1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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時差
主人公がいけすかない。
流暢な京都弁もいけすかない。
結論から言うと「だから?」って感じだった。
世界の時間は丸1日止まっていて、更に彼の時間だけは、もう1日近く止まっていたって事なのだろう。
につけても…停止している中で、花火の音が響いたような気がして、不可解だ。いや最早パニックだ。
アレさえなければ上記のような時間軸だったのだろうなぁとは思える。
オリジナルを見てないので、この物語のキュンポイントが見出せず腹立たしい。
彼女が事故に遭って1年後に再会するのだが…彼の気持ちの変遷も描かれずで共感し難い。せめて彼女の手紙の内容でも描いてくれていれば違うように思うのだけど…。
オリジナルでは「1秒先の彼女」
主人公が女性なのだと思われる。
性別が変わる事による差異はあるにせよ、わざわざ変えたって言う事は、このテーマには男性が主人公の方がいいという解釈があったのだろうと思うけど、その良さが俺にはわからない。いや、寧ろ、けたたましくも愛嬌のある女性を、裏で支える弱気な男子って構図の方がいいんじゃないかとさえ思う。
わざわざ変えた意図はなんなんだろう?
機会があったらオリジナルを見てみようと思う。
正直に思うのは、これは正解だったのだろうかって事だ。コメディだとは思うのだけど、圧倒的にコメディ要素が足りない。
羽野晶紀さんくらいだ。間をはずす事はなく彼女の台詞にいちいち笑ってしまう。
途中、主人公が天橋立を往復する描写がある。彼はせっかちなのだろうけど、バイクはそこまで速くなる理由もなく…あまつさえ運転手が「片道3時間はかかる」と別のシーンで述べてしまう。
…笑えないだろ?いくらなんでも。
オリジナルが良かったからこそのリメイクなのだろうけど、国が違えば文化も感性も違う。俳優が醸し出す印象も違う。主人公たちの魅力で押し切る物語だった可能性も否めないのだ。
オリジナルで得た感動を、余す所なく伝える事は出来ていたのであろうか?
甚だ疑問なのである。
そういや笑瓶さんが出てたな。
当たり前の事だけど、映像だとすこぶるお元気で…ありし日の姿を偲び寂しくもなるなあ。
故人のご冥福をお祈り申し上げます。
▪️追記
皆様のレビューを読むに、時間停止中に撮った写真の件が男→女よりは女→男の方が差し障りが少ないみたいな事が書いてあった。
なるほど、それはそうか。
確かに今作にそこの不快感はなく、純粋に大好きだったんだなぁと見てた。
オリジナルのままだと、確かに悍ましさを感じる人はいるのだろうなぁと思う。…まぁ、わからなくもない。
思い出すだけで、ほっこり。笑みがこぼれます
「怪物」と同じ、二人の目線で同じ場面が描かれる「羅生門」パターンですが、消えた一日の秘密が徐々にわかってきて、それが彼女の彼に対する小さな頃の思い出とも繋がっていて・・・・何か人生すてたもんじゃないなと思うのです。確か主演二人のインタビューで、触れられていましたとおり、からみのシーンがほとんど無いにもかかわらずです。
岡田将生はテレビドラマ「大豆田とわこと三人の元夫」のイケメンでめちゃくちゃ頭の回転が早いのだけど、でも極度に理屈っぽく不器用な元夫・弁護士役を好演していましたが、その流れで「だまっていればモテるのに」彼女ができないハジメ役をやはり好演しています。清原果耶も朝ドラで実は呆然としているような表情がよく似合う女優さんだなと思ってみていましたので、今回の1テンポ遅れるレイカ役がまたハマっていて。
ああよいな。よい。とてもキュートなファンタジー。
何か思い出すだけで、笑みがこぼれて、ほっこりします。
せかせかする岡田将生とモタモタする清原果耶の完璧な組合せ
宮藤官九郎 脚本のドラマは好きだ。
でも宮藤官九郎 脚本の映画はそこまでではなかった。
「1秒先の彼」を観るまでは。
