「共感する状況にいるのが」MEN 同じ顔の男たち &さんの映画レビュー(感想・評価)
共感する状況にいるのが
彼女を傷つけることで己の愛の深さを思い知らそうとする男。そして、その傷を癒そうとする女が訪れた場所で起こるトラウマになりそうな恐怖。男の陰は女が無意識のうちに迫ってくる。実に彼女の恐怖を体現できたかのようだ。最後に送った彼への視線、友人が来てくれたことに気づいた彼女の視線が語るもの、彼女の彼への最終判断を物語るようだ。果たしてそれは彼からの解放なのか、己自身の崩壊なのか。
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