「自分が40代でガンを患い余命宣告を受けたらどう感じるのだろうかと思...」愛する人に伝える言葉 にちさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が40代でガンを患い余命宣告を受けたらどう感じるのだろうかと思...
自分が40代でガンを患い余命宣告を受けたらどう感じるのだろうかと思いながら鑑賞した。
まず、こんな主治医に出会えたら素晴らしいだろうなと思った。そして、ガンは事故のように誰にでも突然訪れ、そして事故よりも「受け入れる」のがつらい。その辛さは、本人だけでなく周囲も同じで、「最後まで闘う」よりも「死んでもいいんだ」というのを自分も周りも受け入れるのがよい。
終盤、「自分は何も成し遂げられなかった」「世の中に1%も影響を与えられなかった」と後悔するシーンが印象的で、はやり人は死に向き合う際、少しでも肯定的に捉えるために「自分の価値」を見出したいものなのだろう。
果たして自分はいま余命宣告を受けたら、後悔しないで余命を過ごせるだろうか。周りに赦しを乞い、自分も赦し、ありがとう、愛してる、さよならと心から言えるだろうか。
そんなことを感じた作品だった。
他方で少し冗長に感じることもあり、「この演出必要?」と感じる部分もあるのが惜しかった。
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