「邪(よこしま)なのに、爽やかです」1秒先の彼 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
邪(よこしま)なのに、爽やかです
こんな脚本ならもう、主要人物3人(男ひとり、女ふたり)の配役さえ間違えなければ、面白くないわけがない‼️
清原果耶さんは、やっぱり映画館がよく似合います。
(原作については何も知らずに鑑賞しました)
熱心なレミゼファンの方からは、一緒にするな❗️とお叱りを受けるかもしれませんが、繰り返し上演されても飽きられることのない〝レ・ミゼラブル〟のように感動ポイントが安定しているので、奇をてらう必要がないストーリーだと思います。
作り手がどうアレンジするか、鑑賞する側はそのアレンジを各々が好きなように受け止めればいい。
冷静に考えたら、相手が何もわかっていない状況で、自分の願望を満たしている彼女の行いは、邪(よこしま)といえばかなり邪な振る舞い。
でも、人間の願望、特に恋愛感情には嫉妬や羨望や独占欲などがつきものですから、基本形としてはネチネチドロドロしています。
それをこんなに爽やかに、後ろめたさのような負の気持ちを感じるスキも与えず描いてしまうのですから、多くの人が共感してしまうのは、自然なこと。
この映画は笑いはあるし、SF的ファンタジーでもあるから、レミゼほど重厚な印象は受けません。
むしろ、夏空の下、スカッと味わう柑橘系のフレッシュジュースのように爽やかです。ビールで例えるなら、じっくり味わうIPA系のクラフトビールというよりも、海水浴場で一気飲みしたくなるバドワイザーやのどごし生という感じ?
梅雨の鬱陶しさをしばし忘れさせてくれる、爽やかで優しい映画です。
画面に反映しないので重複すみません。おっしゃるとおりです、弁当、便座、古き良き京都の長屋での共同生活なのにヤマンバかガンクロの妹。パピコと茗荷のチープ感も最高でした。全て有効打でした。😊
おっしゃるとおりです。弁当、便座、京都の古き良き長屋なのにガンクロギャル。パピコに茗荷のチープ感も最高でした。全て有効打です。コメントイイねありがとうございました😊😊
コメントありがとうございます。
あの映画の件、共感いただけて嬉しいです。
性別設定変更、清原伽耶、あの作業と、意外と共通点が多いんですよね。もちろんクドカンは全く意識してないでしょうが(笑)
台湾版はもっとファンタジー色の強いシーンがあり、そのおかげで相対的に後半の展開の突飛さが薄まって見えて、感情移入しやすくなっている気がしました。おすすめです。