インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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愛すべきただのおっさん。
インディはスーパーヒーローだと思ってた。実際は考古学愛故のトラブルに遭いやすく、ものすごい頻度で火事場の馬鹿力を発揮する、普通のおっさんだったんだなぁ。
大切な息子を失い、妻も離れてゆき、社会的な尊敬も得られない現実。終盤、「古代のシラクサに置いていって欲しい」と力のない目で哀願するインディの気持ちはすごくよくわかりました。
「必要とされてない世界に帰っても虚しいだけだ。誰も待っていないのに」って。「それくらいなら焦がれるほど憧れた古代で死にたい」って。
だけどそこで手に汗握ってしまうのです。
そんなことダメ!
あなたをこんなところに置いてゆけない。
一緒に帰るの!
ウォンバット!頼む彼を説得して!
真剣に必死で祈っていました。
だってインディ、そんな理由で残るなんて嫌でした。
古代にインディを取られるなんて嫌でした。
まさかぶん殴って連れ帰るとは思いませんでした。笑 でもヘレナグッジョブ!心から彼女に感謝したいです。
そんな流れからのマリオン登場。涙なしには見られませんでした。「痛くないところはここ」と指さすマリオンがこの世の誰よりも、若い時の彼女よりも、ずっとずっと美しく輝いて見えました。私はインディと冒険するはずだったのに、気がついたらハンカチで嗚咽を堪えながら啜り泣きしていました。
今回もトレードマークのフェドーラ、ウィップ、革ジャンを着て頑張るインディでした。しかしバイクに乗ったり、飛行機に飛び移ったり、派手な立ち回りは相棒のヘレナが担当していました。もしシャイア・ラブーフが問題児でなかったら彼が請け負っていたかもしれないなあ。見た目と同じくらいの中身も可愛ければ良かったのに。
しかし女性の役回りはすっかり変わりましたね。もはや骸骨や暗闇如きで怯えませんし、したたかで果敢です。虫には驚いていたけど。笑 私もヘレナのように強く生きて行きたいものです。
追記
監督によるとシャイア・ラブーフが良い子だったとしても殺してたみたいです。スピリットを受け継ぐのは血統でなくても男でなくても良いのでしょう。同じものを持った人が受け継ぐのでしょう。そうして繋がってゆくのでしょう。
ポップコーン買ったの忘れるほどの疾走感と臨場感
正直なところ1作目しか観たことなく、今回の作品を観に行きました。
日常で味わえない冒険を味わいたい!という気持ちで行きました。
感想としては、速い!盛大!壮大!
展開のはやさと、一難差ってまた一難というハラハラドキドキする内容に釘付けになりました。
シリーズ観た方がもちろん感じる幅も広がると思いますが、私でも楽しめたストーリーでした。
(ただシリーズはこれから観ようと思います)
インディーってどこまでアリなのかな?と思っていましたがまさかタイムトラベルの話になるとは!
物語の展開が想像を超えて、先が見えないストーリーの2時間半はあっという間でした!(シリーズ最長なんですね!)
私この日美味しいポップコーン買ってたのですが、映像に集中してて全然食べてなかったです🥹
アルキメデスのいた時代に残りたいと言ったインディーを現代に連れて行く時、アルキメデスになんて説明したのか?(アルキメデスは残って欲しそうに見えたような、、アルキメデスと遭遇するのであったらもう少しやりとりがみたかったな)
フォラーは時計が出てきた時、自分のと似てるなって思わなかったのか?
ダイヤルはインディー達が持ってきたものがアルキメデスの時代に残り、それが現代で発見されたの?では元々は誰が作ったの?
2000年前と位置がずれていると話していたが、結果的に正しい割れ目にいくことができたのか?
私の理解が追いついていないところもあり、もう一度観てみたいなと思いました😂
テディが飛行機の操縦を少し学んでいるところやライターを盗んでいるところ、伏線が多々あり繋がっていくところが面白かったです。
インディージョーンズのテーマソングは映画の各所に散りばめられています。それも同じではなく曲調や楽器が違っていたり、本当にワクワクしました!
けど個人的には最後のエンドロールで流れたのが1番好きでした😌
まさにインディジョーンズ!
