インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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今年観た作品であくびの回数No.1
オープニングはまあまあ良かったんですよ。
若返りの技術すげーとか、その後の展開への期待感も相まって。
しかし、始まったのは延々とダラダラ続く追いかけっこ。
これなら、ナショナル・トレジャーの方がはるかに面白かった。
あのテーマ曲を久しぶりに劇場の音響で聴けたことに、プラス0.5。
15年ぶりの探検に出かけてきます❗️
ハリソン・フォードとともに青春を過ごしていた当時が甦ってきます。どうりで自分も歳をとるわけです。
一度は完結したと思っていたシリーズの復活と完全決着?をお祝いしたいと思います。
懐かしい仲間にも会えてお宝探しを楽しむ?インディを観ているだけで満足できる作品でした。
運命のダイヤル、凄いお宝に興奮しました。
是非映画館で🎦
74
7/26 2回目
イオンシネマ川口にて
字幕
吹替版よりも臨場感が増したように感じました。
81
最高!としか言えん!
や、このシリーズはずっと見てきたし、御歳80にもなるハリソン・フォードがまた演じるっていうのなら、まあ見届けなくてはなるまい、とおつき合い半分の気持ちで観に行ったんだけど…
面白かった!
このシリーズは荒唐無稽なホラ話が真骨頂なんだけど、最後にして最大のホラをぶちかましてくれるとは(笑)
開いた口が塞がらないホラ話、存分に楽しませてもらった。
インディーの年齢と同年代のフォードが演じているわけだが、さすがに彼も歳をとったなぁ、と感慨も深いのだけど、「老いる」ことを否定的に描かない語り方は嬉しい。
派手なアクションシーンはフィービー演じるヘレナが受け持っているのだけど、彼女のキャラも魅力的で、キレの良いアクションシーンも多く、クライマックスで老いによる弱気を見せたインディーをぶちかますシーンにも痺れた。
そしてシリーズ通しての大円団とも見えるラストシーン。これは通して観てきたファンは号泣するよねぇ(笑)
号泣したわ(笑)
本作がソフト化されたら、第一作から通して観よう、と思いながら映画館を後にしたのでした。
問題児、まさに亡き者とされる。 とてもインディらしい映画だと思う。...
問題児、まさに亡き者とされる。
とてもインディらしい映画だと思う。
ずっとバタバタしてるストーリーなのだが、中弛みがあるのが残念。
今回でキレイに終わったと思う。
あれ?阿部寛は?(違
冗長な場面が多すぎるが、最終作として申し分ない出来
インディ最後の冒険。と銘打たれた最終作。ここ最近、最終作が相次いでいるが、これは本当に最後のインディになるようです。ハリソン・フォードも流石に80歳。シナリオも老いを感じさせる作りになっており、あえて若かりしインディから幕を開けさせるのも、ファンサービス以上にインディの老いを感じてほしいからだと思います。
時空を超えるかもしれない秘宝をかけてインディは冒険に出るというシナリオですが、厳密に言えば冒険というよりも逃避行+追いかけっこで、このあたりがインディらしくないと感じさせる所以なのかもしれません。一作目を強く意識した作りですが、一作目ほどの冒険心をくすぐってくれないのも、その当たりに原因がありそうです。
冗長でたらたらやってるシーンも多く、やはりスピルバーグの流れるような展開は無理か……と所々で思いましたが、それでも退屈せずに150分鑑賞できたので、良しとします。
ただ、感心したのは時空を超えてからの展開。インディはそこで人生を終えさせてくれと願いますが、馬鹿野郎と殴られて強制送還されるのはとても良い展開だと思いました。あそこでもし、ダイヤルを使って好きな時代へ行き、誰かを救うだとか、後悔をやり直すだとか、そういった時間旅行ものに有りがちな展開になっていたら駄作もいいところだったと思います。インディが残って時代を変えてしまうなども論外でしょう。彼は歴史を尊重する学者であることの誇りをもって今まで戦ってきたのですから。
