インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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予告編が出来過ぎか…
インディシリーズは最後の聖戦を劇場鑑賞の最後と決めていたが、ハリソン▪フォードが本作をインディ出演最後と言明したので、敢えて劇場鑑賞。劇場で見ると決めて見たので、後悔はないが、色々と残念に思わせる作品。
帰還した飛行士たちを祝うパレードで馬で駆け抜けるインディ…このシーンは予告編で盛んに取り上げられて大いに期待していたのに、ストーリーが平坦で盛り上がりが今一つ。全体として、数種類の予告編を見て想像した、見たいストーリーを上回ることがなかった。
冒頭から同じようなアクションシーンが何度も繰り返されて、後半になると段々と眠気に襲われるようになりついに意識を失う。もっとコメディ要素を入れてもらわないとアクションだけでは、かつてはともかく今日では、他の優れたアクション映画に見劣りしてしまう。
スターウォーズ、ブレードランナーなどに続き、ハリソンの老いの演技を十分鑑賞させてもらい、失われたアークのオマージュでエンディングするのを見届けたことで、とりあえず納得して劇場を出た。
シリーズの面白さを損なわなかった最終作
インディ・ジョーンズ・シリーズは、1981 年に第1作、3年後に第2作、さらに5年後に第3作が作られたが、第4作までは 19 年の時間が空いた。今作まではさらに 15 年の時間が空き、第1作から 42 年が経っている。時代設定は第1作が第二次大戦前の 1936 年で、第2作はそれより前の 1935 年、第3作は 1938 年、第4作は 1957 年、そして今作は 1969 年の設定で、アポロ 11号の月面着陸を祝うパレードが行われたりしている。今作はシリーズ第1作との関連が多いので、第1作だけは見ておいた方が良い。
スター・ウォーズと肩を並べる人気作品であるこのシリーズが、半分ほどの本数にとどまったのは、伝説的な超常現象を題材として含むのが原因ではないかと個人的に思っている。第二次世界大戦前の時代であれば、ヒトラーのオカルト趣味などにかこつけて、失われた聖櫃や聖杯をネタにした物語が作れたが、時代が進むにつれて科学技術の進歩に反比例するようにオカルトは日陰者の存在となり、前作では宇宙人をネタにした話になっていた。人類が初めて月に足跡を残した時代まで進んだ今作の時代設定でオカルトのネタを探すのは極めて困難であるが、ヒトラーの時代に話の発端を置いて雰囲気作りに苦労している。
前作で実の息子が登場して代替わりするのかと思ったが、息子のその後が台詞で語られるだけだったのは、交代が上手く行かなかったことを物語っているのだろう。どんな人気俳優を連れて来てこれが息子だとか言っても、聴衆は納得せず、ハリソン・フォードが出ていないインディ・ジョーンズなど見たいと思わないのだと思う。その気持ちはよくわかる。制作側もそれを認めたようで、今作がこのシリーズの最後の作品になるらしい。
今作のネタはアルキメデスが作った運命のダイヤルと呼ばれる遺物で、あまりに途方もない能力を持つために、悪用を恐れたアルキメデス自身が半分に割って残し、その2つを合体させて復活させるという話を主軸にして物語が進められる。発端となるエピソードは第二次世界大戦でのベルリン陥落の寸前ということなので、1945 年頃の話である。若い頃のインディがかなり登場するが、昔の撮影の使い回しだけでは足りず、今流行りの AI 技術で作った若い頃のハリソン・フォードの顔をスタントマンの顔に上書きしているらしい。やや違和感があるが、かなり頑張っている方だと言えるだろう。
第1作から続くこのシリーズの売りは、とにかく休む暇もなくハラハラドキドキのシーンが続くというサービス満点の作りである。本作も期待を裏切らず、次から次と素晴らしいアクションシーンが続く。カーチェイスやアクションシーンでの起承転結が丁寧に描かれており、次々とケリを付けていくのは小気味良く、それぞれのケリの付け方もいちいち洒落ていてよく出来ている。この辺は脚本家の手柄である。
