「オッサンが観て何が悪い」劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編 Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
オッサンが観て何が悪い
コチラ平成の伝説のアニメコンテンツですが、某アニメのED曲タイトルみたいな場違い感(アウェイ感)をヒシヒシ受けつつの鑑賞でした。上映2週目のレイト時間帯なのに、女娘が親同伴でワラワラ居る地方田舎の映画館。当然ながら女性客で占められ、久々に肩身の狭い現場でした。
とは言え本作はあまり女児に振らない内容で、対象者として1992年の初期作から2014年以降クリスタル編に渡ってのガチでコアなファン(マニア)向けの印象でした。当然、細かい部分は既知の前提で内容も展開が相当早く、各シーンがろくに説明ナシでチャッチャと進行します。
そこで必ず付いて回る『中の人』問題。個人的にはイロイロ豪華でしたがソレはさて置きましょう。
気になった事ですが、長い『変身詠唱』を作中何度も見せる必要はないかと思われますが、ファンはソレがないとダメ? また折々に迫る敵があまり粘る事なくアッサリ倒され、雑魚キャラ風味で物足りない印象でした。テレビシリーズなら1人ずつ丁寧に盛り付け出来るのでしょうけど、劇場版では尺足らずで勿体ないです。
作品の時代背景が微妙です。原作は平成の初・中期、スマホは勿論携帯電話すらまだ普及途上で、手紙とメール(PCかな?)が混在する不可解な台詞や展開があり無理矢理感を感じました。
スターライツの3人は、他の男子生徒と制服が違うのはナゼ? アイドル枠なのかな? そんな特別感がチョッと不可解ですがコレも原作通りなのでしょう。
服装と言えば、ヴィーナス美奈子(ですよね?)の体操着姿がブルマー着用? コッチはこのご時世に大丈夫か?とワケのワカラナイ心配までしてしまいましたが、ソレはオッサンならではの無粋であり、マーケ上はそんなヤツ対象外なので無問題デスネ。或いはこの辺も原作準処の徹底でしょうか。
ところで本作は、登場キャラ・敵味方双方ほぼ全員の冠詞に『セーラー◯◯』と付いていて不思議な感じです。仲間割れ的な捉え方は合ってる?かどうか。そのせいか台詞の固有名詞も長たらしくて何だか‥‥マァそう云った辺りも含め、一見さんな自分個人としては節々に高い敷居と壁を感じてしまいました。
余談ですがコレも時代ですかね、冥王星は太陽系の惑星から除外され準惑星となりました。またキャラ名『愛野美奈子』だけ『金』が付かないのには何か理由ありましたっけ?
コメントありがとうございます。失礼ながら確かに観客の年齢層はまんべんなくいらっしゃった様な感じでした。プリキュアもそんな感じになるのでしょうか、キュアブラック&ホワイトの活躍に歓喜していた少女達の今は‥‥w
少し、年上の見方からすれば、こんなふうに思うかも、しれないけど、そこが、セーラームーン、私はそういうところが好きです。
私も、おばさんファンだから。
セーラームーン大好きな50代です。カラオケで、月の花、歌ってます。