インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのレビュー・感想・評価
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いくつになってもかっこいい
過去作は全て視聴済み。私は中学生の頃からハリソンフォードの大ファンなので、彼がインディを演じる最後の映画ということで楽しみにしていました。
78歳(撮影当時)にも関わらず、当時のイメージがそのまま残っていることに感動しました。さらに、馬に乗ったり飛行機からダイブするなど、高齢者とは思えない身体を張ったアクションに驚き続けました。パートナーのヘレナとテディは魔宮の伝説を連想させる組み合わせで、どちらも頼れる存在として大活躍してよかったです。ラストでは、レイダースにも登場したある人物も出てきて涙が止まりませんでした。
池袋のIMAXで鑑賞したため、インディたちと一緒に冒険している気持ちで楽しめました。街中のカーチェイスや謎を解きながら洞窟を探索するシーンは、ディズニーシーのアトラクションに乗っているような感覚になって興奮しました(それと久しぶりに乗りたくなりました)。また、大迫力の音響でレイダースマーチを聞けただけでも嬉しかったです。
今作のキーアイテム「運命のダイヤル」は、タイムトラベルのような機能がある印象を受けました。こういったSF要素はクリスタルスカルにもありましたが、今回はそこに世界史の話を加えたひねりのある内容になって感心しました。また、過去作の小ネタも豊富で、一部でインディの蛇嫌いを思い起こす場面もあって懐かしくなりました。
その一方で、全体的にライトな雰囲気になっているのが気になりました。監督が変わった影響もありますが、個人的にはディズニー色が強くなっている印象を受けました。スターウォーズ7〜9のときもそうでしたが、ルーカスフィルムがディズニーに買収されたことで、その後に製作された映画はディズニー配給で公開されました。そのためか、今までとテイストがガラリと変わったことで、違和感を覚えるファンが続出して賛否両論になりました。今作でもディズニー特有のファンタジー要素が表れており、物語があっさりしているように感じました。
私が劇場で観る最初で最後のインディジョーンズになりましたが、彼の冒険を見届けることができてよかったと思えるぐらい満足できました。
その時代、確かに彼はそこに居た。
ナチスとの戦いの中で、ビートルズが鳴り響く町中で、月面到達の祝賀パレードの騒ぎの中で、正しくレンジャー部隊顔負けの奮戦振りで戦う大学教授、彼自身こそ歴史的遺産であるかのような考古学者インディアナ・ジョーンズ。前半の若返りもどうなってんだかと不思議だけれど、贅沢に再現された歴史的シーンの狭間で(老骨に鞭打って)活躍するその姿は、本当にその歴史の中に居たと思わせる、正しく「歴史」を描いた、何処までも「考古学の映画」であることに筋を通されていた作品だったと思いました。
と、思いきや、科学者(数学だったか物理学だったか)の登場、「時間の狭間」「タイムトラベル」という概念、まさか、SFの世界にまで話が飛んでいくのかと思いきや、それもまた、何処まで考古学の世界、直にこの目で見たかったであろう、古代の世界にまで脚を伸ばすとは思ってもみなかった。そりゃジョーンズ先生、残りたかっただろうなあ。考古学者にとって見果てぬ夢であっただろうから。でも結末はシリーズ第1作からのファンにとって、綺麗に仕上げられた幕引きでした。
あと一歩で、ジョーンズ先生ご自身が歴史的遺産になってしまうところでしたね。それはそれで、良いシリーズ幕引きであったかも知れませんが。似たような台詞、シリーズ1作目になかったかな。
アラ傘(傘寿)ハリソン、ファンのために頑張る
60台半ばのハリソン・フォードが19年ぶりに頑張る姿にどこかハラハラした前作から16年。設定上70歳のインディを演じるハリソンは撮影時御年79歳。あまり年齢のことは言いたくないが、さすがに心配になる。