なんだかんだで良い落とし所の作品だと思います。
最新のAIハリソンと80歳の実ハリソンの共演。
御年80になるハリソンがあのインディの新作に出る!もうこれだけで観る価値があるというもの。脚本がどうのとかはもう関係なし(苦笑)。
それにしてもAIとCGで若いインディが演技しているのには驚き。
もう実際の俳優の演技は要らないのとちゃう?とツッコミたくなりますが、老体にムチ打って走り回るハリソンを見ると、生身の演技は流石「重さ」が違うと思いました。
最後はしっかり長年のファン向けのサービスカットで、つい目頭が熱くなってしまいました。鑑賞後は寂しさしか残りませんが、良い映画だと思います。
ファンは絶対観てくださいね。
ところで、今回は最後のインディということで奮発してプラス700円の「Dolbyシネマ」で鑑賞しました。
が、設計が古いシアターなのかスクリーンが小さく、映像の迫力は感じませんでした。自慢の音響効果も映画によると思いますが本作ではあまりメリットが感じられませんでした。
プラス費用の効果は感じられませんでした。どうせならIMAXで見ればよかったかな、とそこは後悔しています。
このシリーズ全作を公開映画館で鑑賞したが、相変わらず楽しい映画
【映画インディ・ジョーンズ・シリーズの最終作】=本作鑑賞して思ったのは「このシリーズ、よく長年続いたものだ!」ということと「ハリソン・フォードが全て主演したことに拍手したい!」ということ。
■映画インディ・ジョーンズ・シリーズは、全作ともに、日本初公開時の映画館で鑑賞した「長い付き合いとなった映画」😊
……学生時代から観ているので、カミさんとの結婚期間よりも長い!(笑)
本作も相変わらずの「ジェットコースター感で楽しめる娯楽作」であった。
冒頭からアクション全開、考古学の雰囲気、SFチックな展開も楽しい。……詳細は映画ご覧ください。
マッツ・ミケルセンの冷ややかな感じが良かった。
「これで、このシリーズ終わりか…」と思うと、やはり少し寂しい感あり。
<映倫No.49369>
【シリーズ振り返り、ちょっと一言】
■レイダース/失われたアーク《聖櫃》……1982年1月18日、新宿プラザで鑑賞🎥
……学生時代に観て、とっても面白い映画だったのに、映画館はガラガラだった😅笑
■インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説……初見は有楽座での「完成披露試写会」(1984年6月18日)だったが、あまりにも面白かったので劇場公開後(1984年7月8日)に新宿プラザでも鑑賞🎥
……個人的には、このシリーズで一番面白かったかも。
■インディ・ジョーンズ/最後の聖戦……1989年7月29日、新宿プラザで鑑賞🎥
……父親ショーン・コネリーと同じ女性を……が笑えた。
■インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国……2008年6月22日、新宿プラザで鑑賞🎥
……車2台を使ってのアクションなどが印象的だった。
■インディ・ジョーンズと運命のダイヤル2023年7月1日、ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞🎥
……本作だけ「大好きだった新宿プラザ」で観られなかったが、時代の流れなので已む無し。
インディ・ジョーンズと失われぬ冒険心
『インディ・ジョーンズ』ほど長いスパンを置いて製作されるシリーズもない。今回は15年ぶり、前作『~クリスタル・スカルの王国』に至っては19年ぶり!
世界中のファンが待ち望んでる超人気シリーズだし、大作だし、何よりルーカス、スピルバーグ、ハリソンのBIG3のスケジュールを合わせないといけない。
さらに今回はいつもの脚本練り直しもさることながら、コロナやハリソンの撮影中の怪我もあって、幾度となく製作が中断~再開の繰り返し。遂にはスケジュールの都合でスピルバーグが監督降板。
当初の公開予定は2019年。4年の歳月を経て、やっと完成。公開の時を迎えた。
また『インディ』の最新作が観れる!