本作は、いつも人よりワンテンポ早いハジメと、ワンテンポ遅いレイカの、タイミングが合わない二人の“消えた1日”を巡る、ちょっと奇妙なファンタジーラブロマンス。
さすがクドカン、時間を操らせたら絶品だ。
既存作品のリメイクが初めてとは思えなかった。
原作は「1秒先の彼女」という台湾映画で、タイトル通り男女の設定が逆らしい。原作の方は見ていないが、思い返せば性別を逆転させたのは正解だと感じるシーンが多々あった。
とにかく主演ふたりの演技が素晴らしすぎた。それに尽きる。
岡田将生は「見た目は100点なのに中身が残念」なハジメの、ちょっとウザいけど憎めないキャラクターを見事に演じていたし、清原果耶は「おかえりモネ」に通ずる”ささやき”系女子の演技が完璧で。もはや吐息のような小さな声で喋る感じが堪らんでした。そして狂気にも近い一途さとハジメへの想いを秘めたあの表情!消えた一日での突飛な行動に観客を納得させられるのは清原果耶の成せる技。この人やっぱり天才だ…
全編に渡り、せかせかする岡田将生とモタモタする清原果耶を堪能した。
監督が抱く京都のイメージ「せっかちなのにのんびり」が本作のテーマにピッタリだからと京都を舞台にしたらしいが、天橋立の景色は美しいし、日本家屋の縁側とか、夏に食べるそうめんとか、手づくりお弁当とか、日本人の心をくすぐるノスタルジックな要素が満載な点も本作の魅力だ。
そのノスタルジーを助長する、本作のもうひとつ大きな魅力がアナログ感だ。レイカは写真部でいつもフィルムカメラを首からぶら下げ、毎日郵便局に通いお手紙を送る。そしてラジオを聴くのが趣味である。ハジメもまたラジオを聴くのが日課で、ラジオDJに悩み相談を送っている。ハジメとDJの軽妙なやりとりが可笑しくて、相談内容が悲しくてもしんみりせずに済むのもいい。(ラジオ好きな自分にとっては嬉しいキャラ設定!)それらレイカのフィルム写真やお手紙が単なる演出アイテムではなく、物語のキーになっているところもよかった。
全体的にはコミカルで微笑ましい作品だが、最後にハジメのもとにレイカが足を引き摺りながら現れるシーンには不覚にも涙がこぼれてしまう。生きててよかった…!(泣)
1つだけ欠点を挙げるとすれば、ポスターデザインが同時期公開の「交換ウソ日記」に似ているがために、キラキラ女子高生ムービーかと思って、危うく素通りしてしまうところだった。主演ふたりのお顔上下に並べるあのデザイン、テンプレなん??
主演2人の圧倒的演技力に周りを固める俳優陣も全員いい仕事してるし、幾多りらさんの主題歌もよきだし、ロケーションも素晴らしく、この夏の思い出になるような、期待以上の作品でした!
1秒先が感じられない
リメイクということでどうしても比べてしまうのだけれど、少しキャラがおとなし過ぎた。
京都弁難しいだろうになぜ京都なんだろうと思ったらラストでなるほど(ここは日本版のほうがわかりやすい)
やはり方言を使用するのは難しい。
京都ではあらゆる不思議が許される。
はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来ていただきました。ありがとうございます。
何故か京都が舞台と言うだけで嬉しくなっちゃいます。好き過ぎて。
何年か前、伏見稲荷大社に行ったんですよ。千本鳥居で有名ですよね。もうね行けども行けども、朱色の鳥居が続きます。そしてYOUの皆様もいっぱい。
YOUのお兄さんが、私に質問して来ました。頂上まであとどのくらい?英語で・・・
知らねえよ‼️
とは・・・言えず・・・アバウト 10ミニッツと知ったようなことを言いました。
でもね、わかるんですよ。このラビリンス感、ロストチャイルド感。不安になっちゃうんですね。このまま異世界に連れて行かれちゃうのか?
でもそれがいい‼️YOUのお兄さんの記憶に残るのは間違いない。
京都ってなにか有る。鴨川のほとりでは学生達が鬼を使った、「ホルモー」なる遊びをやっている。糺の森ではタヌキの一家が人に化けたりしている。時間の経過が逆の美少女もいる。
なんだかわかりますよね?