オープニングからいきなり、1944年設定の若いインディ(設定上38歳)。「アイリッシュマン」でデ・ニーロやアル・パチーノを若返らせた技術、ディエイジング(モーションキャプチャーを使わず、俳優の過去作の映像データを元に若く加工する)でバキバキに決まった姿で、動きも軽やかに、いきなり「ゴールデンカムイ」終盤さながら(順序としてはゴールデンカムイのような漫画の方が映画の影響を受けた側だが)の活劇を繰り広げる。
でも、顔はともかくアクションはどうやって撮ったのだろう、どこまでハリソン本人がやっているのだろう、ここはボディダブルかな……などと雑念が入る。もちろん、今の時代何とでもやりようはあるのだが。マッツ・ミケルセンも若返っていた。
1969年に移ってリアルハリソンになってからも、お馴染みの展開、お約束のアクションが続く。意外性はないが、それはシリーズ最終作にあってほしい安心感のようなものでもある。大小いろいろツッコミどころはあるものの、それはシリーズ全体に言えることで、口にするだけ野暮というものだろう。ハリソンが老骨に鞭打って、シリーズを締めるために頑張っている姿を拝めることが肝心なのだ。
タイムリープ先の古代に残りたがるインディを見て、若い頃なら学者の分別が働いてそんなこと言わなかったろうに、老い先短いとこういう気持ちになるんだなと思った。
アクションの迫力を補うためか、ヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジがかなり体を張っていた。誠実そうな見た目に峰不二子チックなリアリストキャラだが、終盤突然デレたのは玉に瑕。
アントニオ・バンデラスは、正直観ている最中は分からなかった。最近のバンデラスを別の映画でも観たのに、ふた昔くらい前の濃厚セクシーなイメージを更新出来ないでいる。
マッツ・ミケルセンは軍服姿もりりしくて、相変わらずかっこよかった(個人的には、マッツを観に来た)。ちなみにユルゲン・フォラーは、ヴェルナー・フォン・ブラウンというドイツ人の工学者がモデルだそうだ。彼はナチスドイツでミサイル製作を指揮していたが、戦後アメリカに亡命し、NASAでロケット開発に携わったという。
ヒトラーのせいで戦争に負けたからタイムリープして総統を殺すと言っていたが、ヒトラー以上にナチスの理想を実現出来る人材の当てがあったのだろうか。そこはまあ、本作のノリとしてはどうでもいいか。
ついでにもうひとつ余談だが、「アンティキティラ島の機械」は実在するらしい。1901年にギリシャのクレタ島沖海底から3分の1だけ回収され、ずっとオーパーツ扱いだったが、数年前にUCLの研究プロジェクトによりデジタルモデルが完成している。実物を製作する技術はまだ謎で、ロストテクノロジー的存在のようだ。
アルキメデスのミイラがフォラーの腕時計を着けていたのに、ラストでアルキメデスがダイヤルと一緒に腕時計を返そうとしていたのは齟齬がある気がしたが、インディが気絶した後に、結局腕時計だけ彼にあげたということかな。
Wikipediaを見ると、2008年の前作の公開前後には既に本作を作ろうとする動きは始まっていたようで、それが各段階でなんのかんのあって遅れに遅れた結果今日に至ったようだ。シリーズのファンには何年間が空こうががあまり関係ないのかもしれないが、個人的にはアクション大作は主役が少しでも若いうちに撮っておいてほしい気がした。何だか、自分の祖父母や親が年甲斐も無く体力的な無茶をするのを見ているようで、ハラハラして落ち着かないのだ。
私はシリーズものであっても単品としての出来をつい考えるのでこういう感想になってしまうが、シリーズ愛を前提にしたご祝儀的高評価のほうが、製作者の意図にも沿うものなのだろう。ファンの同窓会という前提があってこそ輝く作品。
シリーズのらしさは堪能できた
ハリソン・フォードがどれくらいアクションできるのかなと思って見始めたら、若い頃のハリソンが冒頭30分くらいで大アクションを披露していて、「そうきたか」という感じ。これはボディ・ダブル的な奴だと思うが、単なるプロローグという位置づけ以上に見せ場にしているのが印象的。やはり溌剌としたインディが見たいだろうと制作陣は考えたんだろう。