嬉しさの反面、寂しさも。すでに言われている通り、本作を以てインディの冒険は最後。
第1作から42年…。インディが我々をワクワク誘う最後の冒険と秘宝は…
古代ギリシャの天才数学者アルキメデスが作ったとされる機械“アンティキティラのダイヤル”。それは人智を超えた力があり、時空をも超越する事が出来るという…。
インディも長年探し求め、その片割れを第二次大戦中にナチスと争った。
かつて共に探した亡き旧友の娘から話を持ち掛けられる。
が、狙うのは彼らだけじゃなかった…。
シリーズ定番ネタは勿論踏襲。
キリスト絡みではないが、秘宝は幻とされるもの。
敵はナチス。…え? ナチス? 1969年だよ?
元ナチスの科学者。因縁は第二次大戦中に遡る。
昨今のシリーズは新たな要素や展開を広げるのが主流だが、『インディ』は水戸黄門的な定番こそ。
懐古主義と言うなら言えばいい。変わりゆく中で変わらぬものがあってもいい。
それにそもそも『インディ』自体、往年の冒険活劇へのオマージュなのだから。
アクションの見せ場もふんだんに。
まずは冒頭。第二次大戦中、世界中のお宝を略奪した因縁のナチスとの争奪戦。走る列車の上でのスリリングな闘いで掴みはばっちり。
尚この冒頭シークエンス、CG技術でインディが若き日の姿で登場。現役バリバリだった前3作の全盛期、80年代へタイムスリップしたかのよう。
舞台の1969年。NYの街中で敵と攻防。インディは馬で駆ける…!?
冒険はモロッコやシチリアへ。
モロッコでは町中でお馴染みのチェイス。
海の中では凶暴うなぎが襲い来る…!
シチリアでは遺跡の地下深くへ…。
そしてクライマックスはまさかの“場所”へ…!
今回最大の話題。
前作公開時66歳だったハリソンも、今現在80歳!(間もなく81歳だとか)
つまり、撮影中は78歳~79歳だったという事。改めてシリーズの長さを感じる。
普通だったらそんな老境なら、こんな危険な冒険には出掛けない。無謀過ぎる。
しかしインディは冒険へ。歳は取っても冒険心までは老いたりしない。
それはハリソンとて同じ。歳は取っても出来るアクションは身体を張って。
何やら批評家どもや一部の連中は、アクションにかつてのようなキレが無いとか、老いた姿にいちゃもんを付けているとか。
そりゃあ仕方ないだろう。もう若くはないのだから。怪我だってするだろう。
じゃあ、そういう輩は80歳でこんなアクションを出来るのか? やってみろ!
それらを乗り越えて見事撮影をこなし、今この年齢でしか出せないいぶし銀の魅力、カッコ良さ。
インディは幾つになっても冒険ヒーロー、ハリソンは永遠にインディだ。
今回の冒険のお供は…
いや、今回の冒険の発案人は彼女。旧友の娘、ヘレナ。実はインディが名付け親。
行動派のヒロイン像は1作目のマリオンを彷彿。でも決定的に違うのは、お金で動く。時にはインディを出し抜いたり、裏切ったり…。
フィービー・ウォーラー・ブリッジが男勝りの魅力。
彼女の相棒はモロッコのストリートチルドレン、テディ。
言うまでもなく、インディ、ヒロイン、少年は『~魔宮の伝説』と同じ。
またインディを老人位置とするならば、『~最後の聖戦』のような老若タッグにも通じる。
サラー役、ジョン・リス・デイヴィスの登場も嬉しい限り!
『~クリスタル・スカルの王国』は…? 妻マリオンと息子マットについての“その後”にも触れられている。
しっかりこれまでのシリーズの流れを汲んでいる。
敵は元ナチスの科学者、フォラー。目的の為なら手段は選ばない冷血さとクールな佇まい、存在感は、さすが悪役はお手の物のマッツ・ミケルセン。これで007にSWにマーベルにハリポタにインディに、人気シリーズを網羅!
