唄う六人の女のレビュー・感想・評価
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どの女が好きですか?
どう評価して良いかわからない
「ミロクローゼ」の石橋義正監督の最新作。
好みが分かれるだろうな〜と思いながら鑑賞しましたが、私は好みでした♪
面白い切り口だったと思います。
父親が亡くなったと報せを受け、故郷に戻った萱島(竹野内さん)と、その父親の所有していた土地を買いに来た宇和島(山田君)の2人が主人公。
2人は山道を運転中に事故にあい気を失ってしまう。
目が覚めると身体は縛られ監禁されていた!
2人を捕らえたのは美しく奇妙な物言わぬ六人の女。。
冒頭。
人間が足を踏み入れない様な、神聖な雰囲気が漂う森の中。
そこにそぐわない着物姿の美しい女性。セミの死骸をパクッと口へ。。
おいおいおい!完璧な掴み!!
事故のショックから目覚めた萱嶋。その傍らには先程の刺す女・蜂の精(あさみちゃん)がお料理中。
話しかけても虫!あっ!無視(°▽°)
しつこ過ぎるとムチでしばかれる!
はい、良いですね♪
一方の宇和島は宙吊りに!!
こちらもかなりのハードプレイ中!
(山田君、顔パンパンで髪長すぎるしキモいですw フライヤーよぉ!横顔だしシャープに見えるんだがあ!)
一体何が起きているのかわからない!
物言わぬ女達と2人の人間の関わり合いが見所でしょうか。
そして、女達を通して明かされていく2つの真相に迫る!
⚫︎妻に見捨てられ山奥で孤独に生きた父親の目的とは?
⚫︎風呂場で変死した父親の死の真相とは?
サスペンス要素もあり、先読み不能な展開が面白い。
又、萱島と宇和島の対比が効いている。
蜘蛛を殺さない男と蜂を殺す男。
女達への対応も対照的だった。
父親の残した写真を頼りに、萱島も父親と同じ道をたどる。
その過程は父親との和解の道のりでもあったと感じた。
女達から逃げずに理解しようとする感じも父親譲りで、彼女達に呼ばれたのも納得できた。
宇和島はというと、私利私欲だけで行動し、人間の愚かさを代弁したような人物だと思った。
でも大半の人間はこうなのかもしれません。。
自然の恩恵は受けるだけ受けておいて、壊しても知らないフリ。
人間は自然がないと生きていけない。
しかし自然は人間がいない方がいい。
勝手に立ち入って壊して殺生して。。
いつまでも、あると思うな、森と親。
子の、孫の代にまで、美しい豊かな自然は残せるのでしょうか。。
考えさせられました。
あのラストは、、
将来的に人間は(女性)単体で生殖可能になるって事で、男は要らないって事?じゃ、ないですよね??Σ('◉⌓◉’)
本作は、怪しく美しい六人の女が紡ぐ現代版のおとぎ話だと思った。
唄う六人の女
⚫︎刺す女・蜂の精ー水川あさみ
とにかく妖艶で美しい。又しても黒髪おかっぱにしたくなった。幼虫汁は無理です( ; ; )
⚫︎濡れる女・ナマズの精ーアオイヤマダ
水中で踊るシーンは天女のような美しさだった。
私はコンタクトなので水中で目は開けられません( ; ; )
⚫︎撒き散らす女・シダの精ー服部樹咲
ラスボス感があったけど、意外と控えめなシダちゃん。胞子撒き散らして増えたね♪
⚫︎牙を剥く女・蛇の精ー萩原みのり
憎くき宇和島に毒を喰らわせたのは爽快だったけど、アイツにはもっと酷い仕打ちをしても良かったよ。
⚫︎見つめる女・フクロウの精ー桃果
可愛いで出来ている。はぁかわい♡
⚫︎包み込む女・ヤマネの精ー武田玲奈
萱島の恋人かすみと二役。蜂ちゃんと良い雰囲気になった萱島を我に返すw
⚪︎おまけ⚪︎
宇和島に着物を脱がされて、首元が露わになる見つめる女。
どうせならもっとずるっと!!いって、おぱいまで見せて欲しかった。
(最終的に卵、産むんだし)
内容からしてあっても良かった演出じゃないかな、と。。
最近ちゃんと脱げる女優さんがいないのが残念。
ビリーバーズの北村優衣ちゃんは良い脱ぎっぷりで、良いおぱいでした♪
あ!そうそう。
萱島の胸の毛って何ですのん??
やる気スイッチ?!
