インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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最後のインディ
ヘレナがインディ・ジョーンズの前に現れ、運命のダイヤル、の話を持ち出した。歴史を変える力を持つ秘宝であり、インディは、元ナチスの科学者フォラーと争奪戦を行い・・・さてどうなる、という話。
運命のダイヤルによって時空が曲がり、タイムトラベル出来るという設定は良かった。
80歳間近の時のハリソン・フォードにアクションが出来るのか、と思ってたが、CGを上手く使ってるのか、なかなか迫力ある乗馬アクションもあり、悪くなかった。
服を脱ぐとシワも多くやはり80近い老体だったがこれが最後と思って観てたので、感慨深かった。
アルキメデスまで出てきてタイムトラベルで紀元前のシチリア島まで出てくるのには笑ってしまったが。
宿敵フォラー役のマッツ・ミケルセンやヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジも良かった。
マリオン役のカレン・アレンも登場し、最後を締め括ったのも良かった。
インディありがとう!
拳法映画に夢中だった中学生の頃、
まだCG撮影がそんなにない時代に
魔宮の伝説をみた衝撃は今でも忘れられません。
鑑賞後晩飯を作っている母親にあれやこれやと
冒険ストーリーを興奮して力説したのを、
今でも覚えています。笑
そんなハリソンフォードも高齢になってしまい
期待はしてませんでしたが、
あのキーホイクァンがエブエブで賞とったり
スターウォーズやブレードランナー等々
思えばいろんな作品にお世話になりました。
これからどんな作品に出会えるのか。
インディやハンソロ、デッカードには
スクリーンで出会えないのか。
そんな胸熱な作品でした。
思い入れ補正で星4!
とりあえず思い入れのある吹き替えで一度鑑賞。思い入れ補正で5点満点つけたいけど、ちょっと厳しかったなー。4、5と老人インディ作品が並びましたが、やはり1〜3で味わった[あの]インディ体験は難しかったな、4の出来が微妙だったからこその5で挽回くるか!と思って、何年も前から期待してたんだけどなー。
本作、辛いとこがたくさんありました。まずはインディと冒険を共にする同行者の魅力が無さすぎる。かつてのインディの親友の娘との設定のヘレナさん、宝探しの動機が不純すぎるしまじ。最後、とある理由で懇願するインディに対してとる行動。何様だよお前。おじいちゃん引っぱたいて気絶させとんちゃうぞ。かわいそうに。あと、その女についてくる子供。魔宮の伝説のショーティ的な存在にしたかったのだろうが、残念ながら私に名前すら覚えて貰えませんでした。わははは。
はっきしいって、この2人、あまりにも必要無さすぎる。インディが冒険に出る理由なんてヘレナが出て来なくても成り立つだろうし、(例えば、敵が急にダイヤル盗みに押し入ってくる→もう半分が盗まれると世界が危ない!→冒険に出発みたいな展開)冒険のきっかけとして、敵とインディの仲介に人間がいる必要は全くない。あとインディは自分で飛行機操縦できる(着地は知らん)のでガキが助けに来なくてもなんとかなりそう。
インディ最後の冒険で、彼の人生を見直すような話にしたいのなら、インディジョーンズ一人での冒険で締めるべきだったのでは?と思います。特に最後なんてヘレナに強制連行されてるし。最後の冒険におけるインディの意志とは...🥲強制連行されるのではなく、最後行き着く[あの場所]でマリオンのことをふと思い出し、自ら帰路に発つ!の方がどう考えても良くないですか??
あと、今回残念ながらサントラが微妙でした..。インディシリーズの最大の魅力はサントラだと思っています。過去のインディジョーンズ作品では、画面と音楽の一致、アクションと音楽の連携がしっかり構成されていました。キャラが映るたび、アクションする度にそのキャラのテーマが流れ、まさに生きるサントラでした。しかし今回はどうでしょう。アクションシーンに一応レイダースマーチが挟み込まれますが、なんか義務感が滲み出てます。義務マーチですよ。アクションとレイダースマーチが一致してない。こんなにアガらないレイダースマーチがあって良いのでしょうか。あとキャラごとの音楽も、全然耳に残らない。今回の映画見た人で「ヘレナのテーマ」や敵である「ネオナチのテーマ」を覚えて帰った人っているのでしょうか??世間的に不評の「クリスタルスカルの王国」ですら「ソ連軍のテーマ」や「息子君のアクションテーマ」は楽しかったのに。....