部下も人の命を厭わない奴ら。
全く、ナチスどもは…。
フォラーが秘宝を執拗に狙う理由は、ある野望。
総統の為…ではない。彼らも非常に危険思想。
今回スピルバーグに代わってメガホンを撮ったのは、アクション、サスペンス、ドラマ、ロマコメ、西部劇など多彩なジャンルを手掛けるジェームズ・マンゴールド。
決め手はおそらく『フォードvsフェラーリ』の手腕だろう。
迫力のアクション演出やスピーディーな展開は本作にも活かされている。
スピルバーグの監督降板は残念だが、エンドクレジットで製作総指揮にルーカスとスピルバーグの名が並び、思わず“おお~っ!”。
本作で映画音楽の引退を公言しているジョン・ウィリアムズ。(その後撤回したという話も…?)
このマエストロの音楽無くしてインディの冒険は始まらない。いつもながら作品を盛り上げるこれぞのエンタメ音楽。
でもちょっと残念だったのは、勿論あのテーマ曲は流れるが、それで締め括って欲しかった。新曲の静かな音楽で終わり、インディ最後の冒険や自身の最後のキャリアを締め括るにはちと物足りなかった。
安心安定無難の面白さ。楽しめたのは楽しめた。
でもそれらは“想定内”。もっと期待以上の、かつての旧3作のような躍動感や高揚感にはちと欠けた。
そしてまた今回もクライマックスには賛否出るかもしれない。前作までとは行かなくとも、それでもなかなかに突飛。だって…。
前作の宇宙人絡みは完全SFだが、今回はあくまで人間の発明したもので、それが人智を超越。
人の魂を奪う聖櫃、邪悪な儀式、永遠の命の聖杯とその番人…これまでもSFとギリギリラインの超常現象だったが、今回はギリ許容範囲? それともまた…?
歴史絡みという点では考古学者ならでは。
ネタバレチェックを付けるのでズバリ言ってしまうと、アンティキティラのダイヤルの力によって、インディたちはアルキメデスの太古の時代へ。
研究し続けてきた歴史や偉人が目の前に…!
インディはこの場に残りたいと言う。考古学者として…? いや、本音は違うだろう。
1969年に、インディの居場所は無かった。すっかり時代に取り残され、かつては女学生を虜にした教鞭も今では睡魔を誘う…。大学教授も引退。
世間は月面着陸に盛り上がり、誰も歴史に興味ない。
何よりインディの心を孤独にさせているのは、妻と息子。
何と、息子マットは戦死し、それが原因でマリオンとは別居。離婚協議中…。
そんな悲しく虚しいだけの今に帰ったって…。
このまま歴史の中に留まり、生涯を終えたっていい。
が、インディは帰ってきた。ヘレナの強引さもあってだけど。
ヘレナは言う。今の時代に彼は必要で、今の時代に彼の人生がある。
帰ってきたインディの前に現れたのは…、本作最大のサプライズ。
幾多の冒険をし、数々の秘宝を手にしてきたインディ。
そんな彼が最後の最後に手にした“宝”は…、言うまでもない。
稀代の冒険家への、心暖まる穏やかな終着点。
インディも遂に隠居へ…?
が、ラストシーン。帽子に手を取ったのは…?
本作がシリーズ最後なのには偽りは無いだろう。
あれはインディが我々へ向けて。
誰にも冒険心はある。それは失われたりも老いたりもしない。
人は魔境や伝説や謎を追い求め続ける。
その興奮と秘宝は、永遠に作品の中に。
いつでも我々は冒険へ旅立てる。
インディ・ジョーンズと共に。
インディジョーンズ、最後の作品にして最高峰
予告編からとても面白そうで楽しみにしてました。
めっちゃ面白かったです。
監督がスピルバーグから交代になったので昔のインディジョーンズっぽさが無くなってしまうのでは?と思いましたが、昔のインディジョーンズっぽさを残しつつ、新しいインディジョーンズを見せてくれたと思います。
縄を使ったインディジョーンズ特有の戦闘から他のアクション大作に劣らないほどのカーアクションを見せてくれたり、2023年の今だからこそのインディジョーンズだと思いました。
また、ジョンウィリアムのサントラもとても良く、映画館でインディジョーンズのテーマを聞く。これだけでもこの作品を見る価値はあると思います。
ありがとう!ハリソン・フォード!!
