ザ・メニューのレビュー・感想・評価
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登場人物が多い割に客とシェフのバックボーンの描写が少なく感情移入できない
設定とか雰囲気は良いんだけど、いまいち何が言いたいか分からない作品だった。ホラーにしても客を惨殺するわけでもなく中途半端な印象。庶民と富裕層の食がテーマ?
登場人物が多い割に、客とシェフのバックボーンの描写が少なく誰にも感情移入できない。シェフはただのサイコ野郎にしか見えなかった。
テーブルとテーブルで別の組に会話がスムーズに切り替わるのはテンポ良かった。
オシャレな料理とか、高級料理の訳わからんちびちびした料理好きじゃないから、どれも美味そうに見えなかった。
パンの無いパン料理が予想外で笑った。ソースの方を食うとか発想が斬新すぎる。私だったら嫌だなー、さすがにパン屋ではパンを食べたい笑
テイクアウトで決着つける良かった。結局私の舌も庶民なんで、最後のチーズバーガーみたいな分かりやすいガッつける食い物の方が好き。久々にマックで食うかな。
殺人レストラン
美食家とその彼女が孤島の高級レストランに食事に行く物語、なんでも一人1,250ドル(18万5千円)というからどんな料理が出てくるかお楽しみ、ところが途中から話が怪しくなってくる、スタッフが突然自殺、やくざじゃあるまいに客が料理人に指を切られたり、訳が分からない展開、そうか、これはグルメを狙った殺人レストランのホラー映画でしたか・・。
荒唐無稽過ぎて何が何やら、こんなホラーをまさかディズニーが創るなんて唖然茫然、恐れ入りました。
アイデアが生煮えで美味しくない
B級シチュエーション・スリラー。ミッドサマーのレストラン版みたいなストーリーだが、あちらと違ってこっちは全然怖くない。演出が下手すぎるので…
面白そうな設定なのに全然活かしきれておらず、残念。とにかく、アニャテイラージョイの無駄遣い。なんでこんな企画受けたんだろう。
面白い
高級レストランに行った時に、ある種の居心地の悪さを感じたことが誰でも一度はあると思う。
何この気取った店構え?何この少ない量の料理?何あの偉そうなシェフ?なんか料理の説明がメチャ長いんですけど?
その不快感を究極のブラックユーモアで表現した、ホラー?サスペンス?映画。めちゃくちゃ面白かった。
こんなレストランありえへんやろ!等のツッコミはさておき、1つ1つの展開(メニュー)がいちいち不穏でゾクゾクする。そして悔しいけど美味しそうなんだよな。ニコラスホルトの語りがいちいち耳障りで、そうそうこういうヤツ嫌われるんだよなポジションが良い味出してる。結局メニューをひと口も食べなかったマーゴの、最後の機転の利かせ方も良かったな。
命をかけたコースメニュー
なかなか、変わった映画だった。ホラーというよりカルト的な映画かな。
お客様は神様を逆手に取り、レストラン側が常に主導していく。最高だが最悪のコースメニューを完成させるために。一つ一つの料理毎に、何かがあるのかも面白い。料理紹介もいちいち面白い!
