「色んな恋や結婚な形を肯定する今泉監督らしい会話劇」窓辺にて あささんの映画レビュー(感想・評価)
色んな恋や結婚な形を肯定する今泉監督らしい会話劇
窓辺で繰り広げられるカメラの長回し&会話劇が特徴的な本作。
いろんな愛情やカタチ、恋の多様性を肯定している文学的な作品だ。
稲垣吾郎と中村ゆり演じる夫婦と、若葉竜也と志田未来演じる夫婦、さらにそれぞれの不倫相手、さらに若き小説家演じる玉城ティナと稲垣吾郎、金髪青年が人間の複雑な感情を絡ませながら紡いでいる。
時には、テレビ業界や小説家に監督自身を投影したようなセリフや描写もみられた。
「嫉妬=好き、愛している」
それは決めつけだ。
「怒らない、嫉妬をしない=好きじゃない、愛していない」
これも決めつけだ。
つまり愛し方や愛情表現だって人それぞれだってこと。色んな人間がいて、いろんな感情を持つ。
もっと言えば、結婚ってなんなんだ!?ってさえ思ってしまう。
ぜーんぶ包み込んでくれるような優しさが本作には詰まっていた。
窓辺から差し込む陽の光がグラスを跳ね返してできるプリズムが美しかった。
たっぷりと長回しの会話劇を堪能できる作品だ。
おはようございます❗️
結婚ってなんなんだ⁉︎
同棲は、タイミングが合えば関係性の自然解消も可能ですが、法的・制度的保障(医療、税金、年金など)はまったくない。つまり法的経済的な制約からは自由だけど何かと脆い。
じゃあ、結婚はその反対?(一定の生活保障は得られるが、自由も限定的……)なんて、簡単な話ではありませんが、時間とともに醸成される、二人でひとり、という不思議な単位の個性が出来上がるのは、間違いないと思います。
今晩は
あささんのレビューって、ホント素敵ですね。(と過去、数々の女性に言ってきた愚かしきNOBUです。)でも、本当に文章にセンスがあるんですよねえ。
見習いたい・・。
今泉監督の作品って、派手さは無いのですが、男女の会話の機微が観ていて心地よいんですよね。妻が浮気をしている事を知りながら怒りが湧かない男を、稲垣さんが飄々と演じる。そこに玉城ティナさんが、絶妙に絡む。そして、今泉監督作品には不可欠な若葉竜也が微妙に絡んで来る。
現代の邦画で、VFX無しで、ここまで面白き作品を作る今泉監督は、職人だと思います。では。返信は不要ですよ。
あー、今日も朝早くから働いた。
そして、労う、笑顔の妻の夕餉と酒が美味かった。これ以上の幸せはない・・。(凄ーく、酔っています・・。)
コメントありがとうございます。
ってか!!?
ママ共感したらダメじゃない??!笑
共感→ノリ→エロ→大人と辿り着く境地というか・・・女より酒になる男増加というか。稲垣さんだと仙人みたいですが笑