劇場公開日 2022年10月8日

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「フィクションを装った『実在の人物達の声を集めた』ドキュメンタリー的作品」夜明けまでバス停で BONNAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0フィクションを装った『実在の人物達の声を集めた』ドキュメンタリー的作品

2022年10月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

順風満帆だと思っていた日々が、コロナという未知の病気によって一瞬で瓦解。
仕事を失くし、住む家を失くし、食べるものもなかったのでゴミ箱を漁って食べるものを得た。
そんなある1人の女性の人生にスポットを当てた本作。

題材は渋谷のホームレス強殺事件によるものと思われますが、それだけではなく、非正規雇用の課題やコロナ禍での飲食店の現状、コロナ以前からホームレスにならざるを得なかった人の現状までしっかり描かれています。

フィクションを装った『実在の人物達の声を集めた』ドキュメンタリー的作品。

多分、ラストの描写でどこかから怒られそうな気がするので、早めにご覧頂いた方が良いかと思います。
個人的にラストの怒られそうな描写を除き(すみません、あの場面についてコメントする勇気がございません)、◯◯作成に関しては、閉塞感漂う現状打破のための策がない=いっそのこと笑い飛ばすしかない=現実逃避の描写なのか、精神的に追い詰められてしまったのか、どちらなんだろうと考えてしまいました。

BONNA