あと、冒頭の若インディの活躍シーンのバックで流れるサントラ、ほとんど過去作の再利用でしょ??ヲタクの耳は誤魔化せません。この日のために何度も過去作のサントラ聴いてましたから(涙目)
他にも言いたいことは沢山あります。パラマウントロゴから始まらないとか(これはしょうが無さすぎるが)、気持ち悪い生き物シーンの印象が薄すぎるとか(虫を嫌がりまくるインディジョーンズ博士なんて見たくなかった)、敵に対する悪趣味な残虐シーンがないとか、インディの代名詞とも言えるムチの使用回数が少なすぎな事とか、「ギリギリで助かった!はらはら!」がなかったりとか....うーん。
ただ、私はインディファンなので全く面白くなかったなんて言いません。(言いたくありません。)面白いところは所々ありました。やっぱりラストに訪れるビックリ仰天展開にはもちろんビックリ仰天でしたし、ラストのラストサプライズで登場するキャラとのやり取りは涙腺に来てしまいました。
なんやかんやインディ大好きなので、人生ラストのインディ、何度か見に行くと思います。次は字幕で!
待ちに待ったインディだけど、期待したほどではなく
結構前から予告編が流れ、期待していたんですが思ったほどではなく。
話としては普通の冒険活劇でそれ以上でも以下でもない。
突っ込みどころは結構あるけどそれはあまり気にならない。
気に入らないのはヒロインというか相棒女性に魅力が全くないこと。
あとやっぱり元気溌剌なインディを見たかった。
CGすごいですね。若きインディが普通に活躍していました。
このシリーズのファンなら必見です。
思った通り
特別最高な映画でもなく、駄作でもない、丁度いい『うん!インディージョーンズといえばこれだね!』な映画でした。
つまりインディージョーンズとしては大成功といえると思います。
マッツ・ミケルセンがとにかくかっこよかった。マッツが出てなければ行かなかったと思う。マッツ最高!マッツこそ至高!
あ、すいません....なんか急にマッツ愛が溢れてしまいました。
懐古主義とまで強い言葉が妥当かわかりませんが、団塊世代向け映画というか、若い人が他のインディージョーンズを観ずにこの映画を見ても楽しめるのかと言うと、どうなんだろう。って思っちゃいました。
そこ以外、アントニオ・バンデラスとか出てきて楽しかったです。
なぜスターが少ししか出てこないとすごい!って感じちゃうのかな。
10代の方からしたら、えっ?!あのおじさん有名な人なの?で終わっちゃいそうだなとか思ったり。
「よっ!待ってました!」と声を上げたくなる
正直言って、そんな驚くような展開も無いし、どちらかというと
「よっ!待ってました!」と声を上げたくなるような定番展開。
映画を楽しむべくして楽しむ映画。
しかし…CGってスゴイよねぇ。
線路に乗った先の、とてつもない深さ。
とにかく凄いの一言。
ジェームズ・マンゴールドの凄さももちろんある。
すごく綺麗な脚本の増築美。
寸分違わないフリとオチの連続。
その中で、
絶対的に存在するインディー・ジョーンズ的ファンタジー
どういうことだよ!という時空の超越
(これはハリソンフォードにも当てはまる)
戦争と老いがテーマなのかなと。
クリスタルスカルはどちらかといえば伝えたいことを鋭利な形で伝えてきたと思う。
宇宙人の存在を醸し出し、情報過多の時代に警鐘を与える、まさに警鐘。鐘が鳴り響いていた感じ。
しかし今作はどうだ。
インディが、引退間際のインディが、優しく物語ってくるような感じ。
しかしその言葉はなぜかとてもつもなく重い。
それでいて、過去なんか見ていない。
見据えているのは今その瞬間。
戦争を経験しているからこそ、一義的に悪と正義を定義しつつ進んでいるようなストーリー。
しかし、実はどうか?