インディ・ジョーンズのシリーズらしい世界をまたにかける冒険活劇がありつつも、SF的な要素に思いっきり突っ込んでいく後半の展開は大胆。まあ、「クリスタル・スカル」の時もそうだったが。人類が月の到着に湧いていた時代を背景に、人と科学の関係をアルキメデスにまでさかのぼって問い直すという発想はいいと思う。でも、やはり中盤の三つ巴で秘宝を追いかけるシークエンスが映画としては最も盛り上がるところ。
しかし、昔観た時ほどに血沸き肉躍る感じがしないのはなぜだろう。昔はネットもないし飛行機代も高かったし、世界の景色を観ることが貴重だったけど、今はスマホで景色だけなら簡単に見れるというのも大きいだろうか。観たことのないものを見せてもらった感じがあんまりしなかった。それはしょうがないことかもしれない。
言いたいことは山程あるが、最後は涙目になっていた。
体力的には元気そうだが、インディの老いというテーマを前面に持ってきた最終作。歴史を変えても、もう研究した過去に世界に置いて行ってくれと言うインディの情けなさは、おそらくシリーズ全体を台無しにするのではという否定的見解もあると思うのだが、老いを描く以上、これはこれで納得のいく展開ではあった。
しかし、理屈で考えてNGであることは明白で、命を助けたいというだけでなく、てめえは学者だろうよ、学問を守ってきたんじゃねえのかよとウォンバットが殴り倒すのは素晴らしかった。心情的にインディの弱さはわかる、しかしそれだけでは済まされない以上、若い世代がなんとかしてくれたことに希望がある。この映画を観てよかった、と思えた一瞬だった。
そしてその後のあのひとの再登場と、まさかの1作目でもっとも小っ恥ずかしかったシーンの再現に涙目になっていた。この涙は、ほぼ100%ノスタルジーでしかないとわかっているが、インディとマリオンがやはりお互いしかいないのだという答えたどり着けたことに、フィクションの世界とはいえ心からよかったと思えたのだ。感傷的でズルいが、これだけ長いシリーズだからなし得たラストだと思う。
この2点を除くと、正直、なんでこんなに下手クソで、盛り上がろうにも盛り上がれない冗長な映画にしてしまったのかと呆れる。序盤のアクションで帰りたくなったくらいだが、我慢したのは単にインディ・ジョーンズの最後を見届けようという義務感からでしかなかった。人の命の扱いも、シリーズのルールが変わったのかと思うほど雑で、なおかつ暗い。バンデラスの出し方と消し方とか、事情は知らないが、あんなのでいいと思ってるんだったら心から反省してほしい。意外や小物感をただよわせたマッツ・ミケルセンは良かったです。
インディ=ハリソンにとってこれは最高の花道
シリーズ第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』('81)から42年(←信じられないが)。80歳になった(←さらに信じられないが)ハリソン・フォードが、CGマジックの力も借りつつ、依然として無骨でユーモラスな考古学者、インディアナ・ジョーンズに扮して、歴史を変える秘宝"運命のダイヤル"を求めて、時空を駆け抜ける。それは、インディの、ハリソン・フォードの、我々映画ファンの時空旅行だ。第2次大戦が終結した1944年に始まり、アポロ11号が月面着陸した1969年を経由して、さらに1939年に戻って、果ては紀元前212年にまで遡る物語は、ところどころいささか唐突だが、終始飽きることはない。
マッツ・ミケルセンが演じるナチスの残党、フォラーに加えて、本作ではインディが名付け親であるトレジャーハンター、ヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)がお宝狙いの1人として登場し、インディが追い求める夢とヘレナが追い求める富とを対峙させる新機軸を設定。どっちが勝るかは言わずもがなだが。
最大のお楽しみはラスト近くにやってくる。それは、『レイダース~』で忘れがたい"あのシーン"の逆バージョン。その瞬間、涙ぐんでしまうインディ・ファンは多いはずだ。ハリソン・フォードにとって、これ以上は望めないほどの花道が随所に用意された15年ぶりのシリーズ最終章。とりあえず『お疲れさま』『ありがとう』以外の言葉は思い浮かばない。
事前に出ていた酷評の意味が分からないほど良く出来た作品。シリーズの集大成感が出ている42年間を締めくくる最終章。
