「丁寧に作られた映画でした」カラオケ行こ! helio624さんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧に作られた映画でした
クリックして本文を読む
良い映画は全てに必然性がある。たとえ非合理でも必然性があると思っている。設定がつめられ、丁寧に伏線が回収され、若しくはそれらを全て超越する世界観が示され、無条件に納得させられる。
本作は、小さな世界でもあり得ない展開が続くが、何故か納得させられる。それは監督が作品の世界観を大切にし、スタッフや出演者がそれを共有してベストを尽くしてるからだと思う。
主役は当然、脇役もみんな輝いている。
個人的には副部長と次期部長のコンビが良かった。
それと、途中からの主役の不在を一人以外不問にしてるのは、音楽に必要なのは「愛」だからなのかな?なんて思いました。勝つために身を引き、周りも暖かく見守るという。
唯一のマイナスが綾野剛の関西弁。
こればかりは音感センスなのでやむを得ないとは言え、他の出演者が完璧なだけに浮くんだよね…。
でも、とても良い映画でした。
コメントする