わたしの幸せな結婚のレビュー・感想・評価
全298件中、141~160件目を表示
話がわかりやすい、世界観・演出・美術が素晴らしい
原作未読で、女優さんや俳優さんのファンでもありませんでしたが、友人の付き添いで観ました。
明治〜大正くらいの時代が舞台で、世界観も脚本も大変わかりやすく没入感がありました。
もちろん恋愛要素はありますが 全体的にファンタジー色強めで、主人公が自分の能力と向き合うところや、家同士の対立の構造は少年マンガっぽいなと。恋愛映画はあまり好きじゃないのですがこれは割と楽しく見れました。
何より好きだったのが建物や着物、光(照明)のきれいさです。1カット1カットがとにかく「美」。女優さん俳優さんの美しさ・演技のいいところを最高に引き出す切り取り方と編集をしています。
正直ここ1〜2年で見た映画の中で群を抜いて当たりでした。オススメです。
春風のような心地良さ
久しぶりに食い入るように観た作品です。
目黒さんのファンで目黒蓮さんと今田美緒さんの美しさに惹かれ観に来ました。この時代背景(実際あった設定ではないですが)衣装全てこの2人が美しくあるための作品でした。
それだけでも良かったのですが、幼い頃から決して幸せではなかった2人が初めて無償の愛というか命をかけて守れる存在に出会い、相手のために戦うところに胸が熱くなりました。美世を旧家から救い出すところなんて叫びたくなるほどの感情になり、清霞の男気に惚れ惚れしました。ストーリーも時間を忘れるほどの展開でコミック作品は見ていませんでしたがとても興味が湧きました。もう数回観たいと思っています。
完成度が高い
タイトルにあるように「完成度が高い」。この一言に尽きます
やはり実写化、しかもジャニーズが主演というだけで私自身躊躇してしまう部分がありますがこの映画はその概念をとっぱらってくれました。
私は原作を読んでいたため、実写化されるとしってから嫌だなと思う事がありつつ、興味本位であまり期待せずに映画館に足を運びました。
やや漫画とは違う部分がありますが、なんと言ってもどのカットも美しかったです。それは役者さん自体がというのもありますが、そもそもの映像や演出が素敵でした。綺麗、、と息を飲んでしまう時もありました。
スローにしたり、あまりみない角度からの撮影であったり、細かい部分まで凝って創られていて想像以上のものでした。
そして主演の目黒蓮さん。
あの役を演じるのは難しさもありつつ、ビジュアル面でも大変な部分があったと思いますが、振り返って初めてその顔を見た時、久堂清霞は目黒さんにしか出来ないと確信しました。
清霞のなかには優しさもありつつ、瞳の奥から哀を感じることもある。それをどのシーンでも感じることが出来て凄くキャストにも大満足でした。
ただ今田さん演じる美世は孤独で暗闇の中にいますがもう少し強さのある女性像がよかったなと個人的には思います。
最後に必ず流れる主題歌。タペストリー。
とても儚く、この映画にぴったりの曲でした。
無論、主題歌も良く本編も凄く良くて想像以上のものでした。実写化で観てよかったと、満足感のあるものは久しぶりでした。ほんとによかった。余韻がじわじわと来るのでまた時間を見つけてみにいこうとおもいます。
スルーしちゃいけない作品でした
とても面白かったです
思ってたよりアクション多め
少女漫画原作で、見たことないし、でも予告見て気になるしと悩んでいたら誘われたので見に行きました。
見る前に1巻だけ無料のを読みました。
原作に近いところもあるし、読んでいたからこそ、異能についてわかりやすいというところはありました。
ただ、原作からイメージしていた大人しい、恋愛多めというよりはアクション多めでした。
オープニングがめちゃかっこいい!
最初にナレーションがあるから、時代背景は原作よりわかりやすい。
天井から降りてくるものとか、そこに祈りを捧げ、踊るところとか、音楽がとてもよかった。
そのあとのシーンは比較的原作に近く、さやかさんのいじめ具合がさすがでした!
途中から原作読んでない領域に入りましたが、ツッコミどころ満載でした。原作だとどうなってたのかが気になりました。
美世が久堂家から連れ去られるところが斬新すぎ。その前から、いかにも偵察されてるのがわかるのに、警備甘すぎ。帝を支えるくらい強力な異能の力があるのに、気づかないわけないでしょう。連れ去られるにしても、警備してる人いないんかーいっ。
ちょっと無理やり過ぎる。
そして美世が実家にいるのがわかって清霞が探しにいくが、どこだーと探し回るのがナンセンス。
過去知ってるんだから、一番に蔵探しなさいよ😅
そして、燃え盛る炎も異常!
