「自業自得ってこういうことを言うんだろうなぁ…。まさにダメーな人たち。」海上48hours 悪夢のバカンス yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
自業自得ってこういうことを言うんだろうなぁ…。まさにダメーな人たち。
今年217本目(合計493本目/今月(2022年7月度)29本目)。
※ この映画のあと、「ワンピースフィルムレッド」の試写会(ここの映画.comの大阪公演であたった)をみましたが、「ネタバレはダメよ」でありますので、カウントはしますがレビューは避けます。
さて、こちらの映画。まぁいわゆるサメもの、サメものといえばB級。
なのでそんな設定変でしょとか何がどーなってるのかとか物理法則がおかしいだの何だのというのは基本的には(理解不可能にならない限りにおいて)減点対象外です。
ここの予告編などからわかるように、主人公たちの「移動可能領域」は広いようにみえて(泳げばいいだけの話なので)実はものすごく狭いです。水中ジェット1つというような状況だからです。
あれ?この映画5人か6人か出てくるような…。すると5人乗りのってあるんだっけ???というのも気になるかもしれませんが、ここはちゃんと理由があります。
まぁ何にせよ人の警告(実際に被害にあった方の警告)も聞かずに、さしたる準備もせずこういうことをやっているのがもうすごい意味での自業自得ですね。
※ ただ、日本ではこのような「異様に自業自得な水中バイク事故」でも、108に電話すれば助けてもらえますが、それは私たちの税金であることに注意しましょう。
まぁ正直サメ映画である上に移動可能領域が狭いこと、さらに登場人物(サメに食べられて脱落者が出ます)の中で「本当にどーでもいい喧嘩」をしている中なのでサメもうるさいと思ったのかどんどん食われます…。静かにしてればいいのにねぇ…(^^;
いろいろ突っ込みどころはあるとはいえ「これぞサメ映画、100分そこそこでうまくコンパクトにまとめて理解しやすい一発ものを作った」という観点では評価は高いです。
評価は下記を気にはしましたが、大きな傷ではないので0.2として4.8→5.0としています。
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(減点0.2) 作内で登場人物が方角を気にするところがあります。「あの教会の十字架がさっきはあっちに見えたのに今度はこっちに見えている」等です。
この映画、映画でも書かれている通り2泊(昼夜含む)を扱った映画ですが、夜になるともちろんいろいろな星、状況によっては月も出ます。
さて、(映画内ではほぼ満月でしたが)月が出る方向といえば、その方角は東西南北、どこでしょうか??
もちろん、「北極星の方向から北側を推定する」といった話になると、それレベルでも常識論ですが「サメ映画なのでお察しください」になるのはまぁ理解しても、「月のあらわれる場所から方角を特定しようとしない」というのはかなり奇妙に感じました。
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