まさにインディジョーンズ! 面白いことは面白い。ただ、時間配分はちょういと長めかな?
過去に行き、現代で2ヶ所を探索し、超過去に行けば それは上映時間も長くなりますよね。ストーリー展開のせいなのか、時間を短くする行為を(最後の?)インディジョーンズだからやめたのかは わかりませんが、154分はちょいと長めでしたね。
インディジョーンズらしく、ハラハラもドキドキもします。ですが、インディアナジョーンズ博士はお歳のせいか、アクションはヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)に 結構譲っています。ラスト近くの飛行機内のアクションも、インディジョーンズ1,2あたりだったら、ヘレナではなく、インディアナジョーンズ博士の役どころだったような気がします(配役が逆になりますね)。体力が無くても、(歳を経た)知恵で乗り切る インディアナジョーンズ博士もあって良かったのでは? と思いました。
<主な基準(評価をぶれないようにするためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
冒険者のまま終わる
「最後の聖戦」までの3部作の頃は子供だったので映画館で見ることはできなかったのですが、そのシリーズが21世紀も20年を超えてつづき、4作目はともかく、完結編をスクリーンで見られるのはなんとも感慨深いです。
それにしても、インディにとっての考古学が冒険ではなく、妻と息子を失って人生に疲れた果ての逃げ場になりかけるところまで行って、でも彼女の(爽快な)一撃で戻ってくる、そして、帽子を取るところで、つまり冒険者として終わるという締めくくり。
映画自体もよくできていたと思いますが、これはインディというキャラを映画が終わっても生き続けさせる終わり方だと思いました。
ジェームズ・マンゴールドの映画はこれまでも好きだったのですが、今作、正直アクションがしつこいと思ってしまうところもありながらも、最終的にはさすがと唸りました。
色々考えると
シリーズは一通り見てはいるけど、大分前なのであまり覚えてませんw
これはしょうがないことですが、体を使ったアクションは少なめでしたね。
カーアクション多め。
正直、派手さはそこまで無く、ノリがちょっと古い。
これは悪い意味ではなく、インディの雰囲気を壊さないようにした結果かな、と。
話は今までのような、謎を解いて宝を探す、というのも、あるけど少し物足りない。
目新しさや派手さはそこまで無いんだけど、このシリーズをきっちり完結させた、というところを評価したい。
最後の過去に飛ぶシーンはいるのかな、と思ったけど、その場に残らず、殴られて現代に戻される、という展開は良かったw
この長編シリーズを完結させた俳優、スタッフに感謝を。
まさにジェットコースタームービー
前情報無しで観たので、若い頃のインディが出て来てびっくり! 冒頭からアクションが息もつかせぬ勢いで続く、まさにジェットコースタームービーでした。いや〜楽しめました! シリーズを追って無くとも、アクションムービーとして楽しめますが、ラストシーンは一作目を観ていないとピンと来ないかも!
あと、過去で直接本人に会う所はSFとしてはあま〜い設定なので、色々言われるかもしれませんが、冒険活劇なので、これでいいのだ!
最強トリオ映画のラスト!ぜひ劇場で!
IMAXレーザーGTで鑑賞。
小学2年生当時、初めて劇場で観た洋画がシリーズ2作目「魔宮の伝説」で、その面白さにショックを受けて以来、洋画の面白さを知って、映画鑑賞を一番の趣味にしてくれました。
それからシリーズの大ファンになって、その後、中学生当時に公開された「最後の聖戦」では王道のハリウッド冒険活劇として、その完成度の高さに唸らされ、子供も持つオッサン世代になって、まさかの続編公開となった「クリスタルスカルの王国」では、世間の評価通り、シリーズの評価を落とす事になったものの、個人的にはスピルバーグ・ルーカスという夢のタッグによる唯一のシリーズという贅沢さ、核、ソビエト、赤狩り等、時代背景に合わせた設定の使い方も悪くなく、インディファンとしては大好きなハリソンインディの新作がスクリーンで見られただけで許せてしまう作品であった。
そして今回、御年80歳を超えたハリソンによるインディ新作!
