「12/4 試写会にて」カラオケ行こ! Tさんの映画レビュー(感想・評価)
12/4 試写会にて
107分(G)
こんなに笑いどころがたくさんあるシュールな邦画を久々に観ました。
翔んで埼玉とは違う種類の全世代向け娯楽映画。
終わってから家族や友人を誘ってカラオケに行きたくなること間違いなし。
お正月にぴったりな作品です。
脚本は実写化が厳しそうなヤクザ×中学生という世界観を「アンナチュラル」、「MIU404」、「犬王」の野木亜紀子先生が見事なまでに実現させました。
主演はこれまたブロマンスの魅せ方に定評がある綾野剛さん。
「クレオパトラな女たち」、「横道世之介」、「ロンググッドバイ」、「怒り」、「影裏」と経験豊富なだけありますね。
ストーリーは主に「聡実くん」の心模様や成長にスポットが当てられています。
「正欲」で大抜擢された今後の活躍が期待される齋藤潤くん自身の等身大の姿を写した貴重な一作になりました。
一番の目玉は狂児と聡実くんそれぞれによるX JAPAN「紅」の歌唱。
ここまで奥深く泣ける曲だと知りませんでした。
学生に再認識されるきっかけになるといいですね。
キャラクターやストーリーの幅が膨らみ、より原作を読む時に面白くなったので、原作ファンの方は漫画の+αとして軽い気持ちで観に行くことをおすすめします。
原作を未読の方は映画の後がいいでしょう。
シナリオブックやビジュアルブックも販売される気合いの入れよう。
ファミレス行こ!は確定であってほしいが深夜ドラマでゆっくり観たいなぁ。
今年の綾野剛出演作品はエンドロールが終わるまで見ましょうね。
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