完璧だったはずなのに、そこに混じってしまった予定外の1人の女性。唯一まともで、結局1番食を分かっていたんだなぁ。
ただ、シェフはなぜ彼女を1人で向かわせたのが少し分からなかった。そこだけは疑問。彼女だけが生き残る結末を作るため無理やりこぎつけた感あり。そこが残念かなぁ。
そして、やはりアニヤが美しい。あの客の中では1番上品だし、そんな職業と思えないオーラが。まさにスターのような美しさなので、この映画の配役とあってたかなとは思う。ま、でもアニヤに見惚れるのも含めて、面白い作品でした。
途中からかなり展開が読めてしまう
最初から主人公と同行する男の知識のひけらかしがうざい。この映画のテーマである傲慢な金持ちや食通へのヘイトという点で、この男はとても良い役回りであった。
数々のレストランを酷評し、追い詰めたことを誇りにすら思っていそうなグルメライター、金持ちの部下だからと横柄な態度を取る男3人、過去の栄光に縋る落魄れたベテラン(笑)俳優。彼らが自分たちの行いを反省し、粛清される様は見ていて変にスカッとする。
この日のコースのテーマや最終目的が途中で明かされてしまうため、どうなってしまうんだ?!というワクワク感はあまりないどころか、こうなるんだろうなと大体予想がついてしまう。その描写に衝撃は受けるが、顛末が予想できてしまう点で意外性はなかった。思っているよりベタな映画かも。
ホラージャンルでよいかも…
俳優が豪華すぎる
設定ばっかり一生懸命考えて人物描写とか背景とかをまったく無視した安映画ありますね。私は見ませんね。だけどこれだけのまともな俳優が揃ってるとちゃんとした映画なのかなと思って見ちゃいますね。ニコラス・ホルトいくらグルメオタクでも殺されると分かって来るか?そこまでするのを観客に納得させるほどの人物描写が足りてないわけよ。アニャは高級コールガールなわけでしょ?シェフはなんでそこまで買いかぶるの?ここも裏に何かあるなら納得できるけどそんな背景は一切すっ飛ばすから、一般的に低く見られる職業の人を重用してる、ね?私達ってスゴイでしょ?と製作陣が言ってるだけにしか取れない。質の悪い映画でした。料理は美味しそう。
おしゃれホラー
かなり好き。何かおかしい不穏な空気、わくわくする。
ホラー好きならわかる、スーシェフ、ここで死ぬなとか。この馬鹿っぽい男早めに死ぬなとか、ここはもみ合って殺しちゃうなとか・・・もうちょいびっくりする裏切りがあってもよかったかな。
なんか急にめっちゃ美味しそうなチーズバーガー作って帰しちゃうとこはかわいかったけど。
アニャすばらしい。ぴったりの雰囲気。よかった。ナルコスのバカ息子もいたね。金持ちのバカが本当に似合って良かった。
マクドナルドしか勝たん
アニャテイラージョイ、どの角度から見ても可愛いの何なんだろうか。
赤髪と革ジャンが似合いすぎてて、ずっとハワワワ…ってなってた。
タイラーは狂信者のクソ野郎だけど、ずっとアホっぽくて可愛い。
それも洗脳の結果だったわけだけど。
ドキッ!男だらけの追いかけっこの間に提供された、女性陣の食べ物の残りを落ち目の俳優の背景でモッチャモチャしてるのクソワロタ。
パンッて手叩いて注目集める主人公、カッコ良いが滲み出過ぎてだな…。
ラストのチーズバーガー作ってる時の表情が、口角だけがたまに薄ら上がって、でも、それを誤魔化すようにまたへの字に戻すってのが最高に良かった。
あとは物語上の重要なキーアイテムである、トルティーヤを包んでたのが日本のすずがみって曲げられる皿でテンション上がった。
過ぎたるは…
タイトルなし(ネタバレ)
現代のグルメな人達と個性的な発想のレストランを皮肉ったブラックユーモア映画。
客は味もろくにわからない奴がやれ芸術的だのやれ値段だのやれ詳しい解説だのとまさに現代のSNS時代の悪いところを誇張しており、
一方でレストランは客には伝わらないようなセンスと演出で客の1番の欲求である食欲は二の次となっているような状況。
いい皮肉っぷりで好き。
梅干し 梅干し
料理の狂人
外界と切り離された孤島で幕開くのは、殺人事件。
しかしこちらは、その孤島にあるレストランで名シェフによるフルコース料理。
いやはや、何て贅沢。食べる前から美味。
が、何かがお・か・し・い…。
予約を取るのも困難なある孤島のレストラン。その名を轟かすカリスマシェフ、スローヴィクが腕を振る舞うフルコース料理。
船着き場に、マーゴとタイラーの若いカップル。タイラーは食通でスローヴィクに心酔しており、遂に食べれる時が来て興奮治まらない。
一方のマーゴは特に興味の無い様子。
招待された客は著名な料理評論家や映画俳優など、金持ちやセレブ。如何にここのシェフとレストランが“特別”なのか窺い知れる。
島に着き、給仕係のエルサが受付。何故かマーゴの名前が違う。タイラーが急遽連れてくる同伴者をマーゴに変更したらしい。
レストランに向かいながら、エルサが海岸や畑や養鶏場や薫製場を紹介。ここで作られる料理の材料は全てこの島で採れるもの。こういう所まで見せ、やはり他とは違う。
レストラン“ホーソン”に到着。外を一望出来るお洒落な内装で、厨房とも隔たりなく、スタッフが料理を作る様が見れる、何もかもがエンタメや一大ショー的。
程なくして、スローヴィク登場。ゲストたちに挨拶。
料理の栄養素、材料となる動植物や生態系について語る。カリスマシェフならでは。さらに、
「料理を食べないで下さい。味わって下さい」
分かる人には分かる哲学的な事を言ってるように思えるが、何処か不敵な笑み…。
そしてディナーが始まった。
1品目は、島を表したような料理。もはや芸術作品。タイラーに至っては、感涙。
2品目はパン料理なのだが、パンの無いパン料理。これも何かの演出…? 分かる人には分かる…?