ここでまるで違う話しになります。私の苗字は20画有るんですよ。小学生の頃から今まで、名前を書く度に
「あーーめんどくせえ!」
山下とか川口とかには分かんねえだろうな。
だから私は漢字の画数とかは常に意識してるんですね。
山口県の方は新潟県の人の気持ちなんか考えた事ねえだろうなあ。でもね・・・新潟県の人は独特な省略をしてるらしい。
唐突にクイズの時間です。
山口県の次に画数が少ない都道府県はどこ?正解は最後で。
なんだこいつ!関係ない話しを長々と語りやがって‼️
すいませんねえ。でも、まあ関係ないような、あるような。
はい。枕終了。簡単にストーリーを。
皇一(すめらぎはじめ 岡田将生)は郵便局員。いつも2番の受け付けにいます。
一は顔面偏差値は高い。しかしコミュ障そんな一に春が訪れます。可愛い桜子(福室莉音)といい感じ。明日宇治花火大会に行く約束を取り付けます。しかし・・・
気づくと1日過ぎていた!宇治川花火大会に行く予定だったのに・・・
警察に飛び込む一。なくしものは昨日。わけわからん。
そんな一に微かに寄り添う女性。長宗我部麗華(清原伽耶)
一は桜子と音信不通になりますが・・・ある日の事です。町の写真屋に自分の写真がある!撮られた記憶もないし、いった事のない場所。どうゆうこと?
そして驚天動地の出来事が!その理由というのが奇想天外!
私は納得しちゃいました。なにしろ京都だしね。
俳優さんについて語らせて頂きます。清原伽耶ちゃんは凄みを増してきた印象です。朝ドラの「朝がきた」「なつぞら」を経て「おかえりモネ」では主役まで登りつめました。映画も多数主演。ほぼ観てる。
きっかけはPerfume,。小さい時から好き過ぎて、ダンス、歌、バレエ、ミュージカルを習い。アミューズのコンテストでグランプリ。
コンテストを受けた理由はPerfumeに会いたいからときっぱり。漢(おとこ)だ。
あのね憧れ過ぎると超えられないんだよ。
野球じゃねえわ‼️
ダンスの経験があるならアクションもいけるね。ミュージカルも観てみたい!清原伽耶のビクトリーロードはまだ始まっただけです。可能性は無限大。
実は大阪出身。お笑いもいけるんとちゃいますか。
インチキ関西弁はやめろ‼️
映画全体の感想としては、良かったほっこりした。最後の表情がね・・・いい‼️
お付き合い頂きありがとうございました。
クイズの答え
石川県と思った方。ハズレです。正解は大分県です。
さらにクイズ
小学校一年生で習う漢字で表記される都道府県が三つあります。山口県、石川県。もう一つは?
暫くしたらコメント欄で発表しますが、言っちゃってもOKですよ。
描写がなんとも
キーとなる「時間」だけど、その時間の描写がとても重要であるのに映像が陳腐に感じられた。
どうしようもない点はあるだろうけど、見せ方にもっと工夫して欲しかった。それがこの恋愛を成就させるためのキーともなるのだから。
コメディ感は感じられるが物語のオチの描写が上記に記した様な作りなので、オチで拍子抜けした感じでした。
けど元ネタの「1秒先の彼女」を観てみたいと思った。
京都に住んだこと無かったら、わからへんのんちゃう?
さらっと気負わず観れて楽しい時間でした。
「洛中・洛外の分け方」とか宇治が何処とか、天橋立まで3時間くらいかかるとか、今まで京都に関わりがなかった人にはちょっと判りづらい所があるかもしれません。
せやけど、そんなん気にならへんくらい「あっ」という間に話が展開してゆきます。
筋書きがしっかりしているので予備知識なく楽しめますよ。
下地になった映画はまだ観ておりませんが、機会をつくって観てみようと思います。
故・笑福亭笑瓶さんの優しい語り口を聞くとほろっとしました。
お疲れ様です、ありがとうございました。
羽野晶紀さんのお姿も久しぶりに拝見いたしました。お美しくナチュラルな演技で「関西小劇場時代からずっと変わらん女優さんやなぁ」と懐かしく思いました。
評論に走りすぎて肩に力がはいりがちなものが多い昨今、入り込める作品でした
日々お疲れ方々へお薦めです。
けどやっぱり京都色が強いな。
絶妙
元ネタ(台湾)は見逃していましたが、レビュー等でボンヤリと認識していました。そして今作。脚本と主演コンビで即決。当たりでしたねぇ。後半になればなるほどに味の出てくる感じ、流石でした。そして脚本の期待に200%で応じる二人。当て書きでしょコレは笑
細かい事を言い出したらキリがないし冷めちゃうけども、ボーイミーツガールの変種として素直に鑑賞すれば、幸せな気持ち満腹で劇場を後に出来る事でしょう。
ショウヘイ、へ〜イ↗
クドカンが手掛けるということでどう料理するのか楽しみだったが…
リメイクにあたり、設定変更として主役ふたりの男女チェンジや舞台を京都にしたりと工夫が見られる。
が、方言のせいか主人公ハジメが若干嫌なヤツになっているのが鼻についた。
レイカの方も、一途さや純朴さがイマイチ伝わらず、ラストの泣きどころも台湾オリジナルに及ばずだった。
オリジナルは青年グアタイがバスの運転手であるので、移動等に不自由はないが、レイカの場合はただの学生なので、余計な登場人物を設定しなければならなくなっているし、名字の下りもこじつけに感じられた。
クドカンならもっとイジって遊んじゃっても良かったと思うが…原作を尊重したか。
ハジメの少年時代役に柊木陽太「怪物」登場!