本作は事前にアメリカの批評家サイトrotten tomatoにて割と厳しめな評価だったので、そこまで期待せずにいました。
ただ、メガホンをとったのは、これまでのスティーブン・スピルバーグからジェームズ・マンゴールド監督にバトンタッチ。ジェームズ・マンゴールドと言えば、大傑作「フォードvsフェラーリ」「LOGAN ローガン」の監督で、どうしても釈然としないものもありました。
そして実際に見てみたら、息つく間もないほどのアクションの連続で、飽きる事がありませんでした。
展開も、考古学者で冒険家の「インディ・ジョーンズ」シリーズの過去作を良い意味で継承していて、「インディ・ジョーンズ」シリーズならではの展開となっています。
やはりジェームズ・マンゴールド監督作品のクオリティーは高かったです。
本作の冒頭では、第二次世界大戦の末期の、比較的、若かりし頃のハリソン・フォードが演じるインディ・ジョーンズの話になっています。
その後は、1969年の夏に舞台が移り、世の中ではアポロ11号が月面着陸を成功させ、帰還した飛行士たちを祝うパレードが行われたりしています。
インディ・ジョーンズも老後に差し掛かっていて、大学の教授を定年で終えるタイミングとなり、それなりにハリソン・フォードの実年齢と近いインディ・ジョーンズが登場して、物語が進行していきます。
巨匠ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲も決まっていましたし、良くも悪くもお約束的な展開も含めて十分に面白かったです。
シリーズに思い入れのある人ならオマージュシーンもあるので、より楽しめます。
強いて言えば154分は、やや長い時間ではありますが、見ている時には時間を感じさせないほどの展開の面白さがあったので、これは問題ないと思います。
一見すると「このシーンは要らないのでは?」と思えるシーンもありますが、物語に緻密な設定を入れ込むためには必要なシーンでもあったりするので、私は無駄のない構成だと判断しています。
(第二次世界大戦前の1936年を舞台とする)1981年公開の「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」から実に42年が経ち、ハリソン・フォードも今や御年80才。シリーズ5作目となる本作は、これまでの集大成と呼ぶに相応しい作品でしょう。
老いても、なおインディ!冒険は終わらないけど・・・
インディ・ジョーンズのシリーズは、手に汗握る冒険活劇でハラハラドキドキ!どの作品も楽しませてもらえたんだけど・・・
最後のオチが、急に現実離れする超常現象(SFやオカルト)ばかりで、いつも拍子抜けした覚えがあります。本作品も、そんなふうに記憶してたんだけど、思ったより楽しめましたね。
往年のインディを彷彿させるオープニングから始まって、まさに怒涛の展開!
勝ち気な女性と少年のバディは、「魔宮の伝説」を想い出す洒落た設定だったと思います。
とは言え、老いたインディにあの頃ほどの勢いは見受けられなかったかな。 なんか、妙に落ち着いちゃってる気もしました。
三輪バイクの追撃や、洞窟内での攻防とか、見ていてワクワクするシーンの連続ではあるのだけれど、何か違うんだよね。 胸の内から込み上げてくる興奮ってのが、以前の作品ほどの熱量は感じられなかった。
まぁ、自分も年取っちゃったからね。若さに任せてバカを楽しめるって感じでもなくなっちゃったかな。
40年以上にわたって、同じ主人公の活躍が見られるってのも、感慨深いものがあります。ホンッと、この時代に生きていて良かったな。 懐かしい音楽も健在だったしね。 まさに、ハリソン・フォードありがとうって感じの一本でした。
【ネタバレ】
インディ・ジョーンズのシリーズではお馴染みの、おいおいそんなのありかよって感じの結末。 面白いとは思うけど、相変わらずのご都合主義にちょっとね・・・
特に本作品は、今まで以上に大がかりな展開だと思ってたんだけど、今回は素直に楽しめちゃいました。
今までの作品は、ちょっと拍子抜けした印象のものばっかりだったんだけど、何でだろう?
