「直美ちゃうねん、美香でんねん。」長崎の郵便配達 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
直美ちゃうねん、美香でんねん。
河瀬と川瀬で、漢字も違いますしねw
被爆者のドキュメンタリーとしては、先の「8時15分」と同じく女性監督作品。特にジェンダーを取り上げて話をするつもりは無いんですが、やはり「情緒的」であり「非政治的」と言う共通点は、女性視点ならではなのではないかと思ったりする訳で。
ともすれば。この原爆被害は、政治利用される事がしばしば、と言うか、政治利用しかされないじゃん、ってのがあって。「この世界の片隅に」しかり。政治利用せず、淡々と、そこに生きた人々に焦点を当てる構成が好きです。
ワタクシ、長崎で生まれ育ち、今は広島で生活しています。原爆記念公園も浦上天主堂も、子供の頃の遊び場圏内です。原爆記念像なんて、小学生の頃の写生大会で何枚水彩画を描いた事やら。もうね、滅茶苦茶懐かしい風景の連続ですから。如己堂を通り過ぎ、神学校を右手に眺めながら浦上天主堂に下りて行く坂道。その左手に信愛幼稚園がありました。イヤー、Bloodが通った幼稚園です。被爆マリア像。覚えてます。ただの汚れたマリア像だと思ってました。ヨゼフ像も半壊状態で転がってました。爆風で吹き倒された鐘楼が、天主堂の左手のがけ下から掘り出されたのは、私が小学生の頃でした。海外からの観光客(多くはBackpacker)が天主堂を訪れるのを眺めながら、「こんなツマラナイ場所に何でわざわざ外国から?」なんて思ってました。
大人になり、ミリヲタしている今、思う事は。
世の中、やれ「開戦に至った歴史を」だの、「これはアメリカによる明確な戦争犯罪」だの、「原爆ガー戦争ガー
」だのと騒ぐ人で溢れてますが。今、日本を取り巻く現実を眺めた時の最重要課題は「今、そこにある危機の排除と回避」であることに間違いなく。
2020年、中国が公言した日本を標的にした中距離ミサイルの数は160。核弾頭付きICBMは30。今後10年で10倍にする、とまで言い放ちました。だから台湾・尖閣には口出しするな、と。今、台湾を取り囲んだ中国軍船により、与那国島は事実上、海上封鎖状態。日本のEEZ内にはミサイルが撃ち込まれました。報道機関によると「落下」らしいですけど。ミサイルの「落下」って何よ?いい加減、正しく報道せよ。更には、この有事において、「国会で国葬の是非を審議せよ」、って騒いでる人もいると言う。
そんな暇、ねーよ。
話の通じない相手が核で脅しに来ている中、どうやって命を守るのかについての話をしなければなりません。邪魔すんな。って言いたい。
こんにちは。映画とは関係ないのですが😅
長崎生まれだそうで、去年 旅したのですが、坂 坂 坂で、自転車乗るのはキツイなぁと思い、狭い坂道を代車引いたゴミ収集の人を見て、大変だなあと思いました。