「コテコテの恋愛映画」プアン 友だちと呼ばせて ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
コテコテの恋愛映画
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「バッド・ジーニアス」が大変面白かったので期待して観たが、ウォン・カーウェイ色が強い気がした。あのあざとい感じはあんまり好きじゃないんだよなー。WK好きな人は良いかも。
ガン末期で余命幾許もない青年ウードが、直接会って別れを言いたい元カノ3人に、友達に同行してもらって訪ねる。彼女たちのやっと閉じかけた別れの傷痕を広げる行為でもあるが、その後の彼女たちの頑張る姿を知らせることにもなり、再会によって癒しにもなるのだった。
最後に携帯のアドレス帳に残ったのは同行してもらっている友達ボスで、実はこれまでの3人の元カノは前振りみたいなもので、ここに話の全てが詰まっている。ボスは知らないが、トリンドル似の激カワの彼女と2人は、いわゆる三角関係なのだったのだが、ウードはボスに嘘で騙していて、罪ほろぼしを考えていた。
夢を追う彼女、お金の問題、夢と恋愛、恋愛と友情の兼ね合いなど、テーマは手垢まみれだが、そこに死も絡んで、ラストは上手い。音楽も良かった。
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