息子が出て来ないのを補うように、旧知の友人の娘というのが出て来て、アクションの半分くらいをインディに代わってこなしている。旧知と言いながら、名前も聞いたことのない人物である。いきなり見知らぬ旧知の人物が出てくるというのは、現在放送中の大河で「ちむどん」並につまらないと評判のあのドラマで度々採用されている手法で、非常に既視感のある展開だったが、まあ、この作品ではやむを得ないだろうと思った。
アルキメデス絡みで出て来た紀元前 212 年のシラクサイ包囲戦の映像があまりに見事で、製作陣がどれだけ本気でこの映画を作っているかがよく分かった。ただ、空を飛ぶ方法がなかったアルキメデスが「時の切れ目」を作り出すなら、地上か海上のはずである。また、歴史に思い入れのあるインディがああいうことを言い出す気持ちはよく分かるが、あの装置があればいつでも好きな時に再訪できるはずでなので、それを考えないのはおかしいのではないかと思った。
ハリソン・フォードあっての作品であり、2015 年の自家用機墜落事故で無事だったからこそ出来た作品である。本当にビックリしたので、もう自分でレシプロ機の操縦などはやめて欲しい。第1作で馴染みのキャストも多く出演しており、良くぞ今まで健在でいてくれたと思わずにはいられなかった。シリーズをずっと見て来た人ほど感慨がひとしおのはずである。音楽もまた、第1作以降全作担当して来たジョン・ウィリアムスが自ら手掛けており、彼の長寿にも感謝しなければならない。監督は、これまでの4作を監督して来たスピルバーグが制作総指揮に回り、「ウルヴァリン」シリーズなどを監督したジェームズ・マンゴールドに代わっている。これまでのテイストを損なわずによくやってくれたと思う。第1作からリアルタイムで完走できた自分も運が良かったと言うべきであろう。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。
これぞインディ・ジョーンズ! 余計なことをしない、ファンのためのまっすぐな冒険活劇!
おおおお、何年経ってようがこのマーチかかると、アガるわ、タカブるわ!!
いやあ、大満足。
そうそう、インディ・ジョーンズはやっぱこうじゃなくっちゃね!!
金曜はテレワークなのをいいことに、8時20分からのIMAX回で視聴。
こういうとき、3割くらいの入りでのんびり観られる調布は最高だ。
もちろん予備知識ゼロ。なんの話かも知らずに、ただわくわくしながら観た。
ハリソン・フォードの80歳という年齢を考えると、さすがにアクション映画は厳しいのではとか、がっかりするような老人愛護映画だったらどうしようとか、観る前はいろいろ気をもんだが、そんな心配はご無用。
ハリソン・フォード、超ちゃんと動けてたよ!!
数年前に観たクリント・イーストウッド(当時91歳)の『クライ・マッチョ』なんかは、すでに半分「生き神様」と化したご老体の「年齢からするとかなり頑張ってる」挑戦を、ただありがたく拝みながらみんなで生暖かく見守る、ある種の究極のファン・ムーヴィーと化していた。
でもハリソン・フォードは、イーストウッドと較べればまだ13歳も若い。
今の80歳は、本当に元気だ。
多少、走り方がドタってるし、身のこなしも緩慢っちゃあ緩慢だけど、しょうじき全然気にならないレヴェル。
ぶっちゃけリーアム・ニーソン(70歳)くらいは、動けてる。
少なくともジェームズ・ボンド引退間近のロジャー・ムーアの50倍は、動けてる。
作中のインディ・ジョーンズの年齢が70歳で、冒頭で大学を退官するくらいなので、ちょうどよい頃合いで「めちゃ動ける老人」として動けている感じだ。
やっぱ、今でも飛行機飛ばしまくってて、ときどきガチで人命救助とかして、毎日自転車で50キロも走ってるような人間は違うね!
ちなみにアバンでは、大戦末期、ナチスが支配する城に囚われたインディ・ジョーンズが脱出し、疾駆する軍用列車の上で仲間の大学教授とともに、ナチスの軍人&学者と「聖槍」をめぐって大立ち回りする息をもつかせぬ大活劇が展開される。
このインディが、なんと壮年期のままの姿で登場し、軽やかにアクションを披露するのだ。
えええ? なんで???