まぁ、あくまで個人的な印象だけど、今までの作品は、リアルな冒険活劇の場面で迫力ある映像の数々が展開されていって、すっかり魅了されたところで、何でも有りの無理矢理なオチをつけられて、ガッカリしてた気がする。 今回の作品は、その冒険活劇の部分でのちょっとした物足りなさから、魅了された感じが少なかったのかもしれない。だから、現実味のないウソ丸出しのオチでも、そんなにショックは感じなかったのかな? まぁ、あくまで個人的な感想です。
インディの頑張りは認めますが、やっぱり老いには勝てなかったかな。
もう一度初期作を観直します!
今みたいにCGも発達してない時代、これどうやって撮影しているんだろうとワクワクしながら没頭して観ていた大好きなシリーズ。4作目も面白かった記憶はあるんですがストーリーはほぼ覚えて無く、昔ほどの熱も冷めてしまって未見だった5作目が金ローで本編ノーカット地上波初放送!観るしかないです!!
インディ・ジョーンズもディズニー傘下になっていたことにまずビックリ。
冒頭若かりしインディがCGの力も借りて大アクション、シリーズのワクワク感を思い出させてくれます。
その後、現代(といっても1969年設定ですが)に戻って80歳と思えないボディをハリソンが見せてくれます。おそらくかなりの節制を続けてらっしゃるのだろうし、そのおかげで本作が観れると思うとさすがスターだとハリソン・フォードに心から感謝です。
今作も世界中を駆け巡って陸海空、車・列車・船・飛行機は当り前、トゥクトゥクでのカーチェイス、馬に跨っての地下鉄線路に飽き足らず、ついにタイムスリップまでして紀元前214年まで飛びリアルアルキメデスとまさかの遭遇!!!
考古学者の血が騒いでしまったのか、そこに残りたいと言い出す始末。
完結編と謳うに相応しく本当に盛り沢山な内容で普通に面白かったのですが、4作目同様昔ほどはワクワクできなかったのは、インディ同様自分自身も歳を重ねて昔ほど純粋じゃなくなったせいなのか、それとも上映時間が長過ぎるからなのか。。。
本作どころか4作目制作発表前、いつだったか覚えてないほど以前のまだ高かった頃にセールかなんかで買った初期3部作のDVD-BOX、時間ができたら一気見しようと未開封のままです。本作を観てそろそろ開けて観ようかなという気にさせられました。
楽しめました!
ハリソン・フォードさんがご無事で良かった
インディ・ジョーンズシリーズの第5作、冒頭から007張りの列車アクション、その後も馬での逃亡やカーチェイスに深海や飛行機、謎の洞窟、タイムトラベルと壮大なアクション活劇の連続。ハリソン・フォードさん80歳を超える歳だから、俄かには信じがたい。当初はジュラシックワールドのクリス・プラットさんが候補に挙がっていたらしいがプロデューサーのフランク・マーシャルさんは「ジェームズ・ボンドのように、他の誰かをインディ・ジョーンズと呼ぶことはない」、スピルバーグさんも「インディ・ジョーンズを演じられるのは、ハリソン・フォードただ一人です」とフォードさんの続投を、フォードさんご自身も「私はインディ・ジョーンズだ。私が去れば、彼も去っていく」とコメントしたそうだ。その後フォードさんは役に備えて毎日のウォーキングや40マイルの自転車乗りなどを始めたそうです。
勿論、過激なシーンはスタントマンありでマイク・マッサさんが務め顔はモーションキャプチャで3DCG処理、ジョーンズの若いころなどは昔のフィルムからAIを使ってデジタル処理でリメークしたそうだ、実によく出来ていました。それでもアクションをフォードさんばかりに頼るのは負担と考えたのか友人バジルの娘ヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジさんも大活躍。
秘宝アルキメデスのダイヤルは勿論、架空の装置ですが元になったのは「アンティキティラの機械」で、紀元前1世紀頃に古代ギリシアで製作された、世界最古のアナログ計算機とされる複雑な歯車式機械です。1901年にギリシアのアンティキティラ島沖の沈没船から発見されました。劇中でも沈没船を探索してましたね。