3品目は、タコス料理。スローヴィクが同席している母親を紹介し、幼少時を語る。思い出の味と思いきや、衝撃の話に…。
さらにトルティーヤには、ゲストたちのある秘密が…。
何か、ヘン。マーゴは出される料理が口に合わず、鼻に付き、ほとんど食べない。
そんな異様な雰囲気が決定打となったのは、4品目。副シェフが作ったのだが、“後悔”と共に拳銃自殺。
場は衝撃、騒然、戦慄…!
それでも当たり前のように進められていくスローヴィクのフルコース料理。
一体、このレストランは…?
スローヴィクの目的は…?
ゲストたち各々の秘密と共に、振る舞われていく…。
贅沢で豪華な料理を楽しむ場ではなかった。
見ていると薄々と、ゲストたちに何かある事は察し付く。
その店の評判を上げるも下げるも料理評論家の声一つ。
偉そうなスポンサー連中。
シェフと友人だと嘘つき見栄を張る実は落ち目の映画俳優。
穏やかそうな老夫婦に至っては11回も来店しているのに何を食べたか覚えていない。
これは作る側にとっては屈辱。こんな奴らに左右されて利用されてたまるものか。
ゲストたちの前でオーナーを“料理”し、私は自由だ。
“料理の鉄人”ならぬ“料理の狂人”。
ゲストたちも揃いも揃って、訳あり、傲慢。
そんな奴らに、“制裁”というフルコース。締めはその命を持って…。
恐怖のフルコース・ディナーだった…!
マーゴとタイラーは…?
自称食通のタイラー。その料理の知識を買われ、何か料理を作る事に。
思わぬ事に手が震え、旨く作れなかった料理の味は言うまでもない。スローヴィクに酷評され、ショックを受けたタイラーは…。
マーゴは老夫婦の夫と面識あり。実はマーゴは娼婦であった。
タイラーはこのレストランがどういうレストランか知っていた。彼が同伴者を変えた理由。ただ死ぬ為の同伴者。タイラーにとってマーゴはそんな存在でしかなかった。
金持ちやセレブの中で、マーゴは完全なる場違い。
スローヴィクはそんな彼女を見抜いていた。
かと言って、邪険に見下しはしない。
マーゴに問う。君はあっち側か、我々側か。
このレストランの中では独裁者のようなスローヴィク。
圧され、追い詰められる中、ある反撃に転じるマーゴ。どうしようもない愚かな連中で唯一、見かけによらずタフ。
ここ、結構痛快だった。狂人であってもスローヴィクは超一流シェフ。客のオーダーには応えなければならない。
一応グルメ映画でありながら、振る舞われる料理の数々に一切食指動かず。が、マーゴがオーダーしたアレはマジ美味しそうだった。
何を食べたいか、何が口に合うかは、人それぞれ。
マーゴにとっては(おそらく見る我々にとっても)B級グルメであっても最高の美味なのだ。
途中までは一応グルメ映画。
途中、男たち標的のデス・ゲーム。“料理の○人”から“逃○中”に…?
クライマックスは何と表していいか分からない味。
マーゴは脱出に成功。
自身も傲慢だった事に気付いたスローヴィクは、傲慢なゲストたちと共に、最後のデザート。
我らの愚罪を赦したまえ…。
グルメ映画としてもサスペンス映画としてもかなりの珍味。食事に好み分かれるように、本作も好き嫌い分かれるだろう。
先の読めない展開、スリルとブラックユーモア、オリジナリティー、レイフ・ファインズの怪演、アニヤ・テイラー=ジョイの魅力と美肌…嗜んだのは嗜んだ。
でも、メチャクチャ美味しかった。口に合ったとまではいかず。私もB級グルメ好きなのかな…?
よって、星3つ半!
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