清霞が蔵へ美世を助けに入った時も、義母と妹もそこにいるはずなのに、物音すらしない、扉から炎見えるはずなのに叫びもせず、そのあと妹は家のことより、自分と結婚しろとか言ってるのもおかしすぎた。
家燃えてるんだよ?それどころじゃないでしょーよ。
清霞の職場である陸軍にも蔓延した妖を退治しようとするところは、必要以上に長かった。
なんかそれこそ鬼滅とか東京リベンジャーズとかるろうに剣心とか意識した?っていうくらい。
もはや少女漫画はどこいったー?
原作好きの友達が、そっちを期待しただけに残念と言っていたが、私は全部は見ていない分、これはこれで楽しめたのはあったかな。
大正ロマンと異能バトル
原作小説が好きなので見に行きました。
内容的には小説の1~2巻と映画オリジナルの展開をうまく組み合わせた感じで、2時間という尺を考えると上手くやったなと思いました。かなり改変されてる部分があるので原作ファン的には賛否が分かれそうですが、自分は楽しめました。
メインのふたり(美世と清霞)のキャラクターがだいぶ原作よりもとっつきやすくなっていて、違和感を感じつつも映画の表現と尺でわかりやすく感情の変化を示すなら仕方ないかなと思いました。これはこれで悪くないです。
大正ロマンと異能バトルを混ぜた独特の空気感、不気味さや美しさがちゃんと映像化されていて良かったです。あと、対異特殊部隊がわいわいしてるシーンにほっこりしました。
設定イケてる、前半わくわく、しかしクライマックストーンダウン
異能という特殊能力を持つ者が取り立てられているという設定は面白く(多くは特殊能力を持つ者は迫害されるので)、異能の優れた両親・家系に生まれながら「無能」だった美世(今田美桜)の人生がどうなるのか興味を惹かれました。
今田美桜がすっぴんのような顔で出てきても目の大きさに圧倒され、めちゃめちゃ可愛い。
めめ(目黒蓮)がグレーのロングヘアという日本人には難易度高すぎるビジュアルを難なく飛び越え、軍服も和装も無茶苦茶カッコいい。
りゅちぇ(大西流星)も皇子の雰囲気が合っていたし、渡邊圭祐演じる鶴木は、めめと並んで違和感ないイケメン、味方?敵?な感じもミステリアスで素晴らしく、俳優陣の演技は良かったです。
明らかに惹かれあっているが、素直になれないこの二人はどうなるんだろう?と応援したくなったし、世に放たれた蟲がどう影響してくるかもわくわく。
だったのですが……。クライマックスの戦闘シーンと、その背景がうーーーん???
美世と鶴木が何をしているのかが分からないんですよね……せっかく盛り上がっていただけに、クライマックスが???となり、消化不良。
続編ありそうな作りなので、せっかくの面白い設定を生かして欲しい。美術もかなりお金がかかってる感じで、ちゃちくならず映像も美しいのは+です。
少し気になったのは、清霞が冷酷無比とされていること。皆から好かれてるし、部下からは慕われてるし。彼の容姿や家柄に惹かれた人がこれまでは冷たくされてたってことなんでしょうけど、そこがはしょられてるので、皆が設定上言ってるだけって感じでややモヤります。尺からしてしょうがないかな。
あと、これは美世(今田美桜)が主役ですよね? 漫画はどうやらそうらしいですし、映画だけ見ても背景も心情も美世を追っている。めめを主人公にして動員数が上がるなら皆ハッピーかもしれないけれど、流石にW主演ではないだろうか。
主演二人の演技が素晴らしい
涙活によさそうです。
原作を読んで答え合わせしたい
ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」の演出をされた塚原監督作、その脚本家である野木先生が「見たい」と仰っていたので興味があり鑑賞。
原作未読なので今回の実写化は正解だったのか分からないところ。軍人さん一人一人にも皆ストーリーがあるだろうに。
ただ一番に、美世役の今田さんのモノローグの話し方、感情の降り幅で意思を示す声の強弱が素晴らしかった。曇っていた目に光が宿った瞬間もいい。
久堂役の目黒くんはツンデレ坊っちゃんで見た目より幼く見え、それでいて女性のような美しさよりも男性らしい頼もしさが際立っていた。
3日で出ていった嫁候補はどんな人だったのか見てみたいものです。
