「今週は「ロストケア」と並んで本命筋かな…。」マッシブ・タレント yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
今週は「ロストケア」と並んで本命筋かな…。
今年99本目(合計750本目/今月(2023年3月度)34本目)。
※ この映画の後、「アルゴナビス」を見て帰宅したのですが、こちらの作品にレビュー需要はないと思うので飛ばします。
有名俳優さんの、その有名俳優さんにまつわる「ネタ」をいろいろ出してくる、ややギャグより(アクションよりととることも可能)という趣旨の映画です。ありそうでなさそうで(人権上の問題?)、新鮮味があってよかったです。
途中から舞台がスペインに飛びますが、スペインに関する知識(スペイン語、スペインに関する地理歴史ほか)は映画内で詳しい説明があるので、そこの部分は「あれば有利」程度です。また、個々個々の説明はやや不足している点な否めませんが(「本人ネタ」が多いため、その方のリアル過去作品等を前提にしたセリフが多々ある)、それでも推測してみることは十分可能な範囲です。
これまで「ありそうでなかったタイプ」の映画で、ストーリーの筋も1ひねりか2ひねり程度で時間軸があっちこっち飛ぶこともなく理解も容易で今週は「ロストケア」と並んで(明日見に行く予定)、ロストケアか本作品が今週の本命対抗になりそうな気がします。
採点上考慮するとなれば「本人ネタが比較的多いため、それがわからないと理解力が落ちる」という点は言えるものの、この映画はそもそもそれが趣旨であり、そのことは予告編ほかで十分に説明がされていたので、「当日何もなくその話をして混乱させる」という状況にはなっていないし、「あれば有利だがわからないと全体がわからない」というようにもなっていないので、減点なし(あるいは、減点しても0.2どまりで、これのみでは切り上げフルスコア扱い)でフルスコアにしています。
このような「有名俳優さんのその俳優さんに関する本人ネタ映画」というのは、どうしてもその趣旨上、「本人の許可・同意がないと作れない」という部分はありますが、今後増えればな、と思ったところです。