観ているあいだは、昔『バットマン』とかでやっていた、フルCGもしくはスタンドのダブルに、顔だけCGではりつけるやつかと思って、ここまで出来るようになるともう俳優なんか要らねえな、みたいな微妙な気分でいたのだが、後でパンフを観てびっくり。
これ、昔撮ったインディ・ジョーンズの映像を(大量の未使用のフッテージもふくめて)再利用しているんだってね。
ちょうど、アニメで前の作品で使った動画を再利用するみたいなことを実写でやっているわけだ。
これだけ自然で流れるようなアクション・シークエンスを、ハリソン・フォードの「ありもの素材」だけで構成できちゃうのか……それはそれで、すげえな。
でも、それだけが延々続くとなると、なんで今「インディ・ジョーンズ」を銀幕に呼び戻したか、まるでわからなくなる。
基本の部分ではやはり、ハリソン・フォード「自身」がきちんとリアルタイムで演じるからこそ「映画の真実味」が生まれるわけで、ちゃんとこの映画はそこを怠っていない。
「壮年期のハリソン・フォード復活」の「お遊び」は冒頭数十分にとどめて、基本は今のハリー本人に結構負荷の高そうなアクションをしっかりやらせている。
だからこそ、冒頭の「復活ご褒美映像」の興奮を、観客は最良の形で「気持ちよく」ポジティヴに受け止められるわけだ。
― — — —
で、全体としての出来は、実際どうだったか。
映画としては、言いようによっては、普通っちゃ普通かもしれない。
てんこ盛りの超楽しいアクションと、秘宝をめぐっての悪漢とのデッド・ヒート。
愉快な仲間たち(勝気な美女と頼りになる子供)との丁々発止の掛け合い。
話の規模自体はかなり大がかりになっているし、あとから大風呂敷のSF要素も絡んでくるが、基本はただそれだけである。
でも、この映画はそれだけでもう十分なのだ。
ただただ楽しく、ヒーローの活躍に酔いしれる「大冒険活劇」。
それ以上でも、以下でもない。
でも、それでいい。それがいいのだ。
話としては結構取っ散らかってる気もしないでもないし、
話の枠組みを広げ過ぎて若干散漫になってる部分もあるし、
ヒロインに120%共感できるかというとそうでもない感じだし、
善玉側がこの「秘宝」に拘泥する理由が今一つわかりにくいのもある。
アクション要素もちょっと盛りすぎたせいで逆に感覚がマヒしてくるし、
カーチェイスは複雑なことをやりすぎて、イマイチ現象がつかみにくい。
潜水シーンはインディ・ジョーンズというよりはクライブ・カッスラーみたい。
(ちなみに「ウナギ」襲撃シーン観て、星野之宣の漫画『妖女伝説』の「メドゥサの首」をめっちゃ思い出しました!)
いろいろあげつらいだしたら、気になる点はいくらでもある。
でも、そういう細かいことはあんまりどうでもいいかもしれない。
この映画は、『インディ・ジョーンズ』や『ロマンシング・ストーン』や『グーニーズ』が撮られていた頃の「昔懐かしい冒険活劇」のテイストを現代に再現することを第一義につくられており、それ以上の変な野望や政治的意図をかませていない「ゆるくて、適当な、大風呂敷の映画」であるからこそ楽しいのであって、べつに「たいした映画」である必要はさらさらないのだ。
この第五弾の「特段要らないことをやらずに」ただひたすらB級活劇に徹している姿は、むしろいっそすがすがしいし、たいした度量を示していると思う。
実写版の『アラジン』みたいに、ヒロインの「女性としての自由」を強調したいがために「貧者は支配者の法に従う必要はない」みたいな極端な危険思想に陥ったりもしないし、
『スター・ウォーズ』エピソード7~9のように、昔馴染のキャラを殺したり絶対やらないようなことをさせたり特攻させたり過去の設定を台無しにしたりもしないし、
『リトル・マーメイド』のように人種とポリコレへの配慮であちこちいじくりまわしたりもしない。
インディは、年老いて偏屈にはなっているが、そもそも彼は出てきたころからけっこう偏屈だったし、昔どおりのキャラのまま齢を寄せて我々の前に姿を現す。
現地での昔馴染との共闘という繰り返される定番ネタ。
