「2度目の観賞」恋人はアンバー カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
2度目の観賞
TOHOシネマズシャンテで観ました。冒頭から最後まで既視感バッチリ。どうやら2年前にどっかで観たんだと思います。よほど好きなジャンルなんですね。自分でも呆れました。それと、認知症にも。
1990年代のアイルランドの高校。アンバーは母親のみの片親で、トレーラーハウスを改造したモーテルの娘。父親は理由はよくわからなかったが最近自殺したらしい。エディの父親は職業軍人で、痩せっぽちのエディは一人前の男として父親の期待に応えることができるかどうかビクビクしながら毎日を送っている。同級生からゲイ(ホモ、レズ)の疑いをかけられ、いじめられたり、気持ち悪がられている二人。アンバーは同級生からの嫌がらせ対策のために、卒業するまで付き合っているふりをして、からかわれないようにしょうとエディに持ちかける。同級生同士で付き合っているバカップルたちはアンバーのうちのトレーラーハウスでよろしくやっており、アンバーは放課後彼らから集金して、自分の将来のために貯金している。エディには彼をとてもよく理解しているとてもお利口な弟がいる。アンバーは自分がレスビアンであることを確信しているが、エディの方はハッキリとゲイだとハッキリと自覚しているわけではなく、のらりくらりとごまかしながらやって、徴兵されたら軍隊の中でなんとかやっていけるのではと思う気持ちとの間でフラフラしている。アンバーよりシャイです。
姉さん女房的なアンバーと頼りない弟みたいなエディがちょっと甘酸っぱくて微笑ましい。親友というよりもアンバーの母性愛をむしろ感じてしまいました。ちょっとアンバーは老け顔なので。