「かなり笑かせてもらいました。」カラオケ行こ! 映画好きさんさんの映画レビュー(感想・評価)
かなり笑かせてもらいました。
原作知らず予告も見ず、予習なし。タイトルへの興味だけで観に行った。
始まって早々、階段で会って急に「カラオケ行こ😏」は笑いました。カラオケ行こなんてタイトルなかなか無いですから、どこでどんな風に…と考えていたところで早々タイトルぶっ込まれたのでワクワクが止まらなくなった。流れたBGMもずっと印象的。
んで少年さ、キミ、行くんかい!って。
寒いギャグもじわじわきて、こっちが笑いを堪えてたら少年が「どこで笑えばいいですか」と。この温度差がツボにハマってしまった。
その後のカラオケの選曲が紅。有名なので知ってる曲ですが、この映画で初めてちゃんと聴いた。綾野剛もやっぱり雰囲気作りが上手いなあと思いましたね。
聡実くんにもらった本を読んでカラオケに真剣に向かう狂児爆笑。
歌下手王になってくれていた兄貴が命日だったと言うから死んだのかと思いきや、その兄貴ことイカついおっさんがたんぽぽ音楽教室へw
家着いたらLINEしてとか、聡実くんおやすみとかほんとじわじわ…
で、聡実くんちゃんとLINE送ってるし😂
部長が気になって仕方ない和田への女副部長の対処の仕方いいなあと思った。
ヤクザ大集合のカラオケ会も面白かった。
"あの人保育園の先生やっとったんやで"に対する
"無理がありませんか"の言い方うまいね。
たんぽぽ兄貴の歌、ド下手加減が絶妙w
この中なら狂児は上手い方ちゃうかな思いました。
物語が進むたび、だんだん2人が仲良くなっていってほっこり。シーンの切り方もうまくて飽きない。2人の絡みをずっと見ていられる。でも,やっぱりヤクザだからか、言動で信じきれない危なっかしさが狂児にはあって、それを聡実が感じているところがよく分かる。その後の展開の危うさを少し感じた場面もあった。
なんやかんやで聡実くんも少し元気もらってるところがいい。
聡実くんがフリーザのように怒るシーン。
悩みを自分で抱えて葛藤している中、
思わぬところで色恋系かと勘違いされる瞬間って、かなりイラッとくるのすごく分かる。
狂児言われ過ぎててちょっと可哀想って思ったが、フリーザみたいに怒りたくなる気持ちも分かる笑
ちょっと喧嘩しても微笑ましく感じるこの関係性いいよなあと思った。ああいう喧嘩のとき、ぶつけられた側の気持ちの態度によっても変わるし、お互いの性格が結構重要なんだよな。
雲行き怪しい展開。恐れていたことが。
ちょっと喧嘩っぽいあとに突然の事故。
いやこれ泣けるやつなん?と涙腺準備しました。
仲間が死んだ?中でもお構いなく開かれるカラオケ大会に物申す聡実くんがかっこよかったですね。狂児の変わりに紅を歌う姿がとても切なくて泣いてたら、普通に狂児登場w
組長嘘かい笑
和田はただのいい子かい。
登場人物みんないい。
最後
紅の歌詞がまさか、聡実が狂児を探す詩になるとは。
狂児の腕に聡実という文字…。
刺青を見てほっこりするなんて初めての経験。
いい余韻で終わった。
自分のツボにハマったのもあり、特にマイナスなところもなく、過去最高の★5がついてしまった。いい映画でした。