2023/07/16
2回目、4dxで見てきました
めっちゃ迫力があって本当に凄かった。作品をより良く楽しめたと思います。映像はあとからDVDなどで楽しめますが4dxは上映してる時でないと楽しめないので是非行って体験して欲しいです
全ては原点にもどる。
ハリソンフォードさんの味が出ている作品
配役も素晴らしかった。
特にあの子役さんがすばらしかった。
カーアクション?も素晴らしかったです。
ワクワク感が止まらないあっとゆうまの作品でした。
是非とも劇場にて御覧になってください。
立川立飛のIMAXで鑑賞。インディの若き頃のアクションも老体での...
立川立飛のIMAXで鑑賞。インディの若き頃のアクションも老体での緩慢ながら一生懸命な動きも、快活な悪女と子供と旧友たちとのやり取りも含めて十分楽しめた。超自然の絡め方がものすごい大胆になってるけど(笑)。
残念なところ、せっかくの、久しぶりのあのテーマが最初に流れるのがマイナー調なのはなあ。その後も含めて劇伴の付け方がちょっと下手くそに感じた。
インディはこれで良い
思い返せばインディ・ジョーンズは考古学者でありながらナチスとの戦いに始まり、カルト宗教部族の村というB級映画好みのような話からUFOが出てきたりと、ぶっ飛んだ展開が多いシリーズだったと思う。
1番まともというか楽しくバランスの取れた映画だったのは三作目の「最後の聖戦」だというが私の結論だ。
本作もラストでぶっ飛び展開が待っているのだが、このぶっ飛び展開こそがインディ・ジョーンズらしさだと製作側が割り切った作品だと思いたい笑
現実主義者で、非現実的なことや魔法やオカルト的なことは信じない!というインディが、こういったぶっ飛んだ出来事に巻き込まれていくのが楽しい。
また、インディ・ジョーンズは007のジェームズ・ボンドとクリント・イーストウッドのカウボーイをミックスさせ、そこにスピルバーグやジョージ・ルーカスの思想がふんだんに詰め込まれたキャラクターだと思っている。例えばナチスドイツやキリスト教に対する嫌味が台詞になっているのもこのシリーズの醍醐味であった。
スターウォーズ シリーズで若返り加工やCGで俳優の昔の姿を再現していたので、冒頭の若かりしインディの出来事はディズニーならやりかねないと予想していたのであまり驚かなかった笑
これはつまりその気になればこの技術を使って永遠にインディ・ジョーンズを作り続けられるということも意味しており、すごい!と思う反面、怖いとも思う。
それにしてもモロッコでの無駄に長いカーチェイスシーンや(あのモロッコギャングの婚約者の下りは必要だったのか?笑)、アントニオ・バンデラスの登場シーンと退場シーンの雑さに驚き、タイムスリップしたローマ時代に残りたいというインディ・ジョーンズの弱々しい姿にガッカリし色々言いたいことはあるのですが、
ラストシーンのあれはズルい!!
