インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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インディ生涯の旅の「集大成」。
「インディ・ジョーンズ」シリーズは、多くの人にとって既に過去の名作であった。ハリソン・フォードもかなりな高齢であり、続編ができるとは思っていなかった。おじいちゃんを労わるような気持ちで見に行ったが、予想は大きく裏切られた。こんなにアクションシーン連続の映画はあまりない。しかも、シーンのバリエーションが多彩であり、飽きさせることなく、VFX技術を使っているだろうが、リアリティと緊迫感が素晴らしかった。大戦時の壮年のインディの再現も驚きだが、老年のインディの活躍も胸が熱くなる。最初の方に、年老いた考古学者であるインディが、世間から必要とされなくなって元気をなくしているシーンが描かれているだけに、なおさら、その後の活躍とのギャップが生きている。
インディは一人ではなく多くの人々に支えられているのも、ストーリーを深みのあるものにしている。古くからの親友であったり、クセの強い相棒たちである。そして敵役として、ナチスの生き残りのような奴が出てくるのもインパクトがある。
インディたちが追い求める「秘宝」は、ガラクタにしか見えないが、クライマックスでインディの生涯の夢をかなえるような価値があったことが明らかになる。インディは学者として冒険者として素敵な生涯を送った。その集大成として、今回の作品はとても感慨深いものとなった。
ハリソン・フォード、スピルバーグ、ルーカス、本当にお疲れ様でした。ありがとう!
第一印象は「老いたなぁ」でした。
そりゃそーだ。ハリソン・フォードは79歳ですもん!
役中のインディは68歳か70歳かわかりませんが、大学退職です。
話が進んでも、前作のような「ケンカの強さ」「修羅場慣れ」「超一流の冒険家」としての姿は全然見えてこないので哀しくなります。
肝心のストーリーは、もう、ちょっと、どうでもいいかもしれません。
とにかくがっかりしたのは2点。
◯ヒロインにまったく魅力を感じない。感情移入出来ない。
◯インディさえ登場すればもう大丈夫!という、シリーズに共通してきた安心感がまったく無い。
第1作ヒロイン、マリオンの気の強さはスターウォーズのレイア姫をイメージしているところもあるのかな?と感じましたし、2作目ケイト・キャプショーのウィリー、3作目アリソン・ドゥーディーのエルザ、4作目ケイト・ブランシェッドのイリーナも、みな非常に魅力的でありました。
ギャーギャーうるさいお荷物なだけのウィリーですら、それなりに「助けてやらなくちゃ」と感じたし嫌いじゃなかったです。
しかしながら!本作のヘレナだけは全っ然ダメ!
動機や行動基準は常に「金」だし、歴史や遺跡への価値理解もないし(ニコ・ロビンにお仕置きされるぞ?)
いくら父親への確執や生育歴に問題があろうとも、そんなのインディやマリオンだって似たようなもんだし。
闇堕ちする言い訳にはならないです。
物語だって、前作クリスタル・スカルではマットくんのお目々がだんだんまんまるく見開かれ、老けたか?と思わせたインディが次第に往年の魅力を取り戻していくのに対し、本作はどこまでいっても限りなく「お爺さん」なんです。
それも、ショーン・コネリー演じたパパ・ヘンリーのような円熟の余裕と魅力溢れる老爺ではなく、男やもめの哀愁と侘しさ漂う情けないジジイです。
いや、これで終わるはずはない。そのうち、牛追い鞭を片手に頼もしい事この上ないいつものインディが見られるはず・・・!と祈っているうちに、結局終わってしまいました。
しかも、歴史が変わるかもしれない事も構わず「ここに置いていってくれ」だとう?!
バックトゥザフューチャーのドクとは事情も立場も違うんだからさぁ!
勘弁してよ?ジョーンジィ〜。
ここばかりは殴り倒してくれたヘレナ、グッジョブです。
結局ですねー。
インディに「絶対にダイヤルを手に入れる!」という熱意がないんですよ。
フォラーに渡しちゃならないし、ヘレナに渡せば売り飛ばされるからやっぱり渡しちゃいけない。という消極的理由でとりあえず追いかけているだけだから観客も熱くなれない。
ヘレナも本心は「父が果たせなかった夢を叶える!」ってのがあると思うし、インディと行動しているうちに歴史の謎にもワクワクしてるっぽいんだけど、その「変化」が描かれない。
それがあれば、きっと過去ヒロイン同様に魅力的存在になったんだろうけど中途半端なまま終わってしまいました。
マットが死亡した設定も驚愕です!
