劇場公開日 2022年10月8日

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「自由業の身には全く他人事とは思えず。」夜明けまでバス停で ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5自由業の身には全く他人事とは思えず。

2022年10月29日
PCから投稿

2020年に実際に起こったバス停でのホームレス殺人事件をモチーフにしていて、社会派作品ではあるものの重たさはあまり無く高橋伴明監督らしいエンターテイメントに。
昼間は手作りアクセサリーを販売、夜は居酒屋で住込みで働く主人公を板谷由夏さんがリアルに演じ、とても真面目な彼女がコロナ渦で仕事も住む処も奪われやむなくバス停で夜を明かすホームレスになる姿は見ていてとてもつらく、全く他人事とは思えませんでした。これは今の時代、誰にでも起こり得る問題でしょう。
政治批判な面も強く、そこを担う古参ホームレス役を小劇場出身の柄本明さん、根岸季衣さんがやっているのが何ともキャスティングの妙!アングラって言葉はもはや死語でしょうか。。
お久しぶりのルビー・モレノさんにも驚かされました。93年「月はどっちに出ている」で映画賞総ナメでしたよね~可愛かったですよね~。

後半の『バクダン』部分は安保や学生運動の時代を知らない世代にはよくわからなかったかも知れませんが、今観るべき作品であり考えるべき問題を提示した一本です。

それにしても、70年代ははるか昔になったんですなぁ。

ごーるどとまと
もりのいぶきさんのコメント
2022年11月13日

ごーるどとまとさん、コメントありがとうございます。

あらら。 ご指摘の通りです (汗) 。
店長とアルバイトが下克上してました。
上手く直せなかったので、このままにしちゃいます。

※マネージャーと店長はどっちが立場が上なんだろう
とか考えながら書いていて、頭がごちゃごちゃした
のかもしれません。

もりのいぶき