音楽も明らかに泣かせに来ているのはわかっているが、一作目のマリオンとのあのシーンの再現でまんまと落涙。
ラストショットまでおじさん接待が素晴らしい。
「3時10分、決断のとき」、「ウルヴァリン」シリーズ、「フォードVSフェラーリ」など汗臭い男のアツい映画を撮ってきたジェームズ・マンゴールド成分はかなり控えめ!!(カーチェイスシーンは彼らしかったですが。)
タイムスリップがローマ時代じゃなくてちゃんと大戦中に行けて、ナチスとのクライマックスバトルだったらアツかったのになぁ。。
しょぼくれたインディがだんだん生き生きとしてかっこよくなっていった…
前作がつまらなかったし、監督もスピルバーグからマンゴールドに交代したので、はっきり言って期待していなかった。ただ、設定上は70歳のインディを80歳のハリソン・フォードが演じているのを観てみたかった。だが、思いの外おもしろかった。巻頭に40代のインディが出てくる。プログラムによれば、ルーカスフィルムが保管していた膨大な撮影フィルムをA I技術でコンピュータに取り込んだものを使っているそうだ。セリフは現在のハリソンが音域を高くして、アフレコしたらしい。まず、40代のインディに会えたのはうれしかった。出だしは快調。例によって、舞台は次々に移って、話は謎が謎を呼ぶ。今回のお宝が宗教がらみでないのもよかった。懐かしい人たちも出てきて、思い出に浸った。今作でハリソンのインディは最後とのこと。おつかれさまでした。ありがとう。
脚本家のストライキより前の映画だよね?
いくらなんでも脚本が酷すぎないか?
あのダイヤルを使わなくても時間と空間を都合よく移動出来てしまっている。
印象に残るアクションシーンもこれといってないし、フォードの年齢のせいか鈍重。経験が物を言う老獪な活躍もない。鞭もほとんど使わないし。
慈悲を与えなくて良い人物としてのナチスという便利な悪役とはいえ、子供に殺人をさせるのは許容しかねる。「ワイルドスピード」でも子供に殺人をさせていたけど、こういうのってレイティングに関わらないのかな?昔のファミリー映画にはそんなシーン絶対に無かったと思うんだけどな。
そんなこんなで「クリスタルスカル」で嫌いになりかけたインディジョーンズがもっと嫌いになりそうと思って聞いた最後のレイダースマーチは、僕が大好きなあの曲よりも少しテンポも遅く音色も貧しく聞こえてしまったのです。
往年のファンは楽しめる作品
主人公一行の移動を地図上に矢印を引くことで表現したり、トラップだらけの古代遺跡など、シリーズ作品ではおなじみの演出が多数組み込まれている。
ハリソン・フォードのアクションには流石に衰えが見られたものの、前作と今作の時間経過が作中と現実世界でそれほど差がないためか、却ってリアリティを感じた。
賢いはずの敵役のドイツ人科学者がたまに間抜けな振る舞いをするなど、ところどころにストーリー展開ありきのご都合主義感はある。
しかし、往年のファンはストーリーの整合性よりもインディの活躍や台詞回しを観に来ていると思われるため、そういった意味では観客のニーズには充分に応えている作品と言えるのではないかと思う。
時空を超えたインディー!