製作発表された時から、ラストを観るまで死ねないと公開を楽しみにしつつ、観ない選択肢はないものの、前作から漂う不安、スピルバーグからの監督変更、STAR WARS(映画シリーズ)をぶっ壊したディズニー傘下による初インディ、海外批評サイトによる酷評、いくら元気とは言ってもハリソンの年齢を考えると、不安感しかなく、過度の期待は持たずに「ハリソンインディを見納めよう!」くらいのおおらかな気持ちで観ました。
感想としては、試写でスピルバーグ自身も語った通り、これは「完全なるインディ映画」で、シリーズ最後を飾るに恥じない傑作だと思いました。
冒頭、機関車でのチェイスでは、ドイツ軍BMWサイドカーによるアクション、列車対空砲による味方に対する掃射、馬上のアクション、ショート・ラウンドに代わるような孤児らしきキャラ、鳥肌が立つような虫類の大量出現、複雑過ぎない遺跡での謎解きと、シリーズを通したシーンのオマージュがさりげなく散りばめられており、全体的にベタなアクションながらも、これぞインディ・ジョーンズ映画と、製作者達の想いが伝わってくる感じでした。
インディ映画に今風なスタイリッシュなアクションや、感情移入できるヴィランなどは要りません!
(ただフォラーがナチのV1ロケット開発者→終戦後、そのロケット技術がNASAで活かされてアポロ計画に活用→月面着陸成功の功により米国捜査機関のバックアップや大統領とのパイプを得ている点は、もう少し説明した方が分かりやすかったかと....)
御年80歳のハリソンインディには、決して無茶苦茶なアクションをさせずに説得力のあるアクションにとどめつつ上手く物語を繋げていて、その中でインディ自身の加齢、時代の変容、Jrの戦死、マリオンとの別居といった不幸も続き、精神的にすこぶる弱くなっているインディの描写、ラストのマリオンとのファン胸熱の掛け合いからの復縁といい、よく出来た脚本だと思う。
確かに元気ハツラツ時代の「最後の聖戦」までの3部作でシリーズを終わらせた方が不朽の冒険シリーズとして良かったとの意見も多いが、ハリソン・フォード自身の加齢と合わせて、「レイダース」から半世紀近くに亘って、インディアナ・ジョーンズという映画界屈指のキャラクターを深掘りして描いてくれた本作にファンとして感謝したい。
なにより、スピルバーグ・ルーカス・ハリソンと現代ハリウッド屈指のトリオによる映画は、後にも先にも観られないと思うので、この贅沢な映画シリーズのラストは是非劇場で観て欲しいと思います。
冒険活劇!
最初のナチスドイツ敗戦頃の場面は、ハリソン・フォードが若いのだけれど、どうやって撮ったのだろうか?まずはそれが気になってしまいました。
(ググッてみると、80歳のフォードが演じた映像をデジタル技術で若返らせたと判明。あまりにも自然でしたが、もはやどうとでもできそうですなぁ)
ナチの時代でなく、紀元前の海戦上空に行ってしまったところが、最もエキサイティングでした。飛行機の窓から、ガレー船を見て取った瞬間は、チャールトン・ヘストンの「猿の惑星」で、人型ゴリラが馬を操っているのを目撃したときの衝撃と似た感じでした!
カレン・アレンが登場してくれて良かった。なんというか、マリオンも年を重ねても健在で、懐かしいというか、安心したというか。自分も年を取ったということなのだけど。
それと、映画の最中は、似た人かなと思っていて、エンドロールでやっぱりそうなの!ってなったアントニオ・バンデラス。こういう役か~、もうちょっとカッコいい役にしてほしかったなぁ。ヒーローのイメージしかなかったのになぁ。
とにかく、冒険活劇なので、難しく考えずに、目の前で展開していることを、ただただ楽しめば良い、それがこのシリーズの良いところだと思います。最近「なんとかユニバース」のシリーズ映画が、たくさん繰り返し作られて、「ああいうのは映画ではない」などと意見して批判されたりしていますが、このインディジョーンズシリーズを観ると、その意見も分かる気がしてきます。これぞ映画!っていう映画のひとつと言っても良いのではないかなって思います。こういう映画がまた作られることを期待します。
ザ•インディ•ジョーンズ
出だしからVFXで若かりし頃のインディ(1〜3の頃)が活躍するシーンが続き、これでこの先も何本か撮って欲しい。
インディと一緒に行動する少年は最近発表された実写版ワンピースのルフィに麦わら帽子といい、そっくりだった。これは狙ってるとしか、、、またインディが銃で撃たれた時、まさか公開中のザ•フラッシュのようにループするかと思った(笑)しかし今回の老インディもそれはそれでカッコ良かった。最後の展開も第4作のあれよりは違和感を感じなかった。サプライズ登場のレイダースの下りにはグッと来た。
序盤ウトウト、終盤盛り上がる
1〜3(特に2と3)は何度も見て大好きだった作品
4にはガッカリしたけど、今作こそは!
