劇場公開日 2022年10月7日

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「呪いが現実的な身近なものだとわかった」呪い返し師 塩子誕生  shiokoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0呪いが現実的な身近なものだとわかった

2022年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

見る前はタイトルだけ見て「ホラー系?」とも思ったが、実際に見た後は世界観がガラリと変化した。
呪いは現代にも過去にもそして未来にも存在し続ける現実であるということ。
思いが引き寄せで実現していくように、悪しき思いもまた他人を不幸にし、自らをも不幸にする元凶であるということ。
自分自身が日頃発信している思いや言葉や文字は物理的なパワーを持ち、他人を傷つけ、自分自身をも傷つける諸刃の剣であること。
そうであるなら他人の在り方を問う前に自ら自身が思念している想念の性質を見抜かなければならないと感じた。
人を幸せにしたいのか?不幸にしたいのか?私たちは無意識でどちらかの方向に引き寄せられているのだ。

shioko