誰か教えて下さい(o^^o)
完全に売り出し方を間違えちゃってる作品💦
予告から受けた印象で予想していた話と大きく異なったけどそれが良くて結果、凄く好き💕
予告の見せ方だとホラーとかスリラー的な感じだったからそれを期待しちゃうとトンデモナイ感じになるかと(だから結構酷評されちゃってるのではないかと💦)。ホラー・スリラーが苦手なくせに女性達のビジュアルの良さに釣られて観ることにしたあたしにとってはホラー系ではなかったのがかなりのポジティブサプライズ✌️(冒頭のドキドキ感とかグロさはありますが。)あと、俗世のもの代表みたいな山田孝之へのイライラもかなりのものww
なら、何ジャンルなのかというと、あたしの中では『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』の“合わせ技実写版”みたいなイメージかな。
海のもの、空のもの、地のもの。それと人間がしっかり共存する世界。いいね💕
(疑問として残るのは、六人はなぜみんな女性なのか……)
こわーいよ。
舞台挨拶に当選し鑑賞。
主演のお二方が制作に関わっているようであまり色々いいたくないのだけれど。。
描写がこわい。リアル。不気味。
で、最後の大伏線回収。
ただこれは、舞台挨拶で説明があったからわかったかも。
普通にみるのじゃわからない可能性あり。
ほぼ絶対に2度みなければいけない作品。
舞台挨拶でも『2度みてわかるような仕組みになってます』と話されていた。
役者さんは『賢いですね』と言っていたが鑑賞側からすると『ズルー』って。
ただ自分は1度で十分と思ってしまった。。
大切なテーマであることはわかる。
わかった上でみたらより理解できるのだろうけれど
エンドロールに大きなヒントが。
ただエンドロールなんだよなー、もっと早くヒント欲しい。
壮大な環境保全ムービー?
いやぁ…。
最初は、なかなか理解ができなかった。
そして、もっと、違う話かと思いきや…。
なかなか、奥が深いというか…。
もっと明示的に描いても良かったのに…と思うシーンも多々あったり、そのシーン要る?というのもあったりしたけど、なかなか良かった!
ただ、唄ってたか?
森に守られている
…二人を乗せた車が
トンネルを抜けたところで
着物を着た女が立っていた
その女を避けようとハンドルを
交わしたその時…目の前に落石が・・
という衝撃的にはじまり
……引き込まれていく
そして目が離せなくなる
いきものは森に守られ
…そして人間も森を
守っていかなければという
・・メッセージ
森のいきものを女の人で
描いているのもおもしろい。
音楽を含めて
…どこか和と洋を感じます
竹野内さんの自然さがカッコよかった
…水のなかで踊る濡れる女が
素敵でした
森の中に入ると
空気が澄んで心も癒される
森の中は
たくさんの生きもので
バランス良く保たれている
人間もその一つ
森を壊すことは
…生きる場所を失う
と改めて気づかされる
それにしても
六人の女たちのインパクトは凄いね
山田孝之ーーー!!
うまい演技すぎて山田孝之さんが嫌いになるくらい衝撃。
社会派の映画かな?日本書紀や古事記の雰囲気を感じました。女優さんは意味のある言葉を喋らないという不思議な映画でした。
自然豊かでいいんだけど、そんなにこのシーン長くするのか?って気持ちにもなる所も…。
あと、竹野内豊さんの恋人役。某芸人の「あるあるいいたい。あるあるいいたいよ」くらいある事を言わないのに疑問を感じた。
大人の「まんが日本昔ばなし」
「狂わせたいの」系のエロ・グロ・ナンセンスのダークファンタジーを予想して観に行ったら、ちゃんとテーマやストーリーがあることにびっくりしました。
萱島(竹野内豊):東京在住のおしゃれフォトグラファー。恋人は美人。でもまだ父親にはなりたくない。父から相続したクソ山奥の一軒家を売り飛ばすために山へ。元々子供時代は山育ちだが、幼少時に父母が離婚しその後父とは関係が断絶している。クモを殺さない男。
宇和島(山田孝之):地上げ業者のエージェント。物腰は丁寧ですが、蜂を殺す男。彼は現代日本人代表のような男で、その後も無益な殺生を繰り返します。
二人が乗った車が事故を起こし物語が始まります。ストーリーは舌切雀、おむすびころりん、浦島太郎などでわれわれ日本人に馴染みの深い「異界訪問」。二人の男は森の奥の昔話に出てきそうな一軒家に監禁されてしまいます。そこには物言わぬ6人の女が。
刺す女(蜂の精)、濡れる女(ナマズの精)、撒き散らす女(シダ植物の精)、牙を剥く女(蛇の精)、見つめる女(フクロウの精)、包み込む女(ヤマネの精)。
この女たちの個性的な造形と人間たちとの交感の様子が本作の最大の見所です。江村耕市デザインの衣装も見事。ただただ見とれてしまいます。特に子供時代の川で溺れた萱島を救助し去っていくミズフクロウの精がカッコイイ!