見方を変えてみると…
最終的に、語られるのは、今にしかない愛。
生きていれば、全身が痛い。
「痛くない場所」にキスをする。
こんなの、たかだか30年少ししか生きていない自分にはわからないよ。
キスというものさえも、ただそれが愛の表現なのか?そんなことさえ問われているような。
こうやって、人生ってなんなんだろう?っていうのを奥底に隠して、遊び心に隠して喋りかけてくるの、スピルバーグにしかできないんだと思う。
戦争の話題は多分ルーカスなのかな。
でもこれまで見てきたものと語り口が全然違うの。
2人とも優しいおじいちゃん。
そんな2人を最大限にリスペクトしたマンゴールドの作品。
007シリーズの最近のものもリスペクトが凄かったけど、今回はその上をいく。
かっこよさとダサさと、そこに新しく老いを乗っけた運命のダイヤル。
戸田奈津子さんの字幕もすごかった。
エウレーカの訳を、なぜ帰ってきたとしたのか、そこだけ聞きたい。
見つけた!ではないんだもの。
それはズルい。
スクリーンの中に入りたかった。
素敵な時間をありがとう、ルーカス、スピルバーグ、ジョン・ウィリアムス、ハリソン・フォード、マンゴールド。
Hummingbird
インディ・ジョーンズシリーズ15年ぶりの最新作にして最終作、42年という壮大な月日を締め括る豪華な作品に仕上がっていました。シリーズを劇場では初鑑賞です。鑑賞形態に少し迷いましたが、前の作品との兼ね合いで轟音シアターを利用しました。ドカンと音がくるので中々楽しかったです。
壮大な冒険譚、色んな国を駆け回り大どんでん返しを繰り広げる楽しい楽しい作品になっていました。心の底からワーッと騒げる最強娯楽作でした。
冒頭の戦前の若かりしインディとバジルのアクションが良い意味で現代っぽくなくて良かったです。サイドカー付きのバイクのサイドカーを切り離したというか壊してナチスの軍人をぶっ飛ばしたり、車を炎上させたり、冒頭からいきなり大暴れをぶちかましてくれるので面白かったです。
洒落た街中を駆け回るカーチェイスのシーンは楽しすぎました。ギリギリの攻防、余裕のあった昔のインディとは違い、一動作が遅れがちなインディなので常にハラハラさせられます。
狭い道筋をパワフルな運転テクニックで敵や障害を潜り抜け、事故寸前で避けたり、敵をまとめて蹴散らしたりと、アメリカ大作映画ならではのド派手なアクションが楽しめました。
今作の相棒は考古学者のヘレナ、過去の相棒たちよりも機転が利きつつも結構な脳筋キャラなので、インディと馬があったり馬が合わなかったりで衝突ばっかしています。それを見守るテディと3人で世界を駆け回っていきますが、この3人誰もノイズにならないのは作品のキャラクターとしての個性がしっかりしているからだなと思いました。
敵役のフォラーはこれまたイケオジなマッツ・ミケルセンが演じています。もっとプライドの高いキャラだと思っていましたが、表情の変化がかなり豊かですし、負け顔がこれまた素晴らしいなと思いました。この顔のマッツを観れただけでもなんだか得した気分です。
終盤、まさかの運命のダイヤルを回して時代を紀元前まで遡るというタイムスリップをやってのけてしまいました。しかもその時代に残る!と言い出してしまい、ヘレナは大慌て。頑固なインディをぶん殴って元の時代に戻すという中々の力技で連れ戻すのもなんだか良かったです。元の時代に戻り、残りの人生、再び冒険に出かけるという力強いラストになっていたのも最高でした。
インディ・ジョーンズシリーズの歴史はリアルタイムでは追えず、劇場で観れたのも今作だけでしたが、それでも42年積み重なった歴史が150分に詰め込まれていて楽しかったです。ハリソン・フォードの集大成といってはなんですが、それでも大きな歴史のひとつの終わりをこの目で見届けられて良かったです。本当にお疲れ様でした。
