「覚悟の欠如」きっと地上には満天の星 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
覚悟の欠如
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NYの廃線となった地下鉄のトンネルで暮らすシングルマザーと5歳の娘が、手入れから逃げる話。
他の居住者に娘リトルを預け、日々母親ニッキーは外に仕事に行くけれど、リトルはずっとトンネルの中。
そして手入れが入るという話が聞こえて来て、捕まれば自分は塀の中、娘は施設へという情況下で逃亡することになって行く。
金を貯めて外でなんちゃらとか言っちゃあいるけど、どう考えてもマトモな仕事じゃないしお薬だってねぇ。
その上人の良心は利用して当たり前の他力本願的思考で「何様だ」といわれてる理由も判ってない?
そんな感じの主人公だから、最初からもう何をしても胸クソ悪さしか感じられない。
落ちた今が有りきであっても、少しでも一生懸命さがあれば違うんだろうけど…。
最後は少しだけ大人になった感じはあったけれど、結局これって自分が捕まりたくないだけじゃない?
それによって将来の娘の選択肢での再会という可能性もかなり少なくなった訳ですよね。
言い方は悪いけれどそこまで考えが及ばない底辺ということですかね。
自分が冷静過ぎるのでしょうかね…。
という感じで、胸クソ悪さや娘視点での悲しさややり切れなさは感じられたけれど、母親視点では自業自得でこれっぽっちも感動も共感も出来なかった。
ちなみに「鬼畜」は結構好きなんですけどね…。
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