「終始おもろハッピー!野木作品最高!」カラオケ行こ! まちるださんの映画レビュー(感想・評価)
終始おもろハッピー!野木作品最高!
最初から最後までひたすらおもしろかったです。
これは一人で観るのはキツイ(笑)
爆笑したいの堪えてずっと一人でスンスンしていました。
野木亜紀子さんの脚本で発揮される綾野剛さんの魅力は唯一無二だと思います。
(ドラマ"MIU404"と"空飛ぶ広報室"が大好きです。)
"紅"の関西弁翻訳版がめちゃくちゃおもろいんですが、最終的にホロリ&ジーンと泣かせてくれます。
ヤクザの世界に関しては特に胸糞なシーンもなく、最後まで安心してハッピーな気持ちで鑑賞できました。
物語の鍵となる「絶対に歌が上手くならないといけない」という点に関して、話が進むにつれて「何かもっと深くて重い理由や真相が明らかになっていくのかな?」と思いながら観ていましたが、特にありませんでした(笑)
でも決して内容が薄いと感じるわけでもなく、ラストで物足りなさや不完全燃焼を感じることもなく、シンプルに美味しいお弁当を食べて腹八分目でいい感じに満足した気持ちです。
続きが観たい!とか、もっともっとが欲しくなるような感じではなく、これだけで十分ちゃんとおもしろい、気持ちよく本の最後のページを閉じてプチハッピーな気分で眠れるような作品でした。
主演のお二人はもちろん、合唱部(と、映画観るだけ部)のみんなやヤクザのみなさんも、狂児の家族も聡実くんの家族も、街並みや様々な"部屋"の雰囲気、人や風景のすべてが隅々まで愛おしくて可愛らしくておもしろかったです。
あらためて、野木さんの脚本は役者さんの生かし方がすごく旨い(上手いじゃなくて旨い)と思う。
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