鑑賞日 6/30
鑑賞時間 13:50〜16:35
座席 J-10
鑑賞形態 轟音シアター
心温まる大団円に拍手~♪
前作のUFOオチにガッカリした派だったので、新作と聞いてもあまり興味はそそられなかったんですが、いざ公開されると「いつ観に行こうか?今でしょ!」と、最近また目にするようになった某cmに後押しされたかのごとく早速映画館に足を運びました。
冒頭のハリソンさん、えっ?80歳とか聞いてるで!?って位に肌ツヤが若々しく、あれって過去の映像?もしCGによる加工なら最近の技術には驚かされるばかりです。
その後の寝起きシーンで見られるヨレヨレ寝起き姿とのギャップが逆に痛々しく感じましたが(笑)
老体に鞭打った(こう言うたら失礼ですが)アクションの数々、コレコレ!って感じの洞窟冒険シーン、手に汗握る汽車やカーチェイス(自動車だけじゃないですが)に飛行シーン、見たいもの全部観れて大満足でした!
インディ・ジョーンズというパラレルワールドについて来い
インディ・ジョーンズシリーズあるあるとして「古代文明に絶大な信頼を置きすぎ」というのがあると思う。古代人の怨念が詰まっている棺は開けるとマジで怨念に殺されるし、現代では考えられない超技術も古代には存在して発掘さえすれば絶大なパワーを得られたりする。今回のキーアイテムである「アンティキティラのダイヤル」についてもそうで、だからこそ主人公インディも敵対勢力であるフォラー一味も血眼になって「ダイヤル」を追い回すのだ。このノリさえ分かっていれば、間違いなくスリルと興奮のアクション超大作だ。ただ序盤で「なんで昔の遺物にそんなマジに…?」となってしまうと最後までキョトンだろう。ここインディ・ジョーンズの世界はそういうルールなのだ。
2時間半超えとい長めの上映時間だが、自分は退屈せず最後までしっかり楽しめた。80歳とは思えないハリソン・フォードのアクションあり、一方で年老いて「俺の人生これでよかったのか…?」と問いかけるメッセージ性あり、ワルだけど異様にかっこいいマッツ・ミケルセンあり(しかも色んなコスチューム)、見せ場盛りだくさんで満足です。まあ「全体的に暗い」というのは一理ある。クスっと笑えるシーンもインディ・ジョーンズの魅力だが、今回それはほとんどなかったかも。
あと、個人的にはヘレナの扱いが最後まで納得いかなかったのがイマイチ。なんで君、最初ケンカしてたのにいつの間に頼れる相棒ポジションになっているんだ。
うれし、懐かし、インディ・ジョーンズ!
一世を風靡した懐かしのインディ・ジョーンズ。まさか令和の世になってその新作を観られるなんて思ってもみませんでした。もう待ちきれなくて、公開初日に東リべに続けて鑑賞してきました。
ストーリーは、冒険仲間のバジルとともに運命のダイヤルと呼ばれるお宝・アンティキティラをナチスから盗み出してから20年余、アンティキティラに興味があると言って突然現れたバジルの娘ヘレナ、同じくお宝を追うナチス残党のフォラーらに巻き込まれた、インディアナ・ジョーンズの大冒険を描くというもの。
まずは開幕早々、派手なアクションシーンで盛り上げます。ドキドキ、ハラハラの絶体絶命のピンチを、奇跡的なラッキーの連続で脱するのですが、これはご都合主義ではなく、シリーズ定番のお約束です。いかにもインディ・ジョーンズらしいアクションに、懐かしさと嬉しさが込み上げてきます。そして、お馴染みのレイダース・マーチで気分爆上がりです!しかもインディは、80歳のハリソン・フォードが演じているとは思えない若々しさ!聞くところによると、過去のアーカイブから生成した顔をデジタル処理してるっぽいですが、まったく違和感はありません。運命のダイヤルなんかなくても、もう気分はタイムスリップです!
