「今年イチ。 ファンタスティック!」バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
今年イチ。 ファンタスティック!
ずっと観たかったが時間が合わず最終日にようやく観ることができたのだが超スーパー最低に滅茶苦茶面白かった。ポスターのビジュアルを見ればどんな映画か一発で分かるが想像した10倍下品で10倍アメコミハリウッドパクりまくりでトム・クルーズは実名で出て来るしこんなことして大丈夫か?と心配せざるを得ない99%パロディに支えられた大おバカ映画である。冷静に考えればこの映画がヒットすればDCもマーベルも「少しは権利料をよこせ」と言ってきて当然であろう。決してキワモノではなく劇中劇の映画メイキングものなのだが偉いのはマントの無い分動きやすいバッドマンの格闘アクションシーンが本家以上に良く出来ており主役が事故で記憶を失い自分がスーパーヒーローだと勘違いして転がっていくストーリー展開が素晴らしい。友人が新薬の治験モニターのバイトをしており何度も幻覚を見たりする・・本筋とは全く関係が無く寧ろ進行の足を引っ張るようなあまりにも下品でばかげた小ネタが散乱していてその徹底ぶりに監督・主演のフィリップ・ラショーに敬意を表さずにはおられない。ラストの伏線回収も見事でFinが出るとともに大拍手したくなる。
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