異界訪問系の昔話ですと、いいおじいさんは宝物をゲットしますが、萱島は森を彷徨い、記憶をたぐりながら、二つの真相に迫ります。
一つは、妻に見捨てられ、人里離れた山奥で孤立して生きた父親の真の目的。この物語は父と息子の和解の物語でもあります。
もう一つは、宇和島たちの真の目的と風呂場で変死した父親の死の真相。この物語は大いなる陰謀を暴くサスペンスでもあります。
狩猟採集民の一部は「自然と交感する能力」を維持しているそうですが、現代の日本人であるわれわれは、とっくにその能力を失っています。それどころか自然は畏怖すべきものから征服、破壊すべきものへ。文明の発展や生活の欧米化とともに、日本人と自然との関係性も変化してしまいました。ただ、人間は自然がないと生きていけないけど、自然は人間なしで全然OKです。相互依存ではなく、一方向性の依存関係でしかありません。「自然を守る」ためには人間がそこに立ち入らないことが一番。本作の一部は京都大学フィールド科学研究センターが管理する「芦生研究林」で撮影されたそうですが、森の中に入るスタッフと機材は最小限にする、カメラを回すときにスモークなどは焚かない、環境を破壊しないようにガイドをつけるなど、相当に気を使われたそうです。監督はその後も植樹に参加するなど、森の保護と維持活動へ関わっているとのこと。森や自然に対する監督の思いが、画面の美しい自然描写を通して伝わってきます。
萱島が最期に悟った「人間の生まれた意味、理由」とはなんだったのか?シダ植物の精を見ながら萱島の父が言うセリフ、「人間もいつかはあんなふうに単為生殖するようになるかも知れんな」というのは、人間が別の進化の道筋をたどる可能性を示唆しているのでしょうか?あと、萱島の胸に生えてきた宝毛の意味は?このあたりはあまりに壮大過ぎて、私にはよく分かりませんでした。やや風呂敷広げすぎた感も。
萱島と宇和島は冒頭の自動車事故で死んだか、瀕死の重傷を負ってしまい、魂だけの存在となって異界である森をさまよった、本作はそんな解釈も可能なのではないでしょうか。私たちも山で生死の境をさまよう時には、あの女たちに会えるのかも知れません。
妻から見た夫とお父さんとしての一面は違う
あらすじ
写真家の森一郎が父が亡くなったことを電話で知り、相続の為に実家に帰る。手続きを済ませ、売買先の宇和島に駅まで送ってもらう山道で落石と宇和島と森一郎が乗っていた車が衝突する。気づいたら森の奥にいた。森の中で6人の少し変わった女性と宇和島と森一郎の話です。
いまいちなところ
・前半は茶番が多い。
・水の女性が水を自由に操りすぎかな。
・果たして、迷い込んでしまった森は車で落石にぶつけないと行けないのか
・相当宗教ぽさもある
・あらすじに監禁って書いてあるけどこれは監禁って言えるのかな?
・森一郎は正義感があり、有名な写真家だけど冷静さはない
良かったところ
・いいお父さんでした
考察
・森の生き物である彼女らは他に会える方法があるはず。
・森に失踪した親子はなぜ帰らなかったのか?