自分が20代の時に観た『失われたアーク』から、新しい作品が公開される度に、斬新なアクションとアドベンチャーで、私達を魅了したて来た『インディ・ジョーンズ』シリーズもこれが見納め。ハリソン、スピルバーグ、ルーカスがタッグを組んでのジェット・コースター・ムービーと言われた映像は、どの作品も印象深く、本作でも最初から最後まで、胸躍るハラハラ、ドキドキの連続だった。
これまでのインディーは、幻の遺跡を掘り当て、魔宮に侵入し子供たちを助け出し、聖杯を探し当て、前作ではとうとう宇宙人とも遭遇。ラストを飾る本作では、いったい何をみせてくれるのかと思いきや、何と、時空までをも超えるファンタジー・アドベンチャーを見せてくれた。
今回は、インディが若かりし頃に、一度は手にした、歴史を変える力を持つというアルキメデスの秘宝『運命のダイヤル』を巡ってのアドベンチャー。1作目からの宿敵であるナチス・ドイツの残党科学者フォラーを相手に、『運命のダイヤル』の争奪戦が、アメリカからトルコ、シチリア等の世界を股にかけて繰り広げる。そして、その争奪戦の末に行き着いた先が、今回の一番の見所とも言える❣
ハリソンもすでに80歳。確かに立ち姿や走る姿は、歳を感じるが、あの歳であのアクションをこなす体力作りは、並大抵の努力ではないだろう。走る列車の屋根の上でのファイティング、狭いの街道をトゥクトゥクで疾走するカーアクション、飛行機からのスカイダイビング等、CGを駆使しているとはいえ、その派手なアクション・シーンには、頭が下がる思いだ。
今回のヒロインは、インディーとの考古学者仲間だったバジルの娘・ヘレナを演じたフィービー・ウォーラー=ブリッジ。自分にとってはお初の女優さんだったが、これまでのインディのお相手のマリオン役のカレン・アレンやウィリー役のケイト・キャップショーと、どこか似た雰囲気のある女優さんだ。
そして、宿敵となるのが、『ファンタスティック・ビースト』や『007』で、悪役として凄味のある演技が定評のあるマッツ・ミケルセンが演じている。また、懐かしい所ではサラ―役のジョン・リス=デイビスも出演。そして、チョイ役ではあったが、アントニオ・バンデラスも、インディーの協力者として顔をのぞかせていた。
ラストのインディとマリオンとのやり取りは、嘗ての名シーンを想起し、本シリーズを締めくくる微笑ましいシーンでのエンド・ロールとなった。長きに渡り、映画の面白さと楽しさを与えてくれた本シリーズとハリソンに感謝したい。
考古学者の夢
「ウナギだよ。海に棲むヘビみたいなもんさ」
「それはやめてくれ…」
文字通りの総決算。キャンディーズでいうところの「微笑がえし」。
この一見風変わりな、アウトドア全開の考古学者を追いかけてかれこれ20年以上経つ。
前作「クリスタル・スカルの王国」があまりにも飛躍し過ぎていて不完全燃焼だったため、今回も多少の不安はあったが、充分楽しめた。
ルーカスとスピルバーグ、互いが技術の全てと映画愛をぶつけたような出来。冒頭から若きインディ・ジョーンズとフォラー(演:マッツ・ミケルセン)が登場。このシーンはAIを用いて若返らせたそうだ。「スターウォーズ」シリーズで培われたルーカスのノウハウを応用すればAIの導入くらい造作ない。
そして至るところに過去の名作からの引用と思しきシーンが散りばめられており、こちらはスピルバーグの趣向が反映されたものと思われる(途中「アマルコルド」の曲が流れていた)。
今回はジェームズ・マンゴールド監督がメガホンをとったが、過去4作の構成や設定をうまく組み合わせてストーリーを構築しているのもファンからすると嬉しい限り。
欲を言えば、マッツ・ミケルセンにもっとアクションをしてほしかった。どちらかと言えばハリソン・フォードの年齢を考慮しての設定なのだろうが、学者学者し過ぎていて、「007/カジノ・ロワイヤル」(2006)を知る身としてはそこだけ物足りなかった。でもファッションからいちいち色気を放っており、所謂「マッツ女子」が観れば即堕ち間違いなし。
最後に、作品全体を通して「楽しい」よりも「寂しい」が漂っていたように思える。序盤のインディはとある事情でゴタゴタ続き。かつて人気を博した考古学の講義は居眠りする生徒が続出し、宇宙への関心を強めた人々からは考古学は相手にすらされていない。インディの背中には「孤高」ではなく「孤独」が付き纏っていた。なにより、インディ以上に「ある人物」からお別れを言われたように感じた。誰とは言わないが、音のひとつひとつが、これまでの活気溢れるサウンドから噛み締めるようなサウンドに変わっていたのだ。それがとても寂しかった。
本当はもう一点、議論というか確認したい場面があるのだがネタバレになるのでしばらく封印する。開帳の時まで...ぶちかませ、インディアナ・ジョーンズ!
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