その後も、舞台はアメリカ、モロッコ、シチリア、古代ローマ等、アクションシーンは列車、車、船、海中、飛行機等と目まぐるしく変わり、とことん楽しませてくれます。ストーリーもインディらしくナチスを絡めたネタを持ってきたり、ヒロインと少年を伴った冒険だったり、ラストシーンの演出だったりと、過去作へのオマージュがそこかしこにあり、もう全てが心地よいです。サラーも出ていたので、なんならエブエブよりこっちにショーティも出してほしかったです。
ただ、昨今のド派手なVFXに見慣れた目には、アクションシーンに少々物足りなさを感じましたし、年齢のせいか鞭の出番も少なく感じました。上映時間も長く、全体的にやや冗長に感じるシーンがある一方、現代への帰還シーンは端折られていて、少々バランスの悪さも感じました。とはいえ、シリーズ新作を届けてくれたことには感謝しかないです。
主演はハリソン・フォードで、80代とは思えない活躍を観せてくれます。共演はフィービー・ウォーラー=ブリッジで、強くしたたかなヘレナを好演しています。フォラー役はマッツ・ミケルセンで、味のある演技で存在感を放っています。
すごく良かったんですけど
なんかよくないレビューが多いみたいですけど、私はとても良かった。冒頭パラマウントロゴが無いのでちょっと物足りなさもあり、今回やや真面目インディでしたが、上手くまとまっていて、とても満足できました。
ハリソンは晩年のインディの虚しさをとても上手く演じていました。脚本は弱さもありましたがよく出来てました。ディテールもしっかり表現されていたと思います。マッツは何をやっても褒められるタイプなので今回も無難な感じでした。もう少し個性やキャラクターを出しても良かったかも。バンデラスの役はもう少しなんとかならなかったかなぁ。
今回音楽が素晴らしいと感じました。常に重厚な音楽が流れており最後まで浸れました。
よく出来ており、とてもお別れって気分にならないし、ラストはそういう事なんでしょうね。
ただ、ナッチの字幕だけはやめて欲しかった!!
インディの集大成にして、ベストオブエンタメ
列車アクションで始まり、乗馬、自動車、バイク、三輪自動車、飛行機。あらゆる乗り物を使ったアクションで楽しませてくれる。全てのアクションがスリル満点の上にユーモアが味付けされていて、これぞインディ・ジョーンズ。
御年80歳のハリソン・フォードに派手なアクションは期待できないが、スクリーンに映される動きは、キビキビしている。ほとんどスタントなんだろうけど、CGによる修正技術のおかげで、本人が演じているようにしか見えない。
ナチと派手に戦った若い頃のハリソンの顔なんか昔、撮った映像にしか見えない。若いハリソンと現在のトビー・ジョーンズが同じスクリーンに映っているのに自然に感じてしまう。この技術があれば、何本でもインディシリーズができるよね。
ヘレナのキャラ造形が上手い。父親の親友でもあり、名付け親でもあるインディをお金のために躊躇なく裏切ってしまう。峰不二子みたいに憎めないし、ヘレナがインディを騙したことによって三つ巴になり、物語が俄然面白さが増す。
アポロ月着陸の熱狂的なパレードをダイヤル争奪戦の舞台にするなんて、ジェームズ・マンゴールド監督も発想が冴えてる。派手な紙吹雪の中、馬に乗って颯爽と駆けるビジュアルは、めちゃくちゃ絵になる。ずっと記憶に残るシーンとして脳に刻み込まれました。
『クリスタルスカルの王国』と違って、オカルトにもいかず、SFと古代神秘のバランスが絶妙。
インディの集大成にして、ベストオブエンタメ。インディを初めて見る人も間違いなく楽しめます。