インディ・ジョーンズの見どころと言えばお宝探しの謎解きでしょうが、どちらかと言うとアクションに寄り過ぎの感、最新技術のおかげでハリソン・フォードさんがご無事で良かったです。
アイデアとしては面白いけど
記録のために、封切時にYahoo!映画に投稿したレビューを移す。
1インディーシリーズ、5作目。アルキメデスが発明したタイムマシンを巡る争奪戦を描く
2 時代背景は、第二次世界大戦及び1969年辺りに加え紀元前。お宝はアルキメデスが発明したいわばタイムマシン的な「運命のダイヤル」。 映画は、戦争末期にナチスドイツが盗んだ「運命のダイヤル」の半分をインディージョーンズが強奪するところから始まる。次いで、時代は1969年に飛び、ナチスの残党とインディとで「運命のダイヤル」の争奪戦が繰り広げられる。 その際、「運命のダイヤル」の意味合いと残り半分の在り処の推理が行われ、最後にはアルキメデスが生きてた紀元前での戦いに巻き込まれる。
3 インディたちが「運命のダイヤル」で時空を超えて移動し、紀元前の戦いに巻き込まれるシーンはアイデアとしで面白いし、アクション場面はスリルがある。 しかし、シナリオの粗さが全体的に目に付く。①ナチスの残党に同行していた国家機関に属するとした謎の黒人女の存在意義が分かりにくいことや②残党が運命のダイヤルを手に入れる目的が戦争の端緒となった1939年に移動しヒットラーを殺害するためとするあいまいさ、③戦争末期に走行する列車から落ちて死んだと思われた残党リーダーのありえない不死身さ、④「運命のダイヤル」を使った時空を超えた移動が1969年の車からいったん戦争中のドイツ基地に行き、そこから飛行機に乗り換え紀元前に行くとする不可思議さ、⑤インディたちを後追いした相棒も何故か紀元前に移動できたこと、⑥相棒が失神したインディとともに、無事1969年にもどれたこと。
これぞフィナーレ!
レイダース/失われたアークが最初に上映されたのは、わたしがまだ小学生の頃。鞭を振り回し、世界を股にかけ、謎解きに活躍するインディ・ジョーンズは10代だったわたしのヒーローだった。そして最後の聖戦を最後にインディ・ジョーンズからは遠ざかっていた。大人になってから見た4作目はラストの未知との遭遇っぷりにちょっと白けてしまった。
そして、今作。走る列車の屋根の上での格闘、狭い路地でのカーチェイス、機関銃に追われ殴り殴られぶら下がり水に落ち火に炙られる。そして絶体絶命の大ピンチで逆転のファンファーレ。全てがインディ・ジョーンズ。40年以上に及ぶシリーズの集大成。映画館で見ればよかったと大後悔。
「この研究のために生涯を捧げてきた。自分はここに残る」というインディのセリフには涙が出た。ハリソン・フォードの年齢的にも本当にこれが最後のインディ・ジョーンズだろう。長年、苦労を重ねたインディに最後に最高のご褒美が与えられて本当によかった。
タイトルなし
続編の作成はやめた方が、、、
ハリウッド映画的な王道の展開です。
ちょっと小狡い女性と、すばしっこい子供がインディを翻弄しながら話が展開していくという昔ながらのインディジョーンズらしい映画になっていました。とはいえ、展開が単調でワクワク感が湧いてこなかった。
失われたアークや最後の聖戦はハラハラ感がありましたけど、今回も同じようなストーリー展開しているんですけど、ハリソンフォードのおじいちゃん感が強すぎて心踊る瞬間がなかったですね。。。
せっかくのインディシリーズなので、もう続編は作らなくても良いのではないか?と思ってしまいます。
シリーズ最高の締めくくり
インディジョーンズシリーズのたぶん最後の映画になるであろう本作。
内容もこれまでを総括するような内容でファンなら十分に満足できる作品になったと思います。
しかし前作で活躍した息子さんが死んだのはビックリしました。
何も殺さなくても…
有終の美。酷評?なんだそりゃ?
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