「(歴史が変われば)息子は死ななかったかもしれない」
「自分を困らせる為に入隊した」
「マリオンは入隊を止められなかった俺に愛想を尽かし、俺は彼女を癒せず彼女は出ていった」
みたいな感じだったと思うんですけど(ショックでうろ覚え)もう、一体何が起きたのかと。
おかげで、本作レビュー書く前に急いで過去作おさらいマラソン鑑賞してしまいました。でも、当然過去にヒントは一切無し。
という事は1969設定ですから、ベトナム戦争に従軍して戦死した、っていう新設定ですね。
そんな、いきなり悲し過ぎる展開でしょう!
なんなの、これは?
脚本検討段階において「スピルバーグは過去を、ぼくは未来を見ている」とこぼしたルーカスは最終的には本作に参加しませんでした。
スピルバーグもメガホンは取らず、監督をマンゴールドに任せました。
ルーカスがディズニーにスターウォーズを売った時「僕は子供達を売ってしまったんだ。奴隷としてね」と漏らし、すぐに謝罪声明を出しましたが、それでもこれは彼の本心でしょう。
ルーカスが作りたいものと「観客のニーズ」が違ってきてしまった。
大勢にウケるもの、興行収入をあげられるもの、ディズニーや世論が求めるものと、ルーカス&スピルバーグが作りたいものはもう違う。
インディの哀しき老爺の姿は、ルーカス&スピルバーグ、彼ら自身の心情投影なのかもしれません。
講義は満席、学生達に大人気だったジョーンズ教授が、今は閑古鳥。
そんなシーンは見たくありませんでしたが、あの学生は「現在の映画ニーズ」を表していたのかもしれませんね。
最後にマリオンと寄り添って生きるハッピーエンドはスピルバーグの仕事だな、と思います。
インディはもう、冒険に旅立つ事はないでしょう。
同様に、スピルバーグはもう娯楽大作は撮らないかもしれないし、ルーカスはビジネスを離れ革新的(実験的)映像制作を細々と続けていくのでしょう。
それでも最後に、スピルバーグがメガホンを取り、ルーカスが思いっきり編集した「最終作」が観たかったな。
スピルバーグならもっと違う撮り方をしただろうし、ルーカスならもっとずっとテンポが良くなっていた事でしょう。
ハリソン・フォード
スティーブン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス
「インディアナ・ジョーンズ」という素晴らしい作品を生み出してくれて本当にありがとう!
間違いなく、映画の歴史を塗り替えた名作でした。今はただ、穏やかな日々を過ごしてくれる事を祈っています。
(最終作品に敬意と感謝を込めて、せめて日本最大スクリーンのIMAXで鑑賞してきました。(涙))
おじいさんでも格好良い
中だるみもなく面白かった。ただ個人的には知り合いはあっけなく殺されて、結構非情な敵なのにツメが甘いとこがあって残念。インディも死にそうなシーンもたくさんあったけど強運だ。
後半の部分はあんなことが現実に起きてもおかしくない世界だと楽しいなと思った。
最後の方のインディの発言で、マジか!!そうやって終わるの?と思ったけど次に起きたシーンで笑った!
最後の最後は良かったねーと思って泣いてしまった。
ハリソン・フォードのスーツ着た歩き姿がおじいさんでシワも多くて本当に年をとったんだなあとちょっと切なくなったけど、アクションはパワフルに頑張っていた。
序盤のあんなに冒険家だった人が偏屈おじいさんみたいになっていたのは悲しい。
キャストも良かった。マッツさんは悪役似合うなあーやっぱり。
若い頃のインディの顔が違和感なさすぎて映像技術なのかメイクなのかとにかくすごい。
インディージョーンズ最後のようでお疲れ様でした!ハリソン・フォードは格好良いです。
インディ今までありがとう
晩年でも輝いている
さぁさぁー!インディ祭りだよ!
長文入ります!
オリンピックは4年に一度だけれどインディは15年ぶりだよ!
素晴らしかった!
ラストシーンで思わず涙が頬を伝わった!
インディで泣くなんて全くの想定外だったー!
長い長いエンドクレジットが終わり劇場に灯りが灯った瞬間、思わず拍手していた!
本当に全てが面白かった!感動的でした!
噂ではインディの最終作になるとか??
期待通りの出来栄えなのか?それとも?と不安がが無い訳ではなかったのだけれど、それは杞憂に過ぎなかった!
これはもはや映画鑑賞という「枠」を超えた見る者全ての人生の一部分をも巻き込んだ「新たな体験」と言えるのでは無いだろうか?両親や小学校の同級生の次に付き合いが長いと言っても良い方々が私も含めて大勢いるでしょう♩見る方にとっても本当にライフワークなのだ!
