銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章のレビュー・感想・評価
全3件を表示
犬死にvs無駄死に
原作や旧作などは未見、今作と藤崎竜版のみ。
今回はいきなり要塞での突撃から始まるため、ケンプの覚悟にイマイチ盛り上がりきれず。
戦果なしでの退場ということもあり、犬死ににしか見えなかった。
また、その後独断で追撃をかけた同盟軍も、単なる無駄死に。
その後は帝国とフェザーンの策謀が中心。
アニメーションとしても作劇としても動きが少ないため、退屈する方も多そう。
今回に限らずですが、TVシリーズ4話分をまとめて上映しているようなものであり、原作もあるため、単体映画のように終盤に盛り上がる構成も難しいのでしょう。
予算やスケジュール面など劇場公開にするメリットもあると思います。
ですが、映画として観る満足感は毎回高くはならない。
『鬼滅の刃』のように映画の尺に合ったエピソードだけ劇場でやる、といった方が、個人的にはありがたいし、作品の印象もよくなるのではないでしょうか。
(毎回割引きもきかないし)
要塞編終了後は幼帝誘拐とヒルダがメインとなる会話劇
ケンプは要塞ごと単身で特攻するもヤンの見事な戦略により潰えてしまう、
部下を逃がし単身で特攻する様は彼らしく立派な最後だった。
それに引き換え同盟軍の一部は残党狩りという見苦しい真似を…
ミュラーは帰還後ラインハルトに大敗を報告するもキルヒアイスの過去の思いにより処罰は免れ、本作戦を立案したシャフトはフェザーンの関与が発覚し大罪人になり、ざまあですね
要塞編終了後は幼帝誘拐とヒルダがメインとなる会話劇
誘拐劇は余りにバカバカしく実行犯曰く全くの茶番のようであるが、これが次の開戦の火蓋になるのだから恐ろしいものである。
誘拐はラインハルトの指示によりわざと見逃させたものなのでケスラーや皇帝警護担当が不憫でならない。
ヒルダはラインハルトやアンネローゼをおもんぱかってアンネローゼに護衛を付けさせるのだが、
このやり取りで少しはラインハルトのアンネローゼへの思いが伝わって良かったと思います。
今回は今更ながら地元の上映館が選ばれたので他県に行かなくてよくなり助かりました。
顔の作画の統一感がない?
今回のパートでちょっと気になったのが顔や目の作画です。
まつ毛バサバサになってる画もあればちょっと寄り目気味の顔もあったり面長すぎたりで全体的に作画の統一感がないように見えました。
前回はそこまで差異を感じなかったのですが今回はちょっと「ん?」と思うような箇所がちょこちょこありました。(特にラインハルトの作画がなんかバランス悪い時がありました)
ストーリーは幼帝誘拐の序盤まで。誘拐するまでの過程をかなり細かく描いています。
丁寧に進めているせいで今回も「ここまでかいw」とツッコミ入れて終わりました。
牛歩の歩みではありますがまあもうすぐ本番に入るのでそこまで我慢します。
そして今更ではありますがヒルダ(CV:花澤香菜)の声に未だに慣れません。
アンネローゼ(CV:花澤香菜)ヒルダ(CV:遠藤綾)フレデリカ(CV:坂本真綾)のシャッフルキャストで観たかったと今でもついつい思ってしまいますw
全3件を表示