久々に夫婦そろっての鑑賞ですが、観終わった後の感想戦が止まりません。夫婦仲まで良くしてくれる作品でございます。
大満足! 1作目公開から42年、インディアナ・ジョーンズ涙の卒業式
インディアナ・ジョーンズを演じるハリソン・フォードさんも御歳80歳、インディを演じるのもこれが本当に最後ということで、中身は全く期待せずに卒業式を見届けに行きましたが、良い意味で完全に裏切られ、想像を遥かに超える新たなる名作の誕生に感動しました
監督は前4作を監督したスティーブン・スピルバーグさんに替わりジェームズ・マンゴールドさん、さぞかしプレッシャーがあっただろうに期待を大きく上回る傑作を生み出すその力量に感服です
一番凄いと思ったのは80年代に作られた初期3作と同じ世界観を完璧に再現できているところ
何十年も空いている事を全く感じさせず、一気にインディワールドに引き込まれまれ、2時間半があっという間でした
舞台は1969年、古代ギリシャのアルキメデスが作ったとされる”アンティキティラのダイヤル”を巡るインディ最後の冒険、作品のテイストとしては3作目「最後の聖戦」と同じ雰囲気を感じました、恐らくテーマ(争奪戦のターゲット)が”古と現代を繋ぐ”ロマン溢れる伝説の秘宝であることからでしょうか
冒頭の疾走する蒸気機関車の上で繰り広げる死闘は3作目「最後の聖戦」のオープニングでリバー・フェニックスさんが演じるヤング・インディジョーンズの活躍を思い出しました
それを遙かに上回る本作で一番大興奮だったのがモロッコ市内でのトゥクトゥクでの手に汗握るド迫力のカーチェイス、2作目「魔宮の伝説」のトロッコチェイスを彷彿とさせる名シーンだと思います
マンゴールド監督は直近では名作「フォードvsフェラーリ」を撮った監督さんなので疾走するカーチェイスを捉えるカメラワークとカット割りが見事なのは納得です、久しぶりに鳥肌もののカーアクションを観ました
と過去作へのオマージュシーンがそこかしこに散りばめられ見応え満点でした
フォードさんは80歳とは思えないアクションシーンをこなし100%インディアナ・ジョーンズを演じていてカッコよかったし、ヴィランを演じたマッツ・ミケルセンさんも相変わらずカッコよくて貫禄がありましたが、本作ではもう1人、今回インディを危険なアドベンチャーに引きずり込む旧友の娘ヘレナを演じるフィービー・ウォーラー=ブリッジさんがとても魅力的でした、彼女は「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の脚本を手掛けた1人でもあるイギリスの女優さん、シリーズ歴代の強いヒロインを引き継ぐだけでなく、活動的な中にも色っぽさを兼ね備えた素敵な女優さんでした
そして本作のアドベンチャーのラストではインディがとても切なくて重大な決断をするエモーショナルな展開がありますが、そこから更なる大団円の展開となり、42年の歴史の締めくくりとして感慨深いものがありました
と語りだしたら止まらない本作、本シリーズ、最高のラストアドベンチャーでの締めくくり、最高でした
ジョージ・ルーカスさん、スティーブン・スピルバーグさん、ジェームズ・マンゴールド監督、ジョン・ウィリアムズさん、そしてハリソン・フォードさん、镸い間、最高にエキサイティングな夢とロマンをありがとう、本当に楽しかったです
インディは決して伝説ではなく、今を生きる英雄だ。
初めて観たのが小学3年の頃だった。当時は考古学者という専門的な仕事を知らなかったが、インディ•ジョーンズのシリーズ作を観て、自分も考古学者を目指したいと思った。今でも大学では古代文明を研究するほど、インディに大きな影響を受けたのだ。