と、思って気合い入れてみよう! としたけど……
序盤はとにかく追いかけっこしてるだけで、なんか単調……
気付いたらウトウト……
終盤、謎を解き始めたあたりから
「そうそう、こういうの!」と思って楽しめた。
インディ・ジョーンズはアクションも楽しめる映画だったので
御歳80歳のハリソンにそれをさせるのはなかなか……
(それでも驚く程若々しく、色々粗く扱われたりしていましたがw)
映画も高齢化ですかねー……
アントニオ・バンデラスも、おじーちゃんになってたなー。
嗚呼、リバーフェニックス!!
流石にハリウッドの水戸黄門。
ガチガチに安定した作品でした。
ハリソン・フォードが「SWのハンソロ」「BRのデッカード」を脇においてでも心血を注いでいるシリーズだけの事はあります。
身体も鍛えてらっしゃるようでしたし。
本作にはインディジョーンズに必須な要素が全部詰め込まれており「ああ、これだよな~80年90年代の映画って」と懐かしく思いました。
しかし、誰でも楽しめる作品だけに目新しさ欠け「展開が読める」というよりは「もう、そうしたいんでしょ。わかってますよ」という感じでした。
個人的にはナチスの組織力をもっと全面に出してほしかったです。ナチスは間抜けな悪でいいんです。OPの列車のシーンは良かった。
終始ナチスが出ていたものの悪役感やコメディ面がほとんどなく、単なる「盗掘集団」でいいんじゃないかと…総統という単語やV1ロケットがちょっと出るくらいではこじんまりしすぎて世界観が狭くなっていると思いました。
まぁとにかく今回はインディジョーンズのラストというよりは「ハリソン・フォードお疲れ様映画」ということは誰が見てもわかりました。
ここから先はディズニーによる大スピンオフ大会が始まるのでしょうからね。
最後に:
リバーフェニックスがご存命であれば最終作に「どんな形でカメオ出演していただろうか」とふと想いました。
観てみたかったなぁ…
映画館で寝てしまった…
久々に眠気が勝った映画でした。
冒頭から目新しさの無いシーンの連続。1〜3作目にあったワクワクドキドキ感が全く感じない…目が離せない…というところが無く…何故いまだにナチス残党が敵なのかと考えながらいつのまにかウトウト…
ラストもこれはなんなの?という展開。
息子を亡くした事、離婚協議をしてる事、定年を迎えた事。
これらが引き金になって過去に残りたいとインディに言わせたの?
考古学者の純粋な興味だけで過去に残ると言わせたのか?
現代に戻ってきたらいきなり復縁モードというのもなぁ。
なんかスッキリしない、なにか足りない…そんなラストシーン…私がダイヤルを使えて明日に戻れても、もう一度映画館に行ってこの作品を観ようとはしない。
ただ…最後のインディ・ジョーンズの作品に出演したハリソンに対しての敬意をこめた⭐️⭐️⭐️。
タイトルなし(ネタバレ)
アクションのキレとかそういうのを求める映画じゃなかった
正直、制作陣の名前に釣られていった。テーマ曲を聴きたかったのだ。
テーマは老いだと思うのだが、問いは何か?と言われるとちょっとわからない
老いを感じる瞬間、老い始めるのはいつか?とか、
対になる若さとは何か、若さから老いに変わる瞬間はいつか?とな?