おきゃんな美しき相棒に、才気煥発な子供という、最高傑作『魔宮の伝説』そのまんまのキャラ配置。
「ナチス」という敵キャラのわかりやすさ(今回は少し『ダイ・ハード』っぽい「ひねり」がきいているが)。
『インディ・ジョーンズ』なら許される程度の枠内にぎりぎりとどめた形でのSF要素。
旧作を容易に想起させる小ネタの数々(鞭振り上げたら銃をみんなに突き付けられるのって、アレのセルフパロディだよねw)
すべてが『観客が期待するインディ・ジョーンズ』の範囲内にうまく収まっている。
それは裏を返して言えば、「期待していた想像の範疇にとどまる程度の映画」ということであるかもしれない。
実際、地下迷宮のシーンとか、あまりに『魔宮の伝説』のまんまで、ここまでリメイク感覚であちこちから元ネタ拾ってきてて、それで本当にいいのかな、と若干思ったりしたくらいでして。
でも「期待を裏切ってインディ・ジョーンズじゃないような映画になる」よりは、1億倍マシというものだ。
いっぽうで、「余計なことをしない」。その姿勢は徹底されている。
『クレオパトラ危機突破』みたいな「いかにも70年前後に居たっぽい黒人女スパイ」や、「ノルマンディー上陸作戦には参加してたけど今はホテルのしがないボーイの黒人男性」といった感じで黒人は出てくるけど、「まったく違和感のない」形でしか人種の多様性は追求されていない。
敵はほぼ白人ばっかりだし(その理由もあとではっきりと分かる)、女性も(ほぼ)ヒロインのヘレナしか登場しない。ヘレナは『魔宮の伝説』のウィリーよりはずいぶん能動的で今風だけど、このキャラクターを用いて何か政治的な主張をしようといった「いやらしい何か」は全く感じさせない。ピカレスクな部分はあっても、あくまでさっそうとした魅力的な女丈夫である(フィービー・ウォーラー=ブリッジは脚本家のイメージが先にあって、ちゃんと女優として観たのは初めてだったんだけど、この人、こめかみに結構大きなしみというかあざがあるのに、まったく気にする感じがないのね。すげえかっこいい!!)。
あとこの映画、別に殺しの許可証を持っているわけでもないインディ・ジョーンズとヒロインと子供の手にかかって、結構な数の悪党が命を落とすし、周りにもかなり甚大な被害が出まくっているが、作り手にそれを気にしている気配が全くない(笑)。
ヒーローが活劇やったら、周囲の有象無象は死んで当たり前という「チャンバラ」精神をしれっと踏襲&発揮している。先にこの映画のスタッフは「肝が据わっている」と言ったのは、まさにそういう部分だ。
作り手は「面白くて、昔のファンがみんな喜んでくれるようなインディ・ジョーンズ」を製作することにとにかく全力を投じていて、それ以外のいやらしい「現代的な付け加え」や「政治的配慮」や「リメイクだからこそのチャレンジ」を見せつけようという「心底くだらないポジション取り」に(少なくとも表面的には)色気を見せない。
いやー、それでいいんじゃないすか? 個人的にはたいへん好感がもてるよね。
少なくとも、俺はスタッフの「旧作愛」をひしひしと感じたし、演じているハリソン・フォードも実に楽しそうだ。
仲間として出てくるアントニオ・バンデラス(俺、エンドクレジットまで気づかず。こんなにおじいちゃんになって……w かつてはアンディ・ガルシアと並び称されるセクシーガイだったのに)や、マッツ・ミケルセン(ヴェルナー・フォン・ブラウンが元ネタだよね。44年も69年もあんまり変わらない風体で出てきたが、この人自体四半世紀くらいで風貌に変化がなさそうな印象なので違和感なし。悪役やるときのマッツさんはホント生き生きしているw)も、本当にエンジョイしているのが伝わってくる。
それでもう、自分としてはじゅうぶん大満足なのだ。
当然ながら、本作は70歳のインディ・ジョーンズの活躍を描くことで、「老いらくのヒーロー」「ヒーローの終幕」をテーマにせざるを得ない。
いかにヒーローに齢をとらせるか。
ヒーローの最後(最期)にどのような華を添えるか。
悪役たちとインディたちが飛行機に乗ってから後の展開と、最後に訪れるエピローグは、未見の人に話す内容ではないから、ここでは敢えて触れない。