そして!あのインディが帰ってきたのだ!今作がハリソン•フォードがインディを演じる最終作との事なので、映画館に足を運んだ。
映画を鑑賞して思えたのが、インディは伝説のヒーローではなく、わたしたちと同様に1人の人間だったのだと。インディにも辛い過去を持ち、生きる希望を見失いながらも、前を向いて進んでいる姿を見ると、本当に勇敢な人間だと気づけた。この世の中において先の見えない事が多いが、彼の姿を見ると私も頑張っていきたいと思えたのだ。今、この世界において本作は必要なものであろう。
最高の宝(じんせい)の見つけ方
インディ・ジョーンズ・シリーズ第5作。
TC PREMIUM THEATER(Dolby‐ATMOS)で鑑賞(字幕)。
凝ったプロローグから魅せてくれる。CGによる若返りインディが疾走する列車の屋根の上で繰り広げるアクションは、お馴染みのBGM(ジョン・ウィリアムズはなんて偉大な作曲家なのだろう)が鳴り響く中、1作目の「ミッション:インポッシブル」のクライマックスを彷彿とさせるスリルが炸裂し、後の展開への期待を抱かせるに充分過ぎる導入でした。
ところが心からワクワク出来たのはここまで。これまでのシリーズにあった痛快さを感じることが出来ませんでした。
アクション・シーンは迫力満点。カーチェイスなんてハラハラ・ドキドキの連続なのに何故か気分が上がらない。
ハリソン・フォードが老体に鞭打って披露してくれたアクションに往年のキレが無いのはこの際問題にすべきじゃない。
タイムスリップする展開は予想外で面白かったけれど、敵を倒しても全然スカッとしないし、敵の死に方も微妙でした。
活劇感の薄かったことがワクワクの足りなさに繋がっているのかも。監督が変わるだけで、こうも違ってしまうのか?
大好きな映画である「フォードvsフェラーリ」の監督だから期待していただけにかなり物足りない気持ちでした。
それでも、インディ・ジョーンズの老いを真正面から描いていたことは良かったと思います。己の総決算となる冒険を成し遂げたことで、素晴らしき人生と云う最高の宝を手に入れたインディ。これはさすがにうるっと来ました。まさかインディ・ジョーンズで涙を流すことになろうとは…
「スター・ウォーズ」のハン・ソロや「ブレードランナー」のデッカード、そしてインディ・ジョーンズと、代表的なそれぞれの役の人生を最後まで演じられているわけだから、ハリソン・フォードとは本当に役に恵まれ、幸運にも恵まれた俳優さんなんだと実感。インディ・ジョーンズを最後まで演じてくれたことに心から「ありがとうございます」と言いたいです。
[余談1]
ディズニーの配給になったとは言えシンデレラ城から始まったことに驚かされ、その後にパラマウントのマークが出たことにホッとしましたが、マークの山が現実の風景に重なるいつもの演出が無くなっており、残念に思いました。
[余談2]
マッツ・ミケルセンの怪人感がたまらない。
[追記(2023/12/02)]
吹替版且つテレビで観ると印象が全然違って観れました。映画館で観た時は活劇感が少ないなと感じましたが、全くそんなことなかったです。めちゃくちゃハラハラしました。
家だと「危ない!」とか「そっち行ったらだめ!」とか、声を出して観れるからでしょうか。このシリーズをテレビ放映の吹替版で見慣れていることも関係しているかもしれません。
[以降の鑑賞記録]
2023/12/02:Disney+(吹替)
これで終わりでいいの、、、?