まあでもよくわからない
作中は崖上ってる最中に背中だかが痛いとか肉体的に老いを感じる場面はあったが、
やっぱり最後のここに置いて行ってくれって言った瞬間だと思う
あそこは夢を追い続け目標地点に到達したというよりは、過去にすがったと感じた
そこにヘレナの一発
ハリソンフォードは老いたと思う(それでも77歳にしては全然若く見える!)が、
インディアナジョーンズは老いていなかったように思う
そしてマリオンとの再出発、最高のフィナーレでした。
ちょっと腑に落ちない、でも理屈じゃないのかも今の自分にはわからないがいいよねって何故か感じる
何歳になっても物語は始められる再出発できる、そう思わせてくれた
人は何かに挑戦したり新しいことを取り入れるのを拒んだりあきらめた瞬間から老い始めるのかもしれない
ありがとうインディアナジョーンズ!
作られる必要ない酷いインディジョーンズ風な映画
スピルバーグが監督していない時点でかなりハードルは下がっていましたが、それでもそれなりに面白いのではと期待していましたが、結果としては酷いものでした。
まず、オープニングのディズニーのロゴで「ムムム…そうかぁ…」となり、さらに伝統のパラマウントの山のマークからの切り替えしが無い!もうこの時点で嫌な予感しかありませんでした。
しかしオープニングの回想シーンではCGによる若返りインディが登場し、ちょっと声だけお爺ちゃんな所はだいぶ違和感はあったものの、アクションとしてはなかなかの迫力があり「おっ、大丈夫かも!」なんて安心しちゃってました。しかしピークはここまでで、現代に戻ってからの話は全くノレませんでした。
CGを多用したアクションも見た目は派手ですが、何も引っかかる所が無く目の前でガチャチャしてるだけで眠くなるだけでした。
カーチェイスも「魔宮の伝説」のトロッコチェイスやりたいんでしょ?って冷めた目で見てしまいました。
登場人物もインディと行動を共にするヘレナがキャラクター的に何の魅力もなく、ディズニーが関わってるからひょっとしたら女インディとして後を継がせるのか?とさえ想像しちゃってました。さらにヘレナの相棒の男の子もヘレナ同様、金にしか興味がないのに急にラストでは「インディは友達だから助ける!」みたいな、全くその心境の変化みたいなのが描かれておらず、感情移入が全然出来ませんでした。
とにかくこのインディ、ヘレナ、男の子の3人が仲良いのか悪いのか、何がしたいんだって感じでした。
そしてストーリー的にはやはりクライマックスでのインディの選択を無視して現代に連れ戻したヘレナの行動にもモヤモヤでした。
個人的にはインディがどうして過去の時代に残って余生を送りたいのか、じっくり語っていた流れから、そのまま考古学者として過去に残っていたらどれだれロマンのあるストーリーになっていたのか。
結局見せられたのは再会したマリオンとの老カップルのイチャイチャで幕を閉じるという、うーん、これが見たかったんじゃないっすよーって。
とにかくキャラクターの描き方やストーリー展開が雑で、やたらと長い(エンドロールもめちゃくちゃ長い!)
