「落ちたというより堕ちた」#マンホール コモさんの映画レビュー(感想・評価)
落ちたというより堕ちた
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思ってたのと違った。
主人公が落ちたあとすぐに「あ、この人誰かに恨まれてて落とされたんだな」って分かったけど、せいぜい婚約者あたりかと思っていた。
(50人とは言わないまでも色んな女に手を出していて、婚約者には実はバレていて友人(永山絢斗)に相談してるうちにそっちでくっついてしまい子供は実はそっちの子供で主人公が邪魔になった位の話を予想しました)
マンホールの中に遺体があるのが分かったときも、子供の頃たウッカリ落としてしまった人とかかと思いました。遺体が新すぎるのはおかしいと思いましたが…
そしたらそこからまさかの展開で、マンホールに落ちた程度のことではとても同情に値しないような堕ちた人間であることが判明していきます。
ラストシーンはどういう意味なのか?
こちら側に委ねて終わりか?安易だな。
面白い題材なのに所々いい加減で昇華しきれていない気がする、そんな映画でした。
ただ、深淵のプリンスがあんな子供にもかかわらず人を傷つけても大丈夫なことが怖くて、ニーチェの言葉のように次に穴に堕ちるのは彼なのかなって匂わせるのは面白かったです。
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