呪い返し師 塩子誕生のレビュー・感想・評価
全138件中、41~60件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
友人に誘われて観ました。赤鬼さんが出てくるのですが、浄化?された後がどう見てもキレイなジャイアンで(笑)キャラも良かったです。呪いなんて無関係と思っていましたが、結構身近というか、普通に生きてたら当たり前な感情が、自分の知らない所で他人に呪いをかけているのだなとわかりました。映画としての全体的な作りは別として、内容は中々面白かったです。
親として、ドキッとしました。
「呪い」って、自分も出してるんだって気づかされてしまった。
びっくり!
塩子一強のストリートファイター
現代の陰陽師でしょうか。
痛快な映画です。
主人公は、若く美しい女性ですが、
依頼者の誠実かつ切実な想いに感応して、
「呪い返し師・塩子」としての使命を果たします。
「呪い」と言っても、
見るものを怖がらせることが目的ではなく、
その原因となる心の誤りについて…
例えば、嫉妬や欲望、自惚れや怒り、無神論など、
普段起こり得る心の有り様が、
呪いの発生原因になってしまうことを
相手に一喝する形で反省させていく内容です。
「類は友を呼ぶ」と言われるとおり…
作中では、登場人物の心の傾向性に応じて、
生霊から地獄霊、鬼や天狗、悪魔まで登場しますが、
各々、神仏の目から見た「正邪」が判定され、
最終的には「お前は悪である」と引導を渡される
シーンは圧巻です。
例えば、天狗という存在は、
典型的な「自己中」で、自惚れが強く、
他人への愛に欠けた存在ですが、これに対しては、
「自分のために世界があると思うな」
「世界のために自分があると思え…それが愛の心だ」
と、その本質的な誤りを一喝していきます。
…全編緊迫した雰囲気であるものの
時折、コメディーが入ります
同時期には「貞子」の関連映画が公開されますが、
おそらく、塩子の手に掛かれば、
貞子も強制的にその誤りを指摘されたうえで
「お前は悪である」と断定され祓われてしまう
ことでしょう。
私はリアルに感じた
「呪い」って、返せるものなんだ!!!!ラッキー。
「呪われたらオワリ」だと思って生きてきました。だから人様の恨みを買わないように、自分を低くして、「いえいえ、私なんか、どーせ」とか。
いやー。こんな塩子的呪い返し師人生も、世の中にはあったんだとびっくりしながら、おそろしい展開に引き込まれていき、塩子のキメセリフに「スッキリ」した自分がいます。
「オレが神だ」っていうどうしようもないバカ男にも勝てるのは、本当の神をバックに持っている人なんだなぁ、と納得。世の中、くそみたいな政治家やお金もってる人が勝ち、みたいな「ズレた価値」が横行していて、それでも、カネと権力とか持っていたら、世の中の大半は言う通りに動かせる。いやいや、そんなもんでもないって、この映画、お嬢様ヒーローなのに、庶民に力を与えてくれる映画です。見て良かったわ。もやもや生きてる人、これ見たら、スッキリすると思うわ。
光やな〜✨
結構おもしろい
何回か観ていくうちに、色々な事が分かってくる映画です!
私は4回観ましたが、1回目だと、「ん?どうしてこれが呪いになるの?」「塩子はいつ呪い返し師として目覚めたの?」などの疑問が残りましたが、3回目で少なくとも上2つの疑問が解けました。また、ガイドブックや関連書籍にも詳しく解説が書いてあるので、そちらを読むともっと理解が深まると思いました!
人の不幸を願うおもいや、自分さえ良ければ他の人は不幸になってもいいというおもいは、現代的な「呪い」に繋がっていきます。また、呪う側、呪われる側それぞれに、お互いを引き寄せ合う原因があるとこの映画から分かりました。呪っている人は、まずそれを自覚し、認めること、呪われている人は、自分の中に呪われるようなおもいがなかったか、その呪う側と似たようなおもい、引き付けるおもいがなかったかをお互いに反省する事で、この世界から「呪い」は徐々になくなっていくと思います。
一人一人がこの映画を通して変わっていくことで、世界中の人は心の底から本当の意味で「呪い」のないより良い世界になっていくと思うので、観れる方はぜひ何度か観る、もしくはガイドブックや関連書籍を読まれることをオススメします!
身近にある話し
最初、『呪い』と聞いて『ホラー映画』のイメージがあり、自分にはあまり関係ない世界なのかな、と思った。
でも映画のなかで、《人の不幸を願う心が呪いなんだ》《身勝手な欲望や嫉妬心から発生する》と言う説明があり、そう言われると自分にもけっこう身に覚えがあるなぁ、と思って見終わった後、反省してしまった。
天童さんのように、口ではキレイなこと並べて心では全然違うことを思っている人は、自分も含めてだけど周りにけっこういる気がした。
私は心の中なんだから何を思おうが人の自由、と思って生きていたが、映画では仏の目から見たらその正邪はいかなるものか………
オムニバス形式で塩子に判定され理由まで説明されていたのでとても勉強になった。
とうとう塩子がやってくる~。
最初は題名どおり呪い返し師塩子だったが、中盤からは名探偵塩子になり、最後は天狗退治までやってのける。
宗教的な意味はわからないが、広い意味では呪いなのだろうか。中盤からは題名の呪い返し師という範疇を超えてしまっているような気がする。
前半と後半では別の映画となり、後半の方は天狗と赤鬼か出てきて面白くなってはくるが、あれ、呪い返しはどこにいった?という疑問がわいてくる。
呪い返しはあくまで念力や結界のような世界の話かと思われるが、見えない世界では赤鬼が金棒で天狗の頭をぶん殴るような格闘が行われているということなのだろうか。
塩で五芒星を書いてお焚き上げをすると、リアルな呪い返し師塩子が現れ、素うどんを食べ、呪いをとき、風とともに消える。
その賀茂野塩子はリアルな世界に財閥の御令嬢として存在し、憑き物としての天狗と格闘する。
それはリアルな世界なのか、異次元の世界なのか?
最後は女子高生による仏教の六大煩悩と思われる発表会で終わる。
話を盛り過ぎて、結局、塩子という存在は何者で、時空を自由に移動できるのか、それはなぜなのかなど、この映画を観ているだけではわからない。
「とうとう塩子がやってくる~」や「素うどん食べたい!」「鍋焼うどん食べたい!」など見ると、もう少しコメディタッチに寄った方がよかったのではないだろうか。
プロデューサーがほとんど素人だとは思われる。
まあ、信者さんが楽しめたらいいのかもしれませんが、それだったら映画館で公開しない方がいいかもしれませんね。
#165
呪い返し師 塩子誕生!
現代のネット空間は呪いに満ちている。
今ありがちな社会問題に対し、呪い返し師塩子が快刀乱麻の如く解決するのは、見ていて爽快である。鑑賞感よし。
ただ、ちょっと疑問なのは、「塩子誕生」の経緯について触れられていないこと。それなら、塩子見参でも良かったのではと思われる。
ぜひ、シリーズ化して塩子誕生の秘話を披露してほしいものだ。
自分なりの基軸が必要
今回は、分かりやすかった
全138件中、41~60件目を表示