相変わらず圧巻の演技力(笑)
ストーリー面白い
前半の岡田くんパートはほっこり笑える。
1秒早いが、憎めない奴って感じ。
後半の清原ちゃんパートもゆっくりしてるが、
時間を大切にしっとり生きてる。
不思議な1日になった理由も現実には
ありえないけど面白い。
加藤雅也も地味にいい味出してた。
ラストも良かった😭
台湾ラブストーリーのリメイクに外れなし
岡田将生さんは本当にいい俳優になったと感じた作品。
春まで京都に住んでいたから、懐かしさと可笑しさがたまらなかった。
やはり自然はキレイだし、はんなりする。
イケメンなのにずれてる主人公は岡田さんにはまり役。
清原さんもいつもと違うヒロイン役に自然と感情移入させられた。
本当にうまい。
そして笑瓶さんの遺作。キーになる役だが、笑瓶さんらしい優しさに溢れた姿。涙なしには見れなかった。
台湾ラブストーリーは、期待を裏切らない。
いい意味で騙された。
山下敦弘×クドカンでは観ないわけにはいかず
台湾版は劇場公開時に観ておもしろかったという印象がありながら、細かいところは概ね忘れているという自分の忘却力に驚愕していたが、本作を鑑賞するうちにじわじわ記憶が蘇り、結果かなり楽しめた。
鑑賞前は男女を入れ替えた設定がどうなのか?と思っていたが、原作の、時間が止まっての男のストーカー的振る舞いに対する批判を和らげる意図としてはたしかに正解。ホントは女が同じことやってもヤバいわけだが、それが清原伽耶ってことで許されている気がしなくもない。そもそも今やクールな美人になりすぎちゃった清原が一秒先の彼女だったら、かなりイヤな感じになってしまうし…。
原作には夕暮れの海の中の一本道をバスが通る幻想的なシーンがあった?ので、似たロケーションとして天橋立→京都舞台にしたのだろうか。原作からの改変で辻褄の合わない細部はあるけど、ゆるいラブ・ファンタジーと思えば気にはならず。
最後に、R.I.P.笑瓶。
舞台が京都である意味とは?
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
基本は面白く見ました。
ただこれは本当に申し訳ないのですが、元関西人で京都にも住んだ経験がある私としては、主人公・ハジメ(岡田将生さん)の京都弁への違和感が終始あり、映画に入り込む障害になってしまいました。
しかしこれは主人公・ハジメを演じた岡田将生さんの問題ではなく、この京都弁を許してしまった山下敦弘監督以下スタッフの意識の低さが原因なのだろうと私的僭越思われました。
また、(もちろん例外あって全員ではないと思われますが)京都人は余り本音を言わず回りくどい印象で、大阪人の本音を気にせず言う印象とはずいぶん違います。
(神戸人はまたおしゃれで違う印象‥)
つまり、脚本の宮藤官九郎さんの京都人である(正確には宇治市出身ですが)主人公・ハジメの人物造形からズレがあったのではと伝わって来ます。
脚本の宮藤官九郎さんも山下敦弘監督以下スタッフも、なぜ今回の作品の舞台が京都なのか?をそこまで深く考えずに作品を作ってしまったのではないかと推察します。
一方でレイカを演じた清原果耶さんの振る舞いは京都人としての違和感はありませんでしたが、これはスタッフの意識というより、大阪出身の清原果耶さんの関西土地勘から来る演技の要素が大きかったのではないでしょうか?