インディジョーンズを観に行ってるはずなのに、インディっぽいものを観させられてるというか、これがディズニーのせいかって、なんか以前「スターウォーズ フォースの覚醒」で感じたのに近い印象をうけました。
自分としては、タイムマシーンなんてどうでもいいから、もう前半の回想シーンのくだりだけでよかったかなと。あそこで出てきたキリストを刺したって剣の話を深掘りした話を観たかったですよ。
ただ、以外と期待以上だったのはジョンウィリアムスの音楽が頑張ってたかなって。内容がどうしょうもない本作を何とかしてたのはこの音楽があったからではないかと。
ゆえに本作を観ていて一番上がったのはエンドロールの最初のインディジョーンズのテーマがガンガンかかった所であったのは言うまでもありません。しかしエンドロールの本当の最後ではまた賑やかにやって欲しかったのですが、静かな音楽で終わってしまい、ここも不満の残る締まらない感じでした。やっぱりエンドロールの最後の最後でまたインディのテーマが爆音でやってくれて、ハァ楽しかったなぁとなるのをやんねぇんだなって、とても、ガッカリでした。
ハリソンフォードは思っていたよりも元気そうでしたが、作品が酷いのでこんなインディは見たく無かったと言わざるをえません。
おもしろいけど物足りなさも
インディジョーンズは昔からテレビ放映の吹替で見慣れているので、今回は吹替での鑑賞を選びました。
一応全作見ているはずですが、正直結構忘れています。シリーズ未見でも問題はないですが、1作目から観ておくとより楽しめる部分あり。私が一番好きなのは3作目の最後の聖戦。ショーンコネリー演じる父親とインディとの凸凹掛け合いが大変良いので是非観ていただきたい。
さて本作ですが、冒頭からびっくりしました。若いインディ!どこからどこまでがCGなんだろう。暗くてアクションが見えにくいところもありましたが、わくわくする出だしでした。
そしてマッツミケルセン。好きな俳優さんの1人です。1944年時の下を向いた時に垂れる前髪のセクシーさたるや。終盤のナチスの制服もお似合いでした。紳士的に見えて実は怖い役、ハマりますね。
ヘレナも良かった。強かで頭も切れる。翻訳しながら授業してるみたいに動き回って問答する一連のシーンが印象的でした。インディよりヘレナの方が先生に向いていそう笑
良かった場面は、モロッコでのカーチェイスと洞窟でインディが今までの苦労をぼやくところと謎解きの場面と大量の虫が湧くところ。あとはアルキメデスの墓での時計とか不死鳥のプロペラの伏線なんかも良かったですね。
気になった点は、金のために動いていたヘレナがインディを助けに行く選択をするに至る心情の変化。もう少し丁寧に描いて欲しかったです。
インディが「金のためにお父さんのノートを暗記したりしない。」みたいなことは言っていましたが、危険を冒してまで助けに行くほどの信頼関係が築けていたかというと…もうちょっと説得力のある描写が欲しかったです。
それとメイン以外の人物の扱いに雑さを感じました。学校の先生とか、友人のダイバー(アントニオバンデラスだと気づきませんでした)とか簡単に死んじゃうので。CIAの女性とウォラーの関係性もよくわからなかったです。
個人的好みになりますが、もっと笑える場面も欲しかったです。
古代ローマに残りたがるインディには悲しくなってしまいましたが、ラストは感動的。
飛行船1機落ちたくらいでは歴史は変わらないのですかね。最後は絶対ダイヤルを壊してバジルとの約束を果たすもんだと思ってました笑
シリーズの昔の作品がとてもおもしろいだけに、比べてしまうと冒険感やアクションは少なめで人物の掛け合いもちょっと物足りない感じ。でも謎解きなどのインディらしさもみられて楽しめました。
やっぱインディはハリソンやね
すごく楽しみにしてました。冒頭のナチのシーン、「お、インディ若いやん」と懐かしく見ていたら、リアルインディ登場!一瞬のビジュアルで年齢を再認識。正直、今回はどうなのか??と思っていましたが、始まってみたら長時間はなんのその。今のかっこいいインディに目が離せませんでした。話の展開も、「そんな展開なの?!」となるようなちょいとびっくりしましたし、まさかのアルキメデス登場(笑)エンタメ性もバツグン。
登場人物も、背景、個性、キャラも濃かったし…。
ベッドで目覚めたときの時代の移り変わりもなるほどと。インディがアルキメデスのもとに残っちゃったらどうしよーと思いましたが、無事戻ってこれて、そしてマリオンとの再出発にほろっとしました。ウォンバットの変化にも一安心でした<( ̄︶ ̄)>
ただレニーを含めてあまりにも人が殺されすぎて…。その分−0.5かな。
映画としてはほんとうに楽しめました。
線路に乗った先の、とてつもない深さ。
とにかく凄いの一言。
ジェームズ・マンゴールドの凄さももちろんある。
すごく綺麗な脚本の増築美。
寸分違わないフリとオチの連続。
その中で、
絶対的に存在するインディー・ジョーンズ的ファンタジー
どういうことだよ!という時空の超越
(これはハリソンフォードにも当てはまる)
戦争と老いがテーマなのかなと。
クリスタルスカルはどちらかといえば伝えたいことを鋭利な形で伝えてきたと思う。
宇宙人の存在を醸し出し、情報過多の時代に警鐘を与える、まさに警鐘。鐘が鳴り響いていた感じ。
しかし今作はどうだ。
インディが、引退間際のインディが、優しく物語ってくるような感じ。
しかしその言葉はなぜかとてもつもなく重い。
それでいて、過去なんか見ていない。
見据えているのは今その瞬間。
戦争を経験しているからこそ、一義的に悪と正義を定義しつつ進んでいるようなストーリー。
しかし、実はどうか?