でも、個人的には、現地でインディが口にした「願い」にはちょっとほろっとしてしまった。このヒーローならではの「特性」がちゃんと反映された本当に心からの願いであり、一瞬「そう終わってもいいのかも」とか思っちゃった。
ラストも、微妙に狙いすぎの気もするけど、こうきたか、という感じ。
なお、こういう「懐古的」な冒険活劇の舞台を、よりによって1969年に設定する感覚は結構面白いかも。碩学マーク・カーランスキーに『1968 世界が揺れた年』という著書があるが、この時期はまさに政治の季節のなかで世界が揺れに揺れた頃であり、ベトナム戦争からキング牧師とケネディの暗殺、プラハの春、五月革命、アポロの月到達といった前年の激動を受けて、学生運動やフラワーチルドレンが活発化し、初めて人類が月に降り立ち、ウッドストックが開かれた。フランスではちょうど、ゴダールが毛沢東に接近して政治化していた頃だ。
そんな先鋭化したヒッピーカルチャー花盛りの時代を背景に、鞭を振り回す老考古学者の冒険家が、モロッコやシチリアといった「古都」をめぐって、馬やらボロ車やらを乗り回し、よりによってナチスの残党たちと戦っている「由緒正しい旧態依然の活劇感」が、なんとなくミスマッチすぎて、逆にオフビートな得も言われぬ味わいを生んでいるような。
個人的には、おすすめです。
あまり期待しすぎずに、インディ・ジョーンズ最後の冒険をぜひお楽しみに!!
見て損なし!
昔のまま。
運命のダイヤル自体は歴代のお宝から見ると魅力にかける
こんな80歳、魅力的すぎる。
ハリソン・フォードがまたインディージョーンズとしてスクリーンに!と言うだけで、もう観るしかないんですよね…。音楽流れたら号泣です。
なんだかんだ言って、お宝や謎解きってワクワクするんですよね。若かりし頃にそのワクワク感を最高に与えてくれたシリーズ。感無量です。
今までのシリーズよりコミカルなシーンは少なめに感じた。集大成としての気合いなのだろうか。ラストは特に胸にじんときましたね。
正直、フィービー・ウォーラー=ブリッジの良さをあまり感じなかった…。脚本家としてはすごく好きなんだけどなぁ。マッツミケルセンが1番好きでした。これこそ宿敵。
それにしても、これでハリソンフォードも80歳というのだからすごい。自分が80歳になった時、あんな動ける自信ないですよw
観終わった後に一抹の寂しさが無くはない
ルーカスフィルムがD社に吸収され、ルーカスの名前が製作陣の中にもなく、スピルバーグも監督ではなく製作に回ったシリーズ初(最後?)の作品。
第2次世界大戦末期からアポロ11号の月面着陸まで二十余年を飛び越えての話になるのだが、それぞれの時代の年齢のインディやユルゲン・フォラーが見ることができ、改めてCGの万能さに感心した。
個人的な見どころとしては何といっても80才のハリソン・フォードがどれだけ「俺たちのインディ・ジョーンズ」でいられるかだったが、正直言って80才なりの動きで済むような演出でも十分と思っていたところ、本当に本人がアクションをしているのかと疑うほど素晴らしいものだった。(どこまでスタントかわからんが)
サラー役のジョン・リス=デイビスやマリオン役のカレン・アレンなど出てきただけでウルッと来た。
考古学にSFを絡ませるのは正直言ってあまり好きではないし、まだナチなのとか、時代的にももはやムチより拳銃での戦いが多くなることなどは致し方ないと割り切ったが、汽車、馬、三輪車、プロペラ機などでの息つく間もないくらいのアクションは臨場感満載だったし、秘宝までの隠し通路など定番の演出もしっかりとあって楽しく観ることができた。
冒頭のかなりくたびれた感じから、インディ・ジョーンズらしく男っぽくカッコよく前を向いて生きて行こうという終わり方は世のおじさんにも勇気を与えてくれ、すごく良かったと思う。
直前までヘタレな感じでどうでもよくなってあの時代に残りたいとか言ってたけど、ヘレナ(この人立ち位置が良くわからんかったが)あごに強烈な一発どうもありがとう!