私は「インディージョーンズ」シリーズがスピルバーグ作品、もっといえばルーカスフィルムの中でも一番好きで、1~3のレビューを読んで頂ければ、私のインディー熱がわかって頂けると思うわけだが、はっきり言ってしまえばこんなものがシリーズのラストを締めくくれるとは到底思えなかった。
正直言って不満しかなく、唯一感動したシーンは、ラストにマリオンが再び復活し、一作目の「失われたアーク」の名シーンを再現していたシーンくらい。
まず1つ。
恐ろしいくらいにキャラクターに一切愛着が持てない。
ヒロインも金金言ってる現代の若い女性を象徴したような薄っぺらく、節々で腹の立つキャラクターで、最初から最後まで好きになれなかった。
その相棒のスリの子供も、2作目のショーティーと比べてしまうと申し訳なるくらいにただのガキ。
可愛らしさもなければ飛行機も運転出来ちゃう謎のシーンでしか活躍なし。ただのお荷物。
マッツ・ミケルセン演じる今回の敵も、序盤のシーンからなんで生きてるの?ってくらいピンピンしてて、動機もなんかつまんないし、何か特別キャラが引き立ってるわけでもない。
そして2つ目は、ガバガバな脚本。
そもそもインディーがリタイアした上で改めて冒険に出ようとした理由が「指名手配されたから。」?まじかよ。
動機情けなさ過ぎるでしょ。
それなのに出国は出来るんだ。
ハリソン・フォードの老いのせいだろうが、アクションも銃撃戦ばっかりで、毎回恒例のマッチョとの殴り合いも無し。
そんなんだったら、4でやめときゃいいのに。
見終わったあと、なんかアクションシーンでめぼしいシーンあったか?って聞かれても何も答えられない。
そんな映画でした。
そして終盤のインディーの「帰りたくない」発言。
違う意味で涙出そうだった。
嘘でしょ?あのインディーが?情けないにも程があるでしょ。
今回のヒロインが唯一マトモな事やったシーンがこれ。
何言ってんの?って。まさにその通り。
わかるよ。
息子も失って、奥さんとは別居状態。
考古学教授も引退となりゃ、もう戻る理由も特に無く、おまけに自分のずっと追い求めた時代に来れたわけだから、そう思うのもわかる。わかるけど!!!
あのインディーが、そんなこと言って欲しくないわけ。
そう思っても、説得されて踏みとどまって欲しかった。
あんなカッコよかった憧れの人が、あんな独居老人みたいな事言い出しちゃって。もう悲しい。
ラストシーンも、ベランダに干された帽子取って終わり?これで?????
嘘でしょ。まだ4の方がマシだし、感動もワクワクもキレもない。
そして、息子の死。
なんで殺した?
殺陣のシーンも凄い好きだったから、今作でまた見れると思ってたんだけどなぁ。
なんか事情でもあるのか知らないけど、4のラストシーンで帽子を被ろうとした件を完全に無かったことにしたよね。
次のインディージョーンズは息子なのか!?とか、そういう感動とワクワクを返して欲しい。
まぁ、実際はハリソン・フォードは自分以外にインディージョーンズを演じて欲しくないらしいからそりゃ受け継ぐとかはないのはわかってたけど、、、。
てっきりタイムスリップまでするなら息子を助けに行くのかと思っちゃった。
多分もっと不満あると思うけど、率直に思っただけでもこれくらいある。
個人的にはなんでこんなに高評価なのか全く理解出来ない。
正直ここだけの話、つまらな過ぎてちょっとだけ眠くなっちゃった。
いやー、酷かった。
こんなに好きなシリーズが、こんな形でフィナーレを迎えてしまうのは悲し過ぎる。
シリーズの中で、もう1回見たいと思えない唯一の作品でした。
23-087
冒険活劇の金字塔が15年振りの新作。
追いつ追われつの王道展開に、お馴染みのテーマソング、懐かしい顔。
しっかり楽しさ満喫出来ました😊
齢80の老体ながら流石のアクション。
何処から何処までがスタントなのか
よく分からん❓
次回続編はないんでしょうねぇ😅
ハードルを下げたら楽しめた
定年退職を迎えたインディは過去にナチスから奪ったオーパーツが危険な物であると知り…。
シリーズ5作目。ハードルを下げて鑑賞。テディの心情変化などに違和感はあるが冒険アクションとしては荒唐無稽さに昔を感じ個人的にはそこそこ楽しめました。
結局インディが全く介入しなくても敵役が勝手に自滅していたのでは?と思うけど、その辺りは失われたアークも同じなのである意味伝統芸です。
全624件中、481~500件目を表示