「いいと思ったけど、違う世界には導かれなかった」愛してる! Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
いいと思ったけど、違う世界には導かれなかった
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きっちりエロいからポルノとしてまずいいと思うの。
SMが題材なんだけど、それが持つ淫靡さというか、性愛の本質的な部分とかは、そこまで深く描かれてない気がするのね。そこまで求める作品なのかという気もするので、まあ、いいかな。
売れない地下アイドル、ミサ★ザ・キラーの密着ドキュメント風に進むのね。ここは白石晃士監督っぽい。ミサ★ザ・キラーは最初からいい感じがするんだよね。どうしてファンが付いてないのか。
そしてSMの世界にいって、ここからは、どれだけ常識を外してくるかの勝負になるんだけど、微妙な線なんだよね。面白いからいいけど。
そして高嶋政宏が振り切って行ってしまうんだけど、ここの芝居は良かったな。高嶋政宏よくこんなオファーを受けたなと思ったけど、企画監修だから、進んでやってんだね。すごい。立派。
それで「この言葉は、そう使うよね」というのが来て、ラストへ。
カノン様とやり合うのは面白いけど「冷静に観ると、これ、SMショーだよね」っていう。地下アイドルのライブ会場だから無茶してるように見えるけど、SMの店でライブやってると思うと、そんなに大したことやってない。
それでも、なんか、SMっていう知らない世界を観て「そういうことも、あるかな」っていう気もしたし、舞台挨拶で観た川瀬知佐子さんは可愛かったし、いいと思うよ。
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