見方を変えてみると…
最終的に、語られるのは、今にしかない愛。
生きていれば、全身が痛い。
「痛くない場所」にキスをする。
こんなの、たかだか30年少ししか生きていない自分にはわからないよ。
キスというものさえも、ただそれが愛の表現なのか?そんなことさえ問われているような。
こうやって、人生ってなんなんだろう?っていうのを奥底に隠して、遊び心に隠して喋りかけてくるの、スピルバーグにしかできないんだと思う。
戦争の話題は多分ルーカスなのかな。
でもこれまで見てきたものと語り口が全然違うの。
2人とも優しいおじいちゃん。
そんな2人を最大限にリスペクトしたマンゴールドの作品。
007シリーズの最近のものもリスペクトが凄かったけど、今回はその上をいく。
かっこよさとダサさと、そこに新しく老いを乗っけた運命のダイヤル。
戸田奈津子さんの字幕もすごかった。
エウレーカの訳を、なぜ帰ってきたとしたのか、そこだけ聞きたい。
見つけた!ではないんだもの。
それはズルい。
スクリーンの中に入りたかった。
素敵な時間をありがとう、ルーカス、スピルバーグ、ジョン・ウィリアムス、ハリソン・フォード、マンゴールド。
Hummingbird
インディ・ジョーンズシリーズ15年ぶりの最新作にして最終作、42年という壮大な月日を締め括る豪華な作品に仕上がっていました。シリーズを劇場では初鑑賞です。鑑賞形態に少し迷いましたが、前の作品との兼ね合いで轟音シアターを利用しました。ドカンと音がくるので中々楽しかったです。
壮大な冒険譚、色んな国を駆け回り大どんでん返しを繰り広げる楽しい楽しい作品になっていました。心の底からワーッと騒げる最強娯楽作でした。
冒頭の戦前の若かりしインディとバジルのアクションが良い意味で現代っぽくなくて良かったです。サイドカー付きのバイクのサイドカーを切り離したというか壊してナチスの軍人をぶっ飛ばしたり、車を炎上させたり、冒頭からいきなり大暴れをぶちかましてくれるので面白かったです。
洒落た街中を駆け回るカーチェイスのシーンは楽しすぎました。ギリギリの攻防、余裕のあった昔のインディとは違い、一動作が遅れがちなインディなので常にハラハラさせられます。
狭い道筋をパワフルな運転テクニックで敵や障害を潜り抜け、事故寸前で避けたり、敵をまとめて蹴散らしたりと、アメリカ大作映画ならではのド派手なアクションが楽しめました。
今作の相棒は考古学者のヘレナ、過去の相棒たちよりも機転が利きつつも結構な脳筋キャラなので、インディと馬があったり馬が合わなかったりで衝突ばっかしています。それを見守るテディと3人で世界を駆け回っていきますが、この3人誰もノイズにならないのは作品のキャラクターとしての個性がしっかりしているからだなと思いました。
敵役のフォラーはこれまたイケオジなマッツ・ミケルセンが演じています。もっとプライドの高いキャラだと思っていましたが、表情の変化がかなり豊かですし、負け顔がこれまた素晴らしいなと思いました。この顔のマッツを観れただけでもなんだか得した気分です。
終盤、まさかの運命のダイヤルを回して時代を紀元前まで遡るというタイムスリップをやってのけてしまいました。しかもその時代に残る!と言い出してしまい、ヘレナは大慌て。頑固なインディをぶん殴って元の時代に戻すという中々の力技で連れ戻すのもなんだか良かったです。元の時代に戻り、残りの人生、再び冒険に出かけるという力強いラストになっていたのも最高でした。
インディ・ジョーンズシリーズの歴史はリアルタイムでは追えず、劇場で観れたのも今作だけでしたが、それでも42年積み重なった歴史が150分に詰め込まれていて楽しかったです。ハリソン・フォードの集大成といってはなんですが、それでも大きな歴史のひとつの終わりをこの目で見届けられて良かったです。本当にお疲れ様でした。
鑑賞日 6/30
鑑賞時間 13:50〜16:35
