
胸○○悪いから★は少なめです
何だかんだ
・・引き込まれた感
チーズハンバーガーがよかった。
いかれた、いけてるメニュー
自分や仲間の人生を、大なり小なり、駄目にした人達を
おもてなしして、殺してしまうのは、かなりイかれてる。
ちゃんと、お会計までするあたりも、ちゃんとしてる。
みんな、財布ごと、投げてたけど、そりゃそうだよね。
そして、チーズバーガーが食べたくなる映画。
んー惜しいなぁ
登場人物が多い割に客とシェフのバックボーンの描写が少なく感情移入できない
設定とか雰囲気は良いんだけど、いまいち何が言いたいか分からない作品だった。ホラーにしても客を惨殺するわけでもなく中途半端な印象。庶民と富裕層の食がテーマ?
登場人物が多い割に、客とシェフのバックボーンの描写が少なく誰にも感情移入できない。シェフはただのサイコ野郎にしか見えなかった。
テーブルとテーブルで別の組に会話がスムーズに切り替わるのはテンポ良かった。
オシャレな料理とか、高級料理の訳わからんちびちびした料理好きじゃないから、どれも美味そうに見えなかった。
パンの無いパン料理が予想外で笑った。ソースの方を食うとか発想が斬新すぎる。私だったら嫌だなー、さすがにパン屋ではパンを食べたい笑
テイクアウトで決着つける良かった。結局私の舌も庶民なんで、最後のチーズバーガーみたいな分かりやすいガッつける食い物の方が好き。久々にマックで食うかな。
殺人レストラン
美食家とその彼女が孤島の高級レストランに食事に行く物語、なんでも一人1,250ドル(18万5千円)というからどんな料理が出てくるかお楽しみ、ところが途中から話が怪しくなってくる、スタッフが突然自殺、やくざじゃあるまいに客が料理人に指を切られたり、訳が分からない展開、そうか、これはグルメを狙った殺人レストランのホラー映画でしたか・・。
荒唐無稽過ぎて何が何やら、こんなホラーをまさかディズニーが創るなんて唖然茫然、恐れ入りました。
アイデアが生煮えで美味しくない
B級シチュエーション・スリラー。ミッドサマーのレストラン版みたいなストーリーだが、あちらと違ってこっちは全然怖くない。演出が下手すぎるので…
面白そうな設定なのに全然活かしきれておらず、残念。とにかく、アニャテイラージョイの無駄遣い。なんでこんな企画受けたんだろう。
面白い
高級レストランに行った時に、ある種の居心地の悪さを感じたことが誰でも一度はあると思う。
何この気取った店構え?何この少ない量の料理?何あの偉そうなシェフ?なんか料理の説明がメチャ長いんですけど?
その不快感を究極のブラックユーモアで表現した、ホラー?サスペンス?映画。めちゃくちゃ面白かった。
こんなレストランありえへんやろ!等のツッコミはさておき、1つ1つの展開(メニュー)がいちいち不穏でゾクゾクする。そして悔しいけど美味しそうなんだよな。ニコラスホルトの語りがいちいち耳障りで、そうそうこういうヤツ嫌われるんだよなポジションが良い味出してる。結局メニューをひと口も食べなかったマーゴの、最後の機転の利かせ方も良かったな。
命をかけたコースメニュー
なかなか、変わった映画だった。ホラーというよりカルト的な映画かな。
お客様は神様を逆手に取り、レストラン側が常に主導していく。最高だが最悪のコースメニューを完成させるために。一つ一つの料理毎に、何かがあるのかも面白い。料理紹介もいちいち面白い!
完璧だったはずなのに、そこに混じってしまった予定外の1人の女性。唯一まともで、結局1番食を分かっていたんだなぁ。
ただ、シェフはなぜ彼女を1人で向かわせたのが少し分からなかった。そこだけは疑問。彼女だけが生き残る結末を作るため無理やりこぎつけた感あり。そこが残念かなぁ。
そして、やはりアニヤが美しい。あの客の中では1番上品だし、そんな職業と思えないオーラが。まさにスターのような美しさなので、この映画の配役とあってたかなとは思う。ま、でもアニヤに見惚れるのも含めて、面白い作品でした。
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