それよりも印象的だったのは山口紗弥加さんの片眉1つ上げる憤慨演技が最高でした。
初見でも分かりやすくて楽しめました
原作未読、予備知識なしで鑑賞。初見でも分かりやすく、ファンタジーでも架空の大正が基盤なので物語も受け入れやすかったです。
久堂の『美味しい』という言葉に私も美世と一緒に泣いてしまった。今田美桜さんが主演ではと思う。なぜ彼女の名前がトップじゃないのか不思議。冒頭出てきたとき一瞬違う人に見えた。それくらいガラリと見た目の変化が前半と後半であったんだと思う。とても良かったです。
音楽も世界観も好みでした。カメラワークやアクションもいいんだけど、後半スローばかりだったので、次第に焦れったくなってしまった。スピード感が欲しいところ。
前田くんいい役者さんになったなぁ。美世と鶴木(渡邊圭祐さん)が座り込んで話す陽光のシーンはとても綺麗だった。逆に術の不気味さが相対的で際立ったようにも思う。
続編ありそうですね。期待してます。
目黒漣、今田美桜が、渾身の役作りで魅せる異色のラブストーリー
予告編、タイトルから、大正・明治期(推定)のラブストーリーだと思っていたが、全く違っていた。本作は、過酷な運命に翻弄されながらも、貫かれる一途な愛を圧倒的な迫力で描いた異色のラブストーリーである。
本作の舞台は、大正・明治期の日本。幼い時に実母を亡くした異能(超能力)家系の斎森美世(今田美桜)は、継母と義妹に虐待され辛い日々を過ごしていた。ある日、彼女は異能家系の名家当主であり軍人の久堂清霞(目黒漣)への嫁入りを命じられる。彼は非情な人間として知られていた。当初、美世は彼に冷たく扱われるが、それでも献身的に彼に尽くす美世の姿に彼の心は動き、二人は次第に惹かれ合っていく。やがて、災いが起こり二人の運命は大きく変わっていく・・・。
序盤は和風シンデレラストーリーとも言える展開であり、今田美桜の演技が出色である。自身のイメージを完全に消し去り美世に成り切っている。渾身の役作りである。予告編を観た時、美世役が誰か分からなかったほどだ。目黒漣も従来のイメージを払拭して、清霞役に挑んでいる。異能を使う戦闘シーンでの鋭い眼差しに凄味がある。漢という言葉が相応しい。この二人の演技、佇まいが際立っている。作品の世界観を作り上げている。
中盤以降は、異能アクション色が強くなる。特に異能を使う戦闘シーンはCG技術を駆使し、圧倒的な迫力がある。そんな修羅場でも二人は懸命に支え合う。家系によって使える異能は決まっている。代々受け継がれていく。極めて日本的な設定である。個人より家系を重んじた大正・明治期という時代を象徴している。大島渚監督作品『儀式』が頭に浮かんでくる。
ラスト。清霞を救うため、美世は、自身にも危険が及ぶ最強の異能を放つ。戦いは終わる。災いは去る。美世の行動は、清霞への愛に溢れたものであり、熱いものが込み上げてくる。
エンドクレジット後のシーンが意味深である。続編を観たくなる。
本作は、目黒漣、今田美桜が、渾身の役作りで魅せる異色のラブストーリーである。
気負わずに実写
原作ファンなので、想像以上に気さくな清霞様と元気っ子な美世ちゃんにびっくり。
この驚きはディズニーのシンデレラを観たときに似ている。
あのときも元気っ子のシンデレラに楽しませていただき、新しいものを観せていただいた気がしました。
ストーリーも少し違うのと、主役二人の魅力が絶妙に相まって、別のわたしの幸せな結婚として楽しめた。異能という世界観をさすがの映像で、演技力高い若手俳優陣起用で気負うことなく表現できていて、年齢や男女問わず映画を楽しめると思いました。原作未読の方が多く観ることをわかっていてストーリーをかえたり主役イメージをを作ったことが複雑な部分を程よく省くことに成功して、観るひとを映画にはいらせていると思う。
ただし、ストーリーのこの違いは、今回の映画の中では成功しているけれど、現行6巻続き面白くなっている原作に添わせていくには難しそうかなーと思いました。最初は小さな違いでも後々大きく響いて来るので、制作側さんはこれから苦労するかもしれません。
それでも、本作は面白かったので、続編に期待します。
素敵な映画でした
石橋蓮司
全298件中、141~160件目を表示