「評価が割れそうな一作ではあるという認識。よく考えてからの視聴がおすすめ。」特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
評価が割れそうな一作ではあるという認識。よく考えてからの視聴がおすすめ。
今年264本目(合計915本目/今月(2023年8月度)3本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
まず、本作品自体、続編があることが前提になっていて、その「中継地点」的な役割を占めるところが大きいです(映画自体も60分ほどで、1500円オンリー)。このため、コスパを求めるなら(この夏も暑いですし…)「長く映画館にいたい」という点を考慮するとちょっとな…というところです。
ただ、60分という中でストーリーを2,3個盛り込んだことと、原作に登場する模様のほぼすべての登場人物が一応出ている(最後あたりにすべて紹介シーンがある)ことまで考えると、いわゆる応援枠という観点なのかなという気はします。なお、義務教育や、準義務教育といえる高校の「音楽」以上の知識(吹奏楽部に所属していたか、その影響を受けているか、楽器演奏歴があるか等。私は後者。エレクトーン)が要求される部分が多々あるのは要注意といったところです。
※ ごく一部ですが、五線譜のこと細かい読み方やコード進行といったことも知識として要求されます(映画内ではそこまで深くは触れられないが、一部のセリフが実はその話)。
一方で、こちらのほうが深刻な問題だと思うのですが、その「映画作品」としての続き物の間の「途中の空白を埋める」といった立ち位置にある本映画は60分と短い以上に、予告編でよくあった「吹奏楽部あるある」の予告編(youtubeほかにもあります)にあるシーンの大半が「この映画には存在しない」(ここが要注意)点がポイントで、本作品の「ファン」の方には物足りないのかな…という気はしました(この点、京アニ作品でいえば、本作でもヴァイオレット~であろうと、同じような論点は少なからず存在はする)。
これらまで考慮して、以下のように採点しています。
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(減点0.3/本作品の立ち位置が微妙という批判は妥当する)
結局、この点(応援枠で見るのかどうか他)に尽きる部分はあります。かつ、初回特典(入場者特典)の「ミニ小説」が3つありランダムであるのもポイントで、多くの映画館で本作品はいわゆる「6回みると1回無料」等からも外されているため、いわゆる「ガチャ問題」が生じてしまう点もあるかな…といったところです(京アニ作品でいえば、過去の例でいえば、いわゆるフィルムの切れ端等(ヴァイオレット~にはあった)も2週目以降の特典になりそうなところ、この点でも何種類あるのかも不明で(100種類以上あるの?)、この点のいわゆる「特典だけもらって帰る」という「謎の座席埋まり」が生じかねないのではなかろうか…という点を危惧しているところです(実際、「特典ガチャ」と思われる問題で生じる映画館の「見かけ上埋まり」(実際には半分もいない)がある作品も「現在」存在します。名指しはしませんが…)。
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