「三代目米津玄師」カラオケ行こ! uzさんの映画レビュー(感想・評価)
三代目米津玄師
綾野剛の、妙に愛嬌があるのにギリギリ怖さを残したヤクザが絶妙でした。
真剣に語りだしたり、妙な沈黙を挟んだら完全な前フリなのですが、分かってても笑える“間”が上手すぎる。
齋藤潤くんも、真面目で、不器用で、ちょっぴり反抗期ながら素直ないいコというのが自然と伝わってきて素晴らしい。
変声期の悩みは後輩に言ってもよかったとは思うが、男子ってそういうもんかもね。
副部長は察していたのやらいないのやら。笑
和田くんは「こういうコいるなぁ」って感じで、台詞が棒っぽいけどキャラ的にはアリ。
ラブリーももちゃんの芳根さんは、出番は多くないながら清涼剤的な癒しでした。
ヤクザたちの歌よりも、その後の段々雑に、そして辛辣になる聡実くんの感想が面白すぎる。
カラオケ映像を先に公開しちゃえるわけだ。
それにしても、そこだけでなくヤクザにあんだけ啖呵切れる聡実くん、肝が座りすぎでは…早死にするぞ。
クライマックス、声変わりのせいか決して上手くはないが魂(愛?)のこもった『紅』は良かった。
生きてるとは思ったが、狂児のナチュラルな登場も丁度いい塩梅。
北村一輝のお茶目なネタバラシ含め、全キャラのお笑い体質に大阪という舞台が謎の説得力を持たせていた。
綾野剛は、最初もっと歌下手でよかったなぁ。
裏声は確かにアレだが、テンポもキーも合ってたので、あの面子で最下位の危険性はゼロに思えるし。
とはいえ、エンディングの合唱コーラス入り『紅』カバーも作品に合っていて、何度もニヤニヤクスクスできる良作。
それにしても、冒頭で「タクシーで送っていく」と言われていた太った男の子は何だったんだろ。
すっかり忘れてましたが、タクシーで送っていくって会話がありましたね。
今考えたのですが、先生が先に帰っちゃうから、部長の聡実くんが帰りのバスに乗らなくても騒ぎにならなかったのかな?
度々。。(^。^)
私がコメント送ってからすぐuzさんのレビューがあがっていてビックリしました。余計なお世話ですみませんでしたm(__)m
uzさんのタイトル!!嬉しい!私以外の笑いがなかったもので。。綾野さんと米津さん、プライベートでも交流があるみたいなので、脚本家の野木さんのサービスでしょうか♪
本作、面白かったですね!