帰れない山のレビュー・感想・評価
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須弥山と8つの山と
「ネパールの人々の世界は8つの山と8つの海に囲まれている。そして彼らの世界の中心には須弥山というとても高い山がある。そこで質問だ。8つの山を巡る者と須弥山を登る者、多くを学ぶのはどちらだろう?」
イタリアの小さな村。ここで生命が生まれ、恋が芽生え、始まりも終わりも大地に包まれてきた。よく笑い、よく食べ、よく遊ぶ...私たちが忘れてしまった素敵な物語。人生のすべてがそこにある...と言いたかったが...
終始静かに話が進む中で、最後にあまりにも重い何かを突きつけてきた。
元来、人間の生はこの作品の中で描かれているようなものだったのだろう。しかし時が経ち、人々は元々繋がっていた世界を切り分けてしまった。
何の脈絡もなく気持ち早めに物語が展開するように映るが、これは全て布石。最後に全部回収する。
原題はLE OTTO MONTAGNEであり、邦題はやや本作のテーマを曇らせてしまっている感が否めないが、当たらずとも遠からずというところだろう。
別に本作を観たから、「現代人は間違っている、文明ではなく自然に戻ろう」などと叫ぶつもりはないし、都会から離れてスローライフを…ということもないです。あまりにも時が経ち過ぎたのです。もう元には戻れません。私たちにとっては、元来の人類の営みこそが「帰れない山」なのです。
山は裏切らない
「俺は山に裏切られたことはない」
言葉にすると意味不明な言葉だが、最後にその意味ははっきりする
鳥葬を選び最後まで山の男として生きたブルーノ
父の意思、友人の意志を残された者の中心に据えた生き方は、永久にその回りを浮遊していくしかないのか?
悲しいがそのことが、人生の理である以上仕方がないのだ。久しぶりにストーリーに引き込まれる映画でした。
イタリア山岳地帯の壮大な自然。父親への確執と2人の少年の生き様❗️ただ寝てしまう😪率も高いから要注意
大人の映画です。
都会の少年ピエトロ 山に連れて行くエンジニアの父、現地の朴訥な少年ブルーノ
この3人の人間模様、反抗期、逆に親に見放され教育機会もない青年
と北イタリア 一部ヒマラヤの壮大な自然が全て
素晴らしい景観、ストーリーもこなれてる のだが
いかんせん 芸術派 でないワシには 展開が遅く
断続的に眠ってしまったズラ😪
でも自然は素晴らしいヨ、山岳地帯
キレットというか氷河というか雪山の亀裂
実の息子ピエトロ都会派 越えられず
野生児ブルーノ楽々超える
それがのちの都会派親子の確執になる。反抗期 31歳で父親死ぬまで
その代わり、家族から見放されている現地人の野生児ブルーノにアレコレ便宜を図ってた
31歳で宙ぶらりんの都会派ピエトロ、やっと父の思いを知り、山小屋建設2人で・・・
という感じ。ネタバレというより、この程度の情報は事前に入れといた方が楽しめる。
とにかく山岳地帯の大自然⛰️と父子、友達の生き様 の骨太だが静かな作品
細かいストーリーはどうでもよろしの壮大な作品。
道を切り開く青年と 不器用土着故に・・
ということで商業ベースで言うと、昔ながらの酪農、製法も少なくなってると有料パンフの受け売り。
有料パンフの中の袋付きの手紙✉️入ってた
東京MERの豪快ポスター挿入版よりも味がありました。
ただ、😪眠ることだけは用心!ある程度予習ネタバレもよし。展開の作品 ではなく リアルタイムで感じる作品だから。
映像美
離れられない山でもある
(オンライン試写会はネタバレがなくてもネタバレ扱い)ぜひ試写会ではなく実際の映画館でみたほうが良いかな
今年124本目(合計775本目/今月(2023年4月度)19本目)。
オンライン試写会で見ることができました。 fanvoice 様には感謝を。
そしてこの映画はその成り立ち上、イタリア文学という知識が求められるところ、そこの部分の補足説明が映画終了後のトークショーでちらっとあったのも良かったです。
この映画はタイトル通り山を描くタイトルですが、日本で山といえば、せいぜい富士山に行くだのといったような話しか出てこないのですが、この映画は舞台がイタリア。イタリアですのでかなりの山もあればいわゆる「山小屋」もあります。この映画はここ(この「ここ」というのは、当然、「山一般」ということ)でお話の大半が進みます。
日本とイタリアは文化がかなり違う部分もありますが、その代表例としては意外なところとして「山」なのかな、と思います。日本にも身近にあるけど、日本で山をテーマにした小説、映画等はあまりみないのに対し、イタリアでは絵本にはじまって幼児向けの本や教科書のレベルでも取り扱われるようです。このため、この映画の原作となる小説も(山文化を体験した当人でないと書けない、という点で)高く評価されたわけです。
もともと映画が原作小説をベースにしていること、また原作小説(アマゾンで買えます)をうんぬん話しはじめるとネタバレになるのでこのあたりできっておきましょう。
ただ、最初に書いた通り、「山のすばらしさ」をテーマとしている以上、試写会ではなく本放送で(また)見てみたいな、と思いました。
なお、若干民法的な解釈が怪しいかなと思える点があるものの(事務管理関係)、そこを突っ込んでも4.5以下にならず、法律的なお話をする趣旨の映画ではないのは明らかなので、そこは全部飛ばしています。
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