宮藤官九郎さん脚本、山下敦弘監督、クセある役も厭わない本来は優れた俳優である岡田将生さん、清原果耶さんの座組で、傑作になる可能性を秘めていただけに、個人的には非常に残念な作品になっていると思われました。
ただ清原果耶さんの今回は可愛らしい演技が相変わらずさすがでしたし、桜子を演じた福室莉音さんも今後活躍して行くのだろうなと感じさせました。
元より作品のストーリーは好みの作風で、一方では面白くは見ました。
クドカンらしさもあるが、解消されない矛盾もある
前半のハジメ(岡田将生)の描写は、クドカンらしくて愉しい。
ハジメ目線がフリで、レイカ目線がオチという構成も、木更津キャッツアイ的で、目新しくは無いが面白く観れた。一瞬、内田けんじ作品なのか?とは思ったけど。
ただ、昼間の花火で時間が止まってからはイマイチだった。
そもそも、レイカが取った行動は普通にキモくないか?
清原果耶さんのような見目麗しい女性なら許せるし、自分も連れ回されてみたいとすら思ってもしまうが、設定通りのパッとしないオタク女子だったら普通に引いてしまはないか?
加えて、ハジメが昨日を失くしたと騒いでいた時点では、同僚のエミリが花火大会でベストカップル賞に輝いたと自慢していたし、現場に駆けつけても花火大会は終わったと言われた。
しかし、止まっていた時間が解かれた時、花火師達の時間も1日止まっていて、日曜日をスルーして月曜日になっていた事が分かる。
つまり、花火大会が行われたのか、行われなかったか判然としせず、明らかな矛盾が生じている。
無論、花火師はたくさんいた筈で、 山内圭哉さん演じた以外の花火師の時間は止まっておらず、花火大会が行われた可能性もある。
ただ、レイカが居た大学や、ハジメが乗っていたバスを含む、かなり広い地域で時間が止まった筈なのに、他の花火師やエリカ等の住民の時間が止まらなかったのも納得しにくい。
更に、ハジメがレイカを幼馴染と思い出してから、363日経つ下りも余計だった。
韓流好きは突然の交通事故に慣れきっているのかもしれないが、ご都合主義だし、あまりドラマ性も感じなかった。
ギリギリなバランス感覚
台湾原作よりテンポがいい。
「清原果耶の出ている作品に外れなし」は継続。
しかし、舞台が京都なんで、洛中洛外の地域差別ネタや、大学生がむさくて偉そうってネタまで、クドカンのさえ渡るポリコレから狩られないギリギリなバランス感がめちゃくちゃ面白かった。
京都の人に感想が聞きたい。
星あげたいのは山々だけど
岡田清原にクドカン、期待しちゃうでしょ!星はやっと2.5かな。オリジナル未見です。
周囲の時間が止まってる時、旗とか揺らさないで!時間が止まってるのに夜にならないで!今ならなんとかできるでしょ。以下略。
みごとな翻案と思うものの
原作は面白かったんだけど「それは、犯罪では」という感じが残ってしまったんだけど、男女を逆にするとそこが消えていいね。
そして前半はヒロインが映らない。「誰なんだろう?」と思いながら観てて「そうだ。清原果耶が出てるから観に来たんだった」って、出てきたときは嬉しくなったね。
そこまでの京都弁のやり取りもいいね。「京都の人、こういうことやりそう」って感じで続くの。岡田将生のアクセントはちょっと違うと思うんだけど、そこはスルーできる感じ。
「妹、いい女優さんだな」と思ってみてて、これも途中で「そうだ、片山友希が出てるから観に来たんだった」と思うのね。
エンドロールで「そうだ松本妃代……」とも思うね。
それで清原果耶パートが始まるんだけど、ここからちょっと萎える。
話は相変わらず面白いんだけど、この「一回やってみせて、その後で『実はこのとき』とやる」形式が、いまの流行りだよね。
クドカンの手にかかれば、そんな流行りの形式で、面白い話を書くのは簡単なんだろうな。
だからこそ、ここまで二つの視点を引っ張る必要なかったでしょ。失われた一日だけを異なる視点でやれば良かったはず。
それでもうまく話はまとまってると思ったんだけど、最後に清原果耶が交通事故にあうよね。これ、いる?
「清原果耶に気づいた岡田将生が一年間待ってました」って言いたいから、二人を引き離しとく必要があるんだけど、その理由で事故による大怪我ってのが安易だよね。そんな作者の都合で登場人物を苦しめないで欲しい。
作為が目についたところが「今一つ」と感じてしまうんだけど、前半の引っ張り方はすごく面白かったし、良い作品だと思うよ。
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