座席 J-10
鑑賞形態 轟音シアター
心温まる大団円に拍手~♪
前作のUFOオチにガッカリした派だったので、新作と聞いてもあまり興味はそそられなかったんですが、いざ公開されると「いつ観に行こうか?今でしょ!」と、最近また目にするようになった某cmに後押しされたかのごとく早速映画館に足を運びました。
冒頭のハリソンさん、えっ?80歳とか聞いてるで!?って位に肌ツヤが若々しく、あれって過去の映像?もしCGによる加工なら最近の技術には驚かされるばかりです。
その後の寝起きシーンで見られるヨレヨレ寝起き姿とのギャップが逆に痛々しく感じましたが(笑)
老体に鞭打った(こう言うたら失礼ですが)アクションの数々、コレコレ!って感じの洞窟冒険シーン、手に汗握る汽車やカーチェイス(自動車だけじゃないですが)に飛行シーン、見たいもの全部観れて大満足でした!
最高の宝(じんせい)の見つけ方
インディ・ジョーンズ・シリーズ第5作。
TC PREMIUM THEATER(Dolby‐ATMOS)で鑑賞(字幕)。
凝ったプロローグから魅せてくれる。CGによる若返りインディが疾走する列車の屋根の上で繰り広げるアクションは、お馴染みのBGM(ジョン・ウィリアムズはなんて偉大な作曲家なのだろう)が鳴り響く中、1作目の「ミッション:インポッシブル」のクライマックスを彷彿とさせるスリルが炸裂し、後の展開への期待を抱かせるに充分過ぎる導入でした。
ところが心からワクワク出来たのはここまで。これまでのシリーズにあった痛快さを感じることが出来ませんでした。
アクション・シーンは迫力満点。カーチェイスなんてハラハラ・ドキドキの連続なのに何故か気分が上がらない。
ハリソン・フォードが老体に鞭打って披露してくれたアクションに往年のキレが無いのはこの際問題にすべきじゃない。
タイムスリップする展開は予想外で面白かったけれど、敵を倒しても全然スカッとしないし、敵の死に方も微妙でした。
活劇感の薄かったことがワクワクの足りなさに繋がっているのかも。監督が変わるだけで、こうも違ってしまうのか?
大好きな映画である「フォードvsフェラーリ」の監督だから期待していただけにかなり物足りない気持ちでした。
それでも、インディ・ジョーンズの老いを真正面から描いていたことは良かったと思います。己の総決算となる冒険を成し遂げたことで、素晴らしき人生と云う最高の宝を手に入れたインディ。これはさすがにうるっと来ました。まさかインディ・ジョーンズで涙を流すことになろうとは…
「スター・ウォーズ」のハン・ソロや「ブレードランナー」のデッカード、そしてインディ・ジョーンズと、代表的なそれぞれの役の人生を最後まで演じられているわけだから、ハリソン・フォードとは本当に役に恵まれ、幸運にも恵まれた俳優さんなんだと実感。インディ・ジョーンズを最後まで演じてくれたことに心から「ありがとうございます」と言いたいです。
[余談1]
ディズニーの配給になったとは言えシンデレラ城から始まったことに驚かされ、その後にパラマウントのマークが出たことにホッとしましたが、マークの山が現実の風景に重なるいつもの演出が無くなっており、残念に思いました。
[余談2]
マッツ・ミケルセンの怪人感がたまらない。
[追記(2023/12/02)]
吹替版且つテレビで観ると印象が全然違って観れました。映画館で観た時は活劇感が少ないなと感じましたが、全くそんなことなかったです。めちゃくちゃハラハラしました。
家だと「危ない!」とか「そっち行ったらだめ!」とか、声を出して観れるからでしょうか。このシリーズをテレビ放映の吹替版で見慣れていることも関係しているかもしれません。
[以降の鑑賞記録]
2023/12/02:Disney+(吹替)
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