カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
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原作通りなのでそのまま進むがそれで構わないタイプ
今年21本目(合計1,113本目/今月(2024年1月度)21本目)。
ストーリー自体はここの予告編に書いてあるものが全てだし、何なら原作もあるし、そりゃ大半の方は「そんな展開あるわけないだろ」ということになろうと思いますが、原作ありの映画なので仕方がないという部分はあります。当然、法律系資格持ちの立場でもどこまでつっこむんだという「突っ込みどころの幅」がかなり見極めにくいところでもあります。
まぁとはいえ、合唱部、あるいはカラオケというテーマを扱った映画というのは原作があるからこのように映画化されているのですが、実際に映画館でそのような趣旨の映画はあることはあってもミュージカル系に寄せるタイプのものも多く、そんな中でコメディに寄せたという点はまぁ(突っ込みどころは別として)良かったかなというところです。
※ 「アクアマン」は大阪市では字幕版がなぜか申し合わせたか何かのように金曜日のテレワークの後では見られない時間設定にすべてさせられてしまっていたのですが、実際にはこちらのほうが満席近い状態だった(表示上は△扱い)のが印象的でした。
なお、舞台としては大阪府堺市であるようですが(最初の表示)、一方で堺市の話はまったく出てこない(むしろエンディングロールで神奈川だの出てくるので??になる)ので要注意です(地域ネタはまるで登場しないので要注意です)。
一応、原作があるということも理解した上での以下の評価です。ちょっと手厳しいかなと思うところもあるのですが、大切なところもあるので…。
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(減点0.4/事務管理と無権代理、事務管理者の管理の範囲) ※この幅は0.3以上の扱い
事務管理の管理者にあらゆる管理権が与えられているのではないので、管理者が本人の名で第三者を巻き込んで何らかの行為をしても本人の追認がないと無権代理にしかなりません(判例/ここまでは固定0.3の扱い)。また、事務管理の管理者には「本人の意思がわかるか推知できる場合の管理責任」が定まっているので(民法697条以下)、ここも微妙なところがあります。
(減点0.2/登場人物の名前について)
この点は原作通りですが、この原作(コミック)もまた、実際の「リアル日本で問題になった事項」を意識したものと思われます(家裁平成6.1.31)。
この点、審判例(家裁の判例は「審判例」という)の述べるところは「名づけの濫用はできない。またそのように思われる場合は受け取りを拒否して良いが、一度受け取るとそれを返戻することはできない」というものですので(ただし、行政手続法以前のもの)、この点で戸籍行政の扱いが不適切でありやや配慮が足りないというところです。家裁の審判例ですが「濫用と思われる場合の不受理を認めている」という点には注意が必要です。
※ ただし、何をもって「濫用」というかは明らかに100%濫用と言えるケースもあれば70~80%といえるケースもあり、この点、戸籍行政も「判断に迷うケース」もあります。そのために用意されているのが従来からの戸籍法の「名の変更の審判」で、明確に濫用であるというようなケースは事後的に救済されるようになっています。
(減点なし?/参考/ビデオカセット、ビデオデッキ、「わかめになる」など)
この映画って「メインになるターゲット視聴者層」ってあると思うのですが、その「想定されている層」にこれらの点(VHSの文化)って伝わるんでしょうか???
