「ほぼほぼ軸が1本で進むストーリー。迷ったらおすすめ。」美しい彼 eternal yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼほぼ軸が1本で進むストーリー。迷ったらおすすめ。
今年148本目(合計799本目/今月(2023年5月度)5本目)。
こちらの作品、公開はかなり前になるのですが、映画の趣旨および公式HPからいわゆるボーイズラブもので、評価として難しいかな…と避けていたのですが、多くの方のレビューを見ていて憲法論的な見方ができるのかな、と思ったのでラスト1週の枠で見に行きました。
原作などは読んだことがなく、いわゆる自己紹介パートはない扱いですが、ストーリーが丁寧なので混乱を招くことがなく、映画の主義主張もはっきりしているほうなので好感が持てます。なお、表現においていわゆる大人の営みほかのシーンは一切存在しません。
個人的な信条をここで書いても仕方がないですが、「他人に迷惑をかけない限り」恋愛その他の「相手方が誰かが重要である行為」は自由になされるべき、というのが信条なので(ただ、日本では、婚姻障害になるに過ぎないが、条例でいわゆるパートナー条例を設けるところがあるなど、理解が進みつつあるいわば「過渡期」の状況が今なのだろうと考えています)、この手の映画の描写では「極端な思想の押し付け」がない限り高評価にしています。
また1か月近くもたったからなのかもしれませんが、1枠しかなくなった鑑賞でもいわゆる「性別アウェイ」は喰らわなかったような…(男女ほぼ半々くらい?)。
確かに原作小説などあるのでそれを超えることはできませんが、それを前提とした作りになっていませんし、映画単体で見ても主義主張は理解できる(男女関係なく自分が好きだと思う人を想い続ける、ということ)ので好印象です。
なお、減点対象として特に見当たる点はないのでフルスコアにしています。
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