美しい自然
美しい自然と擬人化美女…眼福。
好みが分かれる作品だと思いますが、私は好きな世界観でした。
NetflixのFirst Loveで初めて知ったアオイヤマダさんがこちらの作品にも出演されていて、独特のダンスに惹き込まれます。
今後の活躍が楽しみな女優さんの1人です。
自然界からの警告
喋らない六人の不思議な女と対称的な二人の男。
六人の女の正体は山の精霊なのかなと最初の辺でなんとなく解る。
ただ、何がしたくて神隠しみたいなことしたのか最後の辺まで理解不能で…。
終盤でそれが解って人間の愚かさに只々啞然としてしまった。
対称的な二人の男の一人山田孝之のクズ男っぷりが清々しいくらいに下衆の度合いがもう凄過ぎて。
ここまでの人間になると、どんな風に育つとこんな下衆になれるのかと気の毒に感じてしまった。
対して優しい竹野内豊演じる萱島にはあんな終わり方になってほしくなかった。
それと女達…何かしてくれるのかと思ったらアッサリ撤退かいな。
社会派‼️❓エコファンタジー‼️❓
イロモノのトンデモのおふざけと思いきや、意外と、骨太の脚本で、映画祭でグランプリ取るフランス映画調の、国際、普遍的で、高潔な、出来栄え。
いや、無理矢理の展開なんだけど、映像と女優の演技と、竹野内豊のリアクションが秀逸。
ストーリー的にはトホホなんだけど、一場面一場面が、素晴らしい、きれいだ。
ねずみ色のカラコンで、なんで森の化身なんだっけ、なんて野暮ですな、メタファーだけで映画を作る力技は評価したい。
事前の予想が低すぎたため、意外と儲けもの。
映画の大画面で、美しい自然と女優を、是非。
余韻泣きが収まらず…
好き嫌いが別れるであろうが、
この蠱惑的世界とやらに、わたしは完全に魅了されてしまいました。
とても美しかった。
音も映像も衣装もストーリーも。
涙が止まらない。
生きてて欲しかったけど、とても悲しかったけど、
父から萱島へ、萱島から、かすみと子どもへ、
そして、この作品を観た人たちへと、その意志は受け継がれて行くでしょう。
日本の森という神秘的な密閉空間で、世界規模のテーマを扱った素晴らしい作品でした。
そして、自然に包まれたり、自然と格闘したりと、
俳優のみなさん、監督やスタッフの皆さんが、
人間の力を最大限に使われたであろう撮影の大変さが想像できました。
皆が一丸となって、この作品に携わられた意味が深く心に響いております。
感動の余韻が半端ないです。
興味あったの?
ド田舎の山中で落石に当たる事故を起こした2人の男が、気づくと謎の女に監禁されており巻き起こる話。
4歳の頃から疎遠の父親が死に、父親が持っていた山と家を売却する為に、父親の家を訪れた帰り道、事故を起こして…。
金を燃やされ携帯壊され、チョコは盗られて腕は縛られと始まって行くけれど、この女達が何をしたいのかさっぱり???
そういえば、包丁で切ったものは使わないのね。
何とか逃げ出してもループしちゃうのはわかったけれど、もう縛らなくて良いのですか?
女達だけじゃなく、男2人もその状況でなにしたいの?
なんとな〜く女達が何を表しているかは見えてきても、何をしたいのかはやっぱりわからん。ただのモブ?
ラスト30分ぐらいからいきなり話しが動きだしたと思ったら、心境の変化に説得力が無さ過ぎて置いてけぼりですw
取ってつけたような実はこういうことを、さも当たり前の様に受け入れて暴走して、そしてまた取ってつけたような行動のエピローグ…自分には刺さらなかった。
ちょっと涙が・・
フクロウに救けてもらったのを思い出した時。森で迷った時は、せめて攻撃されずにいたい、クマにもね。
この監督さん初めて観ました、題材は凄く良かったけど、ラストに向けては少しありきたり。久々見た武田玲奈さんキレイ。竹野内くん✕水川さんは夫婦役もしてましたね。
日本現代ばなし
2023年劇場鑑賞259本目。
予告で怪しい六人の女に拉致された二人の男という感じで、ミザリー的なサスペンスを想像したのですが、ああ、そっちいっちゃうんだ、と。
途中から何見てんだこれ、という感じでした。最後もなんかモヤモヤして終わりました。あのラストにしたかったからああいう展開にしたんだろうけど・・・。
(自分の)理解不足・準備不足?(制作側の)説明不足?
何だか怪しい映画っぽい、そんな予備知識とも言えないような前情報だけで鑑賞。
結果ワタシの脳内は山田孝之さんのごとく、無限ループのエンドレス状態に陥り「こりゃぁ、どうやって終わるんかいな???」得体のしれない気色悪さで気がつくとしかめっ面になっていました。
エンドロールで()付きでハチとかマムシとかナマズとか書かれているのを見て初めて「あーそうだったんだ」みたいな感じ。確かに衣装とか後で思い返すと蜂っぽかったりしてましたよ、だけどスクリーン上に繰り広げられているシーンからは殆ど想起されなかった。
これはワタシの知識不足なのかなぁ・・・
環境問題を刷り込みさせられるイメージ映像のような気もするし、民話みたいな語り継がれる物語なのかもしれないし、色んな意味でインパクトはありました。
それにしても竹野内豊さん、探偵マリコの時の忍者役もそうだけど、あり得ないだろとツッコミ入れたくなる役にもハマっちゃいますね、貴重な役者さんだな。
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