次回どうする?
期待してなかった
最高の80歳✨
『ハリソンフォード』で映画を撮りたい!スピルバーグに感謝
ハリソン・フォードが殴る!殴られる!
80歳とは思えないハリソン・フォードが、殴る!殴られる!!
『インディ・ジョーンズ』シリーズと言えばドキドキハラハラの展開が魅力ですが、古き良き時代の冒険活劇なので肉弾アクションが多め。
乱れ飛ぶ銃弾には当たらないけれど、重めのパンチはしっかりくらう。笑
そして悪者は容赦なくバタバタと殺されていきます。
やっぱりインディは西部劇のヒーローなんだなぁ。馬にまたがる姿も絵になります。
顔パンチはサイレント時代のスラプスティクコメディへのオマージュでしょうが、今の時代には…。世代交代や継承もテーマです。
知的でクールなマッツ様がとにかく素敵!
イケオジ2人の対決は垂涎ものです。
なかでもマッツ様の泣き出しそうな表情が可愛いすぎて…。
胸を締め付けられる甘美さに悶え死にするところでした。
そして、やはり気になるのはお約束のシーン!
パラマウントロゴからのファーストシーンは?
蛇は?虫は?
帽子は?鞭は?
時代を代表する乗り物は?
前作からの続きも気になるところ。
マリオンとマットは?
新作を観るにあたり、過去の4作品を復習して挑みました。
『フェイブルマンズ』を観た視点で今見直してみると、改めて感じることも多く…。
『最後の聖戦』からキーとなっている親子のパートには、愛憎入り混じって一筋縄にはいかない父親と息子の絆を、より深く感じることができました。
引き続き、継承や世代の交代がポイント。
帽子がキーアイテムなので注目してください!
他にも、スピルバーグが撮った過去作には、昔の映画へのオマージュやリスペクトが満載だったことに気づきました。
ドキドキハラハラにはいろんな種類がある。
古き良きハリウッドムービーの影の演出が素敵。
『第三の男』を彷彿とさせる顔のライティングもカッコいい!
『魔宮の伝説』のレビューシーンは言わずともがな。
『最後の聖戦』の回転する壁なんて、もろにサイレントコメディだし、出会い頭に顔を殴るのはスラプスティクコメディですよね。
悪者をバタバタ殺すのは西部劇。ちょっと痛そうだからマカロニウェスタン?笑
トラウマ級の蟻は『黒い絨毯』だし。
オカルト映画のおどろおどろしい怪しさや、レイ・ハリーハウゼンの特撮。
そもそも“追いかけっこ”は古典映画から脈々と続く映画の楽しさ。
まさに映画少年が撮った映画でした。
=インディとの出会い=
みなさんそれぞれにあると思います。
私の場合は『魔宮の伝説』でした。
『スターウォーズ』は大好きだけど『レイダース』はちょっと怖そう…
そんな私に理科の先生が『魔宮の伝説』がいかに面白いのかを語ってくれたのがキッカケでした。授業時間に。笑
とても話の上手い先生で、試験範囲まで終わると、その後の授業時間は“先生のお話し“。
生い立ちの仰天エピソードや、学生時代のアルバイト。自給自足の島暮らしの話しなどなど。とても面白くて今でも覚えています。
みんな先生のお話しが聞きたくて、真面目に授業を受けていました。
そんな先生が試写会で観てきた『魔宮の伝説』を語ってくれたのです。
とくに宮殿のお食事のシーンや虫のシーンは「怖いけど見てみたい!」と思わせてくれました。
映画って出会いだと思います。
星の数ほどある映画の中で一生で観られる映画なんてたかが知れてます。
先生、オススメしてくれて有難う。
そして過去の私、思い切って観てくれて有難う。
ちなみに『赫い髪の女』のタイトルを知ったのは英語の授業中。
=インディの助手=
そんなわけで、私の中でインディの助手はショート・ラウンドなのです!
