「途中方言が解らず字幕を表示させて初めから観た」遠いところ ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
途中方言が解らず字幕を表示させて初めから観た
特殊な監督だ。加えて知らない俳優達の名演技のおかげで見事にイライラさせられる(特に旦那のマサヤ役の俳優に)。「沖縄の現代のリアリティを描いた」と監督が言ってたが沖縄に限らず、今だに至る所で起こり得る事なのだろう。
[メモ]
・元々「遠いところ」の意味は「沖縄」の事であり、主人公達が出ていきたい「沖縄の外」でもあるらしい。
・後ろ姿を意識したカメラワークが上手い。
・主人公アオイを演じた花瀬琴音の映画初主演作。(過去に『すずめの戸締まり』に声優として出演)
・工藤将亮監督が、実際に沖縄で取材を重ねて脚本を執筆し、オール沖縄ロケで撮影。
・第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で観客賞を受賞。
・チェコの第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品。約1200席ある上映会場のチケットは事前に完売。上映後は約8分間にわたるスタンディング・オベーションによって、観客から熱狂的に迎えられた。
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