※ 元のコミックは2020年発刊です。
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悪くはないけど絶賛するほどでもないかな
前提さえ受け入れれば結構面白いコメディ
本作は、和山やまの同名漫画の実写映画化でした。綾野剛がヤクザを演じましたが、彼のヤクザ役と言えば、2021年に公開された「ヤクザと家族 The Family」が非常に印象深く、かつカッコ良くて今でも鮮烈に覚えていますが、本作に出て来るヤクザは、綾野剛演じる成田狂児を筆頭に、お茶目な人ばかりでした。この辺りの設定が微妙だなと思いましたが、さらに微妙なのがストーリーの大前提。成田狂児が属する組のカラオケ好きな組長が、年に一回カラオケ大会を開き、一番下手だった組員に組長自らが下手くそな彫り物を入れる行事があり、唄の下手な狂児が中学校で合唱部の部長を務める岡聡実(齋藤潤)にカラオケボックスで唄の教えを乞うという設定には、リアリティの欠片もありません。この時点で本作を受け入れられなければ、その後のストーリーは全く面白いと感じられないものではないかと思いました。
自分としては、こうした前提にいささかの拒絶感はありましたが、話のテンポが良く、またそもそもメルヘンチックな物語なんだと受け止めれば、それなりに面白かったかなと感じたところでした。
特に、聡実自身の声変わりに端を発する聡実の悩みや、合唱部内での同級生や後輩とのやり取りなどは、観ていて微笑ましい感じだったし、聡実が息抜きに来る映画研究部(鑑賞部だったかな?)で、同級生と「自転車泥棒」などの名作を観ながら本作と名作をリンクさせながらする会話のシーン、そして何よりも狂児がカラオケ大会で唄おうとしたX JAPANの「紅」の英語歌詞の部分を和訳した内容が、聡実の狂児に対する感情をそのまま表しているようになっていたことなど、中々良かったと思います。
というか、中盤以降の展開は、狂児と聡実の年の差BLコメディと言って過言ではなく、綾野剛と齋藤潤という美形男優の起用は、大成功だったのではないかと思うに至った次第です。加えて、聡実のオトンが買ってきた派手派手な傘やお守り、薬漬けで波紋になった元組員との絡みなど、そこかしこに張られた伏線が、続々と回収されて行く爽快感も感じられました。
そんな訳で、話の大前提についての疑問は残りつつも、それさえ受け入れてしまえばそこそこ面白いBLコメディだったので、評価は★4とします。
クライマックス最高です
笑ってホッコリ
笑った笑った。
すこしホッコリ。
野木亜紀子さんのセンス・言葉選びによるものなのか、原作によるものなのかわからないけど、喋り過多にならずに、感情が伝わってくるセリフの使い方が上手い。
ヤクザ役が皆、出オチ感。
相変わらず北村一輝のヤクザらしさが素晴らしい。
説得力が若干弱いのは、歌が下手な演技をしているけど、綾野ってわりと歌は悪くないってところか。
いまは役者に専念しているが、バンド活動や作曲など、ミュージシャンだった過去があるくらいで、本質的には上手いのよね。
綾野ファンには、陶酔したカラオケ顔の綾野が見られて美味しい作品になっているかと。
聡実役の齋藤潤がかなりよい。
彼の声変わりで上手く歌えなくなって悩む姿が演技なのか、素なのか分かりませんが、本作最大の収穫(『町田くんの世界」のときの細田佳央太を思い出しました)。
楽しい映画でカラオケに行きたくなりました。
「紅」初めてきちんと聴きました。
泣ける映画だったことに驚き‼︎思わぬお買い得な映画でした(試写会だ...
紅だああああああああああああ
紅だああああああああああああ
老若男女が楽しめる娯楽映画!
男の友情!
面白かったー!ずっと笑って観ていました。
和田ぁーw
人気漫画の映像化という事でお話は面白くて当たり前と思っていたが、主人公二人の掛け合いを実写で見てみると演出、脚本、役者がうまく噛み合っていたこともあり、より面白さが増した感じがした。
綾野剛は正直言って苦手な俳優だが、この役についてはピッタリとハマっており、歌唱力だけでなくコメディセンスも光り達者さを感じさせた。
聡実くんは初めましての役者さんだが感情の出し方があまり上手くなく少し不安に思ったが、最後は頑張れて良かったw。
チャンス大城は登場しただけで笑いが獲れてほんとに美味しい役だった。
バツゲームの入れ墨ってホントに地獄w。
心穏やかになるファンタジー映画なので家族での鑑賞にはお勧めです。
エンドロール後もあるので早めに席を立たないように。
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