シリーズからすると『魔宮の伝説』は本筋からは外れるスピンオフ的なエピソードになるのですが、最初に観たのがこれだし。
同年代の子供が活躍するところに興奮しました。2人のコンビバランスが素晴らしい!
なので他の助手ポジには、観ていて“お前じゃ無い感”が邪魔するんですよね。
そもそも他の相方は利害関係のもと一緒にいるだけだから、純粋な助手はやっぱりキー・ホイ・クアンだけ!
帽子を被せてもらったのも彼だけでしょ?
ハラハラドキドキのインディが戻ってきた!
試写会にて鑑賞!そりゃ昔の機敏なインディと異なるのは当然だけれども、老インディだからこそ出せる実存感あった。昔ならちょっと身を屈めれば絶対に弾は当たらない感があったが、今回はそうはいかない。敵に追われ、事態に圧倒されるインディの様は作品のハラハラ感に拍車を掛けている気がした。4に少し足りないと思っていた緊迫感がかなり戻ってきたのではないでしょうか?−要素を+に変えるマンゴールド監督の手腕かなりすごいと思いました。
最後のインディ・ジョーンズの勇姿を見届けよ
今日の試写会は、待ちに待ってた『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』公開記念スペシャルイベント付き試写会。IMAXレーザーでの上映だ!
持ち物検査とボディチェック&スマホ封印でやっと入場。上映前にはこがけん、小澤 征悦、ゆうちゃみのトークショー。公開日の翌日7月1日がインディ・ジョーンズの誕生日ということで、トレードマークの帽子型バースデーケーキでお祝いして、さあ、上映開始!
『インディ・ジョーンズ』には「聖櫃」「聖杯」と、毎回すごい遺物が登場するが、本作で登場するのは「アンティキティラ島の機械」。
こう言われてすぐわかる人はちょっと「ムー」寄りな人かな。今までの物に比べて、誰もが知るというレベルの物ではない。
「アンティキティラ島の機械」は、アンティキティラ島近海の沈没船から発見された古代ギリシア時代の遺物で、当時の科学では作れない歯車式機械で「オーパーツ」として有名なもの。「ムー」的なものが大好きな私は「おー、そう来たか!」とニヤッとしちゃう。
今回はこの「アンティキティラ島の機械」の奪い合いが、発端である第二次大戦末期の1945年と、この作品の「今」である1969年の2つの時間軸を行ったり来たりしながら物語は進む。
この1945年は、『最後の聖戦』より後、『クリスタルスカル』より前、ということで、インディが若い! 最新のCGメイク技術で、ハリソン・フォードが昔のままの顔で出てきてびっくり! 技術の進歩はすごいです。
さて、『インディ・ジョーンズ』シリーズは、毎回バディの活躍がキーポイント。今回は長身の美女フィービー・ウォーラー=ブリッジ演じるヘレナ・ショー。インディの元相棒の大学教授の娘という設定だが、このヘレナがすごい! 第1作のマリオン以上にヴァイオレントで、金のためならなんでもやる!
80歳越えのインディ・ジョーンズ、このヘレナに振り回されっぱなしで、どんどん冒険は進んでいく!
今回の宿敵はマッツ・ミケルセン、インディを助ける旧友にアントニオ・バンデラスと、豪華共演陣がシリーズ初参加。
さらに、過去作を知るファンには懐かしい面々も登場して、楽しさ100倍!
過去作の名シーン、名ゼリフへのオマージュもたっぷり! 知ってれば知ってるだけ、うれしくなる仕掛けもいっぱい!
今までも「聖櫃」とか見つけちゃったらとんでもないこと起こったけど、今回も過去作以上に「とんでもない」こと起こっちゃいます。
さて、インディ・ジョーンズは冒険から無事に帰って来られるのか⁉︎
1981年の第1作から42年、これはハリソン・フォードの集大成。またインディ・ジョーンズの勇姿が見られてこんなにうれしいことはない。
ジョン・ウィリアムズのテーマ曲と共に『インディ・ジョーンズ』はいつまでも愛されていくことだろう。
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