インディを演じる我らがハリソン・フォードが年齢を重ねている以上物語の舞台もそれに合わせてより現代に近づいて行く。アポロ11号が月着陸を成し遂げた1969年はもはや(present day)現代と言って差し支えない。よって映画の中で描く題材(テーマ)や登場人物、時代背景(その時代の世相・風俗)も第二次世界大戦中の遠い過去では無く既に自分達が生まれている時代となる。
それが故に、スクリーン上の現代人が次々と撃たれて死んでしまうシーンに過去作には感じなかった生々しさを感じてしまうのだ。戦争映画で人がマシンガンで撃たれて次々に死んで行っても時代劇のチャンバラのように当然のシーン(映画だから)と流してしまうのだが。
冒頭のナチスとインディの戦いのシーンではILMによる特殊効果で若返ったハリソン・フォードが秀逸。(この技術でいくらでも次回作を作れると思うのは私だけでは無いと思う!)
又、冒頭のシーンのBGMが「最後の聖戦」のスコアが使われている♩スターウォーズやインディ・ジョーンズは各作品で新たにジョン・ウィリアムスによるオリジナルスコアが作曲されて来たのだけれど、これほどの超大作には珍しいなと思った。
ジャングルや砂漠でこそクールに見えるフェドーラハットと革ジャンと鞭の出立ちのインディが観光客でいっぱいのギリシャにいるというのも多少の違和感を感じなくもないが時代が進んでいる設定なのだから納得するしかないよね。
監督のジェームズ・マンゴールドは正に私と同世代。
見事にある意味ファン目線で俺たちのインディを描いてくれた!
人気のある超大作は特にファンの長年愛して来た思いがあって製作者の苦労も大変だと理解出来る。実際プレッシャーは相当だろうね。
80年代の3部作はインディの大冒険を拝見させてもらった、という感じとすれば今回は、インディの冒険に同行させてもらったという感じだ。
と言うのも、それこそ80年代はハリソン・フォードは遠い遠い雲上人だったけれど(当然今もだが)出版物やドキュメンタリー、WEBサイト、SNS等でハリソン・フォードの映像や語る姿をリアルタイムで見る事が出来る現在は、昔よりは彼の人となりが身近に感じられるから、「見せてあげるよ♩」と、冒険に招待してもらったように勝手に親近感を感じてしまうのだ。
ラストシーンでバルコニーに干してあった帽子を素早く取るシーンって??次回作有り?
ありがとう!俺たちのインディアナ・ジョーンズ!
こんなにも長い間、私たちを楽しませてくれたことに感謝しかない!
もしかしたら、若い俳優で次回作やスピンオフを見る日も来るのかもしれないが、それはそれで楽しませてもらうとするのだ!
インディよ永遠に
高2の時に今はなくなった新宿プラザでレイダースを観て以来、インディシリーズの大ファンです。本当にこれが最後だと思いますが、観終わってインディと共に生きて来られてよかったなあとしみじみ思いました。
高齢のハリソン・フォードも頑張っていましたし、アポロの宇宙飛行士のパレードを持ってくるとか、うまく実年齢のハリソンに設定を合わせてるなと思いました。
レイダースの時のサラーは太っていた印象なんですが、なんだかスマートになってました。最後も今回は出て来ないのかと思わせたマリオンとのハッピーエンドで、1作目からのファンに向けた作品だと思いました。(2、3作目のお相手は行きずりの女性でしたから)
昔の若い頃のインディの話はどうやって撮っていたんでしょうか。背格好の似ている俳優にアクションをさせて、若いハリソンの顔をAI合成した?もしそうなら、若いインディの設定の新作をいくらでも作れそうですが、ファンとしてはそれはやめて欲しいですね。
予告で見せていたダイヤルは時計のような感じだったので、今回のお宝ネタは時間絡みかなと何となく思っていましたが、まあまあ予想通りでした。このシリーズはどんなお宝なのかというのが見所の一つですが、悪魔を呼ぶ聖櫃→世界を支配する神の石→永遠の命を与える聖杯と来て、ネタが尽きたかなという4作目はSFテイストの何がお宝?という結末に。お宝のインフレもここまで来ると、今までを超える物をと言えばこの作品のような代物になるというのは納得しました。(これ以上のすごいお宝はもう無理ですかね)
総じて集大成感は半端なく、ハッピーエンドの後のあの特徴的なロゴのエンドロールのバックにジョン・ウィリアムズのインディマーチを流してくれる辺り、ファンの気持ちをよくわかってらっしゃると思いました。
ついに終わりかぁ